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■夏14日目 続大物言いと注目の2番

前日大物言いの末、かかとが出ていたという
ことで栃ノ心の負けとされた判定について、
その後様々なニュースが流れた。
1.西の審判以外は踏み越したかかとが土俵
外についたかどうかは判断できなかった。
2.西審判放駒(元玉乃島)は「かかとが砂を
連れてきたように思えた」と発言している。
3.ビデオ室では栃ノ心のかかとが浮いて
いたかついていたかの判断はむずかしかった。
4.その結果、目の前でみた判断を優先させ
た。
190524十三日目幕内 982
<栃ノ心勝利と思った瞬間物言いが>

一人の判断に委ねることは大変危険である。
なぜなら人間の目は機械にかなわないからで
ある。放駒審判だって1/1万 秒の動きを
捉えることはとうていできまい。だったら
阿武松審判長がやることは勝負を一時預かり
にし、この後すぐにビデオや写真を徹底的に
検証して白黒をはっきりさせることである。
5.栃ノ心にかかとが出た認識はない
6.西土俵で見ていた正代は「ボクの位置
から近かったけど出ていないようにみえまし
たがね」と証言している。
審判自らの目でビデオや写真を見ることで
ある。それでもどうしても判断がつかない
場合は預かりもやむを得ない。とにかく一人
の判断にすべて委ねることは繰り返し言うが、
危険極まりない。
190525十四日目幕内 1284
<朝乃山、今場所初の大関戦で勝利>

14日目注目の2番。まず、優勝争い単独トッ
プの朝乃山、今場所初となった大関戦から。
豪栄道とは過去1度だけ対戦して敗れている。
立ち合い、豪栄道踏み込んで右四つ。朝乃山
上手取れず、不利な体勢。だが果敢に出て
いって、上手を取ると、土俵際ひきつけなが
ら寄って2敗を守った。
朝乃山が強かった、豪栄道が弱かったという
より勝負のあやが朝乃山に傾いていたような
流れだった。
190525十四日目幕内 1370
<10勝をあげ、大関復帰を決めた栃ノ心>

9勝から足踏みが続いて3連敗の栃ノ心。
だが、今日負けると9勝5敗でいよいよ追い
詰められる。相手は横綱鶴竜。館内は前日
一人判断で負けにされて涙した栃ノ心への
声援が飛ぶ。勝負は栃ノ心の思いがけない
変化により一瞬で決まった。大関復帰の
10勝目達成である。館内は歓喜の座布団が
はでに飛んでいた。
その結果朝乃山の優勝が決定。14日目はこの
2番がすべてだった。

KT夫妻、N氏と観戦。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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