大相撲

技能力士1

2019年8月22日

現代は重量級大相撲全盛時代で技能力士は
誠に育ちにくい環境である。七月場所で炎鵬
が技能賞を始めて獲得した。今後どれくらい
受賞していくのか。舞の海は平成6年七月
場所、5回目の受賞が最後の技能賞であり、
これで終わっている。入幕から18場所目で
あり、26歳のときのことである。意外と若く、
短期間であった。

かつては技能賞の常連力士が存在した。どん
な力士か、改めてスポットライトを当てて
みよう。対象は技能賞6回以上の受賞力士と
した。

栃錦の入幕時の体重は75キロなのだから、
かなり小さかった。栃錦が初の技能賞を受賞
したのは、入幕5場所目の昭和24年春場所で
ある。すると技能賞は栃錦のためにある、
と思われるほど技能賞を独占していった。
12場所間に9回の技能賞を獲得している。
栃 錦
<栃錦のブロマイド>

なにしろ栃錦は多彩な技能派であり、出し
投げ、二枚蹴り、内がけを中心におよそやら
ない技はなかった。不動岩にたすき反りを
かけたことがあった。圧巻は5場所連続技能
賞受賞である。大関昇進が決定し、技能賞は
終わりをつげた。そのときでも体重は95キロ
に過ぎなかった。

栃錦後、技能賞を6回獲得したのは信夫山で
ある。リャンコ(二本ざし)の信夫と異名を
とり、もろざしがうまかった。もろざしに
なると速攻の寄りが冴えまくった。土俵の鬼
若乃花が新横綱のとき、初日に顔があった。
これに技能相撲で勝利し、金星をあげた。
ヒントは相撲専門誌の表紙であった。若乃花
の仕切りで右脇があくのを見て、左はいつ
でもはいる。右からさしにいってもろざし
から一気に寄ったのであった。
信夫山 
<信夫山のブロマイド>

(この項目続く)

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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