五月場所、豪栄道・高安の両大関は一月場所
同様9勝6敗に終わった。これで豪栄道の
大関の成績は大関在位29場所、242勝172敗
21休、勝率5割8分5厘、2ケタ勝利6場所、
負け越し7場所となった。高安の大関の成績
は大関在位12場所、102勝49敗29休、勝率
6割7分5厘、2ケタ勝利5場所、負け越し
2場所である。
大関の成績は大関在位29場所、242勝172敗
21休、勝率5割8分5厘、2ケタ勝利6場所、
負け越し7場所となった。高安の大関の成績
は大関在位12場所、102勝49敗29休、勝率
6割7分5厘、2ケタ勝利5場所、負け越し
2場所である。
高安はまだ勝率がいい。しかし、クンロク
大関の傾向になりつつあるのが気になる。
豪栄道の成績は9勝6敗以下の勝率である。
大関は9勝でもいい、という見方がある。
しかし、関脇で9勝6敗を何場所続けても
大関にはなれない。なにより9勝6敗の大関
はクンロク大関と揶揄されていた。このこと
からもけして大関の成績が9勝6敗でいい
という見方はされていなかったことがわかる。
8勝7敗は論外である。
15日制以降の大関=三根山以降最高位が大関
の大関時代で1度も10勝以上の成績をあげら
れなかった大関が5人いる。どなただかお分
かりだろうか。
松登 大関15場所在位
前の山大関10場所在位
雅山 大関8場所在位
大受 大関在位5場所
現役では、今度大関に復帰する栃ノ心がいる。
貴景勝は大関在位1場所なので加えなかった。
なお、10勝が1度きりが増位山(大関在位
7場所)である。
また、大関は最大33勝をあげられた力士で
ある、という見方がある。だとしたら大関に
よっては、大関時代は全盛期をすぎて下り坂
の相撲ということになる。なお、筆者は毎場
所大関に優勝争いを求めているわけではない。
白鵬が不在のときはチャンスであったのに
逃したことを指摘しているのである。それ
でも大関には4場所(甘くても5場所)に
1度くらいは、優勝争いに加わっていただか
ないと存在価値を失ってしまう。
最後に10勝以上の成績>9勝以下の成績を
あげた大関をあげておく。
琴風 10勝以上13場所 9勝以下9場所
把瑠都10勝以上8場所 9勝以下7場所
三根山から貴景勝まで38人の大関がいるが、
わずかに2人であることを記しておく。
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