大相撲

取口がまるで違った史上初の親子大関

2019年6月2日

琴鎌谷が五月場所幕下2枚目で3連勝3連敗
から勝ち越しを決め、十両昇進を決定した。
琴鎌谷の父は師匠でもある元琴ノ若の佐渡ヶ
嶽である。十両から父の四股名琴ノ若で関取
デビューすることになる。
190512初日幕下以下 1377琴鎌谷対若元春
<2019年5月 琴鎌谷(左)対若元春>

親子関取は10組目である。史上初親子で大関
になったのは、増位山親子である。なお、
この記録は後に父大関貴ノ花、子横綱貴乃花・
3代目横綱若乃花によって破られている。

父増位山は双葉山時代、戦後の混乱期に活躍
した力士である。戦後2回優勝している。
その取り口は頭で当たり、押し込んで激しく
突っ張る相撲だった。突っ張りは手首のバネ
をよく効かせて突き放し、体重をかけるのが
特徴だった。押しは対戦相手に密着し、相手
のわきにあてがい押し上げる相撲を取った。
増 位 山  
<増位山父のブロマイド>

これに対し、子の増位山は柔軟でねばり強い
足腰の持ち主だった。立ち合い手をだし、
相手をけん制してから四つになる相撲であっ
た。左右の外掛け、内無双など多彩な技を
繰り出した。また、引きずるような上手投げ
が最大の特徴だった。大関を期待される力士
ではなかったが、ワンチャンスをモノにした。
増位山
<増位山子>

父のように頭であたることはなかったのは、

理由があった。相撲を取る前は水泳をやって
いた。そのときターンを失敗してプールの壁
に頭を強打し、意識を失ったたことが起因
しているとのことである。

もっとも相撲を離れると、親子大関は歌、
絵画と趣味は共通していた。

ビッグカメラに行ってきました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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