2019年七月場所チケット事情

五月場所の12日目、七月場所のチケットが
発売された。場所の終盤ということでいさ
さかあわただしい日だった。以前の5日目
発売のほうがまだよかった。さて、七月場所
のチケットだが、コンビニの発券機では10時
0分0秒で土日祝日が×印が表示された。
まさかの展開である。ただし、場所によって
は購入できた方もいた。全体的には購入でき
なかった方のほうが多かった。

七月場所は日本相撲協会と中日新聞の共催の
ため、他の場所よりかなり特殊な面がある。
東海地区の中日系新聞購入者、名古屋さじき
会など抽選だが、優先される面がある。
それだけに先行予約にかける方がいる。先行
予約は定価より利用料、手数料などでどうし
ても高めの値段になる。先行予約は複数あっ
て、会員になれば複数申し込める。抽選だか
ら当選した場合購入できる。
七月場所A
<七月場所の案内>

平日は5月28日午前の段階でまだ販売して
いる。13日目は残りわずかである。これには
6月14日から施行されるチケット高額転売
規正法が関係している可能性がある。チケッ
トを上乗せした額で売ったほうも買ったほう
も1年以下の懲役、100万円以下の罰金が適用
されるという法律である。昨年12月成立し、
いよいよ施行が迫ってきたわけである。

大相撲に関してもあまりの高額に目を白黒
するケースがある。五月場所の7日目マスC
が6万8000円、千秋楽イスCが4万から6万
円というのだから常軌を逸している。まさに
歯止めがきかなく、チケットで一儲けという
ダフ屋が後をたたない。そんな支払い金が
あればほかに使いたくなってくる。
190524十三日目十両幕下以下 003
<国技館正門前右に貼られていた案内>

ただし、転売でも同額や定価以下の場合は
問題ない。チケット専門サイトのなかには
法令順守をうたっているところもあれば、
別の解釈を唱えるところもあるようだ。オー
クションはどうするのか。あるオークション
は現時点では施行前のせいか、上乗せ額で
出回っている。

以前はチケットの販売範囲は限られていた。
それが全国どこでも購入できるように広がっ
た。同時にダフ屋もやりやすくなったといえ
る。にわかダフ屋も出現する要因になった。
6月14日以降チケット専門サイトがどうなっ
ているか、オークションがどうなっているか
でそれぞれの方針が見えてくることになる。

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この記事を書いた人

日本経済新聞で15年間記者を務め、日経HRの編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するフリーライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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