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■秋6日目 波乱の予感

横綱鶴竜が、大栄翔の果敢な押しにいなしで
対応。しかし、大栄翔はくずれない。ひた
すら押し続ける。鶴竜、かわさんとしたが、
大栄翔つけいって、そのまま向こう正面に
押し出した。鶴竜はまさかの連敗である。
充実・安定・好調の鶴竜はこの2日間でたち
まち失われてしまった。冷静に考えると、
これまで鶴竜の優勝の翌場所の成績は、それ
ほどの成果を残していなかった。
初優勝14勝1敗→9勝6敗
2回目12勝3敗→9勝6敗
3回目14勝1敗→5勝6敗4休
4回目13勝2敗→14勝1敗優勝
5回目14勝1敗→3勝3敗9休
6回目14勝1敗→?
優勝候補といっても鶴竜以外はあげにくい
のが、実情である。その鶴竜がくずれること
になると波乱の始まりになる。それは誰が
優勝するか予想もつかない場所に突入する
ことを意味する。NHKの解説者だった神風
さんは「連敗する力士は優勝できない」と
言っていた。
序盤戦無傷できた貴景勝が遠藤を押し切れず、
はたきに出てつき膝で初黒星をきっした。
6日目が最も貴景勝らしくない相撲内容で
あった。もろささえ感じた一番であった。
その結果、上位では1敗が御嶽海、貴景勝、
遠藤の3人になった。彼らがこのまま突っ
走るとは考えにくい。2敗組が浮上すること
も十分あり得る。上位の星のつぶし合い次第
では優勝ラインは12勝3敗も考えられる。
ここ1年で初優勝が3場所もある。もはや
番付で計れない展開が増えてきている。本来
は横綱が土俵を締めなければならない立場
だが、年齢的にも多くを期待しにくい。混迷
の時代は新しい英雄を求めているが、まだ
まだ時間がかかりそうである。
【大相撲写真館】

190122十日目南門 208

3連休のうち2日は雨のようです。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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