★アメリカ大統領の大相撲観戦に関して
国技館で観戦する相撲ファンはかなり振り
回された。正面席は買い占められ、締め出さ
れるのではと思った方さえいた。飲食がいっ
さいできず、この暑さの中、水分捕球はどう
なるのか、と心配する時期があった。荷物は
最低必要なものだけに、と自主規制する方も
出たほどである。筆者は早めにいったので、
スムーズに館内に入れたが、時間帯によって
は手荷物検査に長蛇の列ができたと聞いた。
男子トイレの個室が封鎖されていた。そう
いう意味で観客はしんどかった。
★栃ノ心対朝乃山の判定について
栃ノ心のかかとが土俵から浮いていたか、
砂についたか。見えた審判だけの判断を優先
させて決めたのは、あまりにも危うい決定の
方法である。ビデオ、写真を解析して判断を
くだすべきだった。それでもはっきりしない
のなら預かりもやむを得なかった。
昭和44年三月場所、当時45連勝の大鵬が勝っ
ていながら、誤審で負けにされた。その結果
誤審で連勝がストップするという、あっては
ならない歴史の汚点となった。これがビデオ
導入のきっかけとなった。その当時ビデオ
導入にあたり、相撲評論家から水平カメラの
必要性が言われていた。あれから約半世紀
経っても実現していないことが、今回の事態
を招いた。
★優勝した朝乃山の評価は
横綱・大関とフルに対戦していない優勝は
評価のしようがない。朝乃山が対戦した
評価のしようがない。朝乃山が対戦した
のは大関豪栄道一人だけである。これは朝乃
山に限らず、過去の優勝者についても同様で
ある。朝乃山は入幕12場所目の来場所七月
場所で、初めて横綱・大関とフル対戦する。
朝乃山の正確な評価はそこから始まる。
朝乃山の正確な評価はそこから始まる。
★横綱・大関陣について
横綱鶴竜11勝。優勝争いから突如はたきで
自滅して後退したのはいただけない。その後
連敗するなどひ弱さがついてまわった。
頼りにならない横綱を露呈させた。豪栄道、
高安は9勝。ともに負けすぎ。このあたりが
限界か。
★再出場した貴景勝について
中途半端な再出場はするべきでなかった。
明らかに判断の誤りである。しっかり治して
再起をはかるべきである。押しの大受が大関
昇進後急速に力を失った。大受も新大関の
場所は途中休場している。今年の七月場所は
第一日曜が初日である。いつもより場所の
間隔が短いのが気になる。
★栃ノ心の大関復帰について
10勝以上あげての復帰率は25%であった。
それだけに難しいと思ったが、初日からの
連勝でいいスタートが切れたのが大きい。
9勝してから平幕に3連敗したのは、精神的
弱さの表れだった。大関に復帰してもこう
した一面を直さないと苦労しそうである。
★三賞について
今回敢闘賞が朝乃山、阿炎、志摩ノ海と3人
になったのが、いささか多すぎるかなという
印象である。朝乃山は殊勲賞を受賞している
ので、一人選ぶとしたら阿炎である。
★観客をわかせた炎鵬に関して
炎鵬の相撲は注目に値する。100キロ未満が
繰り出す技は見ごたえ十分。技の相撲は近年
失われているだけに貴重な存在。もう一歩
だったが、負け越しは惜しかった。
★最後に場所の採点を
50点。
真夏日が続きます。
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