大相撲

■夏14日目 続大物言いと注目の2番

2019年5月25日

前日大物言いの末、かかとが出ていたという
ことで栃ノ心の負けとされた判定について、
その後様々なニュースが流れた。
1.西の審判以外は踏み越したかかとが土俵
外についたかどうかは判断できなかった。
2.西審判放駒(元玉乃島)は「かかとが砂を
連れてきたように思えた」と発言している。
3.ビデオ室では栃ノ心のかかとが浮いて
いたかついていたかの判断はむずかしかった。
4.その結果、目の前でみた判断を優先させ
た。
190524十三日目幕内 982
<栃ノ心勝利と思った瞬間物言いが>

一人の判断に委ねることは大変危険である。
なぜなら人間の目は機械にかなわないからで
ある。放駒審判だって1/1万 秒の動きを
捉えることはとうていできまい。だったら
阿武松審判長がやることは勝負を一時預かり
にし、この後すぐにビデオや写真を徹底的に
検証して白黒をはっきりさせることである。

5.栃ノ心にかかとが出た認識はない
6.西土俵で見ていた正代は「ボクの位置
から近かったけど出ていないようにみえまし
たがね」と証言している。

審判自らの目でビデオや写真を見ることで
ある。それでもどうしても判断がつかない
場合は預かりもやむを得ない。とにかく一人
の判断にすべて委ねることは繰り返し言うが、
危険極まりない。
190525十四日目幕内 1284
<朝乃山、今場所初の大関戦で勝利>

14日目注目の2番。まず、優勝争い単独トッ
プの朝乃山、今場所初となった大関戦から。
豪栄道とは過去1度だけ対戦して敗れている。
立ち合い、豪栄道踏み込んで右四つ。朝乃山
上手取れず、不利な体勢。だが果敢に出て
いって、上手を取ると、土俵際ひきつけなが
ら寄って2敗を守った。

朝乃山が強かった、豪栄道が弱かったという
より勝負のあやが朝乃山に傾いていたような
流れだった。
190525十四日目幕内 1370
<10勝をあげ、大関復帰を決めた栃ノ心>

9勝から足踏みが続いて3連敗の栃ノ心。
だが、今日負けると9勝5敗でいよいよ追い
詰められる。相手は横綱鶴竜。館内は前日
一人判断で負けにされて涙した栃ノ心への
声援が飛ぶ。勝負は栃ノ心の思いがけない
変化により一瞬で決まった。大関復帰の
10勝目達成である。館内は歓喜の座布団が
はでに飛んでいた。

その結果朝乃山の優勝が決定。14日目はこの
2番がすべてだった。

KT夫妻、N氏と観戦。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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