大相撲

■夏千秋楽 大統領騒動と朝乃山の強者未証明

2019年5月26日

千秋楽はトランプ大統領が大相撲を観戦する
特別の日である。大相撲好きだった昭和天皇
でさえしなかった千秋楽観戦である。それも
土俵の近くでという異例さである。そのため、
様々な噂や憶測がとんだ。
1.正面席は買い占められた
2.自由席は販売しない

1がそうでないことが判明したのは、なんと
10日目であった。かなり千秋楽に接近して
いた。ただし、飲食はできないという話に
なった。これは千秋楽直前でなくなった。
当日はびん、缶類はだめで、すべて紙コップ
対応になった。2は半分販売となった。しか
し、当日正面自由席は立ち入り禁止となって
いた。
190526千秋楽幕内 854
<観戦するトランプ大統領(中央)>

千秋楽当日は金属探知機と詳細な手荷物検査
が実施された。ペットボトルは持ち込めない。
館内の自動販売機は休場と表示されていた。
身分証明書の提示という話も出ていたが、
それはなかった。ものをなげたら処罰する、
という紙が配られていた。16時以降はお茶
屋の出方さんは客席に入れないということ
だった。

トランプ大統領は結び三番を観戦するという
話だったが、実際は5番であった。そのとき、
土俵の上はすべて止まり、大統領をお迎え
した。
190526千秋楽幕内 871
<朝乃山(左)対御嶽海>

土俵は優勝を決めた朝乃山が御嶽海と仕切り
を繰り返した。あるいは14日目鶴竜が勝って
いたら鶴竜対朝乃山戦だったかもしれない。
勝負はともかく朝乃山にとっては四つ相撲
の相手のほうが取りやすかったかもしれない。
御嶽海はパワー相撲である。相撲は御嶽海の
パワーが炸裂し、朝乃山後退。最後は御嶽海
が力強く寄り切った。
190526千秋楽幕内 898
<御嶽海が朝乃山を寄り切る>

朝乃山は結局、大関1番、関脇1番、小結
1番、平幕上位1番で2勝2敗の結果であっ
た。これに横綱戦、大関高安戦が加わって
いたらどういう結果になっていたか。前に
強豪を倒してこそ強者の証明と書いたが、
朝乃山は強者であることを証明したとは言い
がたい。

それにしても鶴竜、栃ノ心が連敗して優勝
戦線から大きく後退したことが、場所を白け
させた。注目されない千秋楽の結びの一番は
どこか空しい。

疲れがどっと出ました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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