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【7月20日】本名幕内力士

現代の幕内は、本名力士花盛りである。大関
高安、遠藤、正代、矢後とすぐにも浮かんで
くる。さらにもう一人明生。実は明生は下の
名前である。矢後はまだ改名の余地があるし、
明生は下の名前っぽくないからいいとしても、
高安、遠藤、正代は改名のチャンスを失って
しまった、といえる。
190122十日目南門 208
<遠藤>

本名と言えば横綱で唯一本名だった力士が
輪島である。輪島自身は「田中とか渡辺とか
よく聞く名前ではないので」と本名を気に
入っていたかのような発言をしていた。もう
ひとつ輪島が唯一な点は学生出身で横綱に
なった点である。輪島が横綱になった昭和
48年五月場所後から46年以上経つが、未だに
出現していない。
輪島
<輪島>

国技館開設の明治42年夏場所以降、本名幕内
力士が始めて登場したのは昭和戦後である。
昭和28年秋場所に入幕した成山である。山が
つくので四股名っぽいが本名である。本名
力士はけっこういる。
八染
やそめと読む。
及川
長谷川
優勝1回の強豪関脇の佐渡ヶ嶽部屋の力士で
ある。今なら頭に琴の字をつけられ、本名を
四股名にできなかったと思われる。
朝岡
輪島
牧本
丸山
相撲協会が認定している3代目横綱と同名で
ある。これは陣幕説を鵜呑みにしているだけ
で、丸山が横綱であったという確証はない。
丸山
<丸山>

小沼
蔵間
板井
蜂矢
斉須
斉須の最終四股名は寶國だが、幕内12場所は
斉須であった。寶國は十両に落ちたときの
四股名である。
平成にはいっても本名を四股名とした力士は
いる。このあたりは、なじみの名前があるの
では。
出島
優勝して大関に昇進した。出る出る出島と
いわれ、前に出る相撲が出島の相撲だった。
十文字
垣添
片山
里山
境沢
宇良
技の相撲で人気の宇良はケガのため、休場
続きで三段目76枚目まで番付を下げている。
七月場所も休場である。
1705新入幕
<宇良>

発音は本名と同じだが、漢字が異なる例が
以下である。(  )は本名。
明武谷(明歩谷)
今吊り出しはめったに見られないが、明武谷
は起重機と呼ばれ、得意技とした。優勝決定
戦に2度出場した。
明武谷
<明武谷のブロマイド>

宇多川(宇田川)
荒勢(荒瀬)
霜鳳(霜鳥)
しもおおとりと読んだ時期があったが、しも
とりが最終的読みであった。
阿覧(アラン)
ロシアから来た男。元大関の増位山が三保ヶ
関部屋閉鎖にともなって引退した。
最後に本名ではないが母方の苗字を四股名に
したのが、寺尾である。まだ、学生だった
ころ、父からがんとは聞かされないうちに
母が亡くなってしまった。その母への強い
思いがこめられている。

睡眠不足です。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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