ハチナナ大関とは、8勝7敗(ハチナナ)の成績しかあげられない大関を指す。9勝6敗を揶揄するクンロク大関よりも、さらに厳しい評価である。2025年、大関の琴櫻が3場所続けて8勝7敗に終わり、こう呼ばれた。ただし琴櫻は大関昇進後に3場所連続2ケタ勝利をあげ、いったんは14勝1敗で優勝も果たしている。その翌場所は5勝10敗と大敗した。実力者なのか弱い大関なのか、評価が割れる力士である。
※この記事は2025年九月場所前後の状況をもとにしている。「クンロク大関」という言葉そのものの意味と、歴代で大関時代に一度も10勝できなかった大関についてはクンロク大関とは|意味と歴代の該当大関にまとめた。
クンロク大関という言葉がある。これは9勝6敗の成績しかあげられない大関のことである。だからクンロク大関は大関を揶揄した言葉である。ところが琴櫻はここ3場所、8勝7敗を続けている。クンロクならぬ、ハチナナ大関なのである。

琴櫻は実力者か、弱い大関か
大関昇進後は3場所連続で2ケタ勝利だった。8勝にとどまったのは大関4場所目である。ただし、その翌場所は14勝1敗で優勝を成し遂げた。しかし、さらに翌場所は5勝10敗と大敗している。ここで素朴な疑問がわく。琴櫻は実力者なのか、それとも弱い大関なのか。
優勝は過去の栄光で、現在は弱い大関とみなすのが自然ではある。ただ、いまは横綱・大関が3人しかいない。いわば手薄の状態である。だからこそ弱い大関では困るのである。七月場所の千秋楽、結びの一番だった大の里対琴櫻は、消化試合のような一番になってしまった。

27歳、まだ老け込む年齢ではない
琴櫻は現在27歳である。十一月場所中に28歳になる。老け込む年齢ではない。武蔵丸・日馬富士・鶴竜は、いずれも28歳のときに横綱になっている。その武蔵丸は大関在位32場所だった。これは祖父である先代・琴櫻とならぶタイ記録である。
大関は受難の中間管理職とみなされたことがある。横綱には頭を押さえられ、下からは若手に突き上げられる。強い横綱が3人、有望な若手も3、4人いる。関脇の強い場所は面白いと言われるが、大関の強い場所はもっと面白い。琴櫻は本来、場所を盛り上げるべき存在であり、立場なのである。
ハチナナ大関・琴櫻についてよくある質問
ハチナナ大関とは何ですか?
8勝7敗しかあげられない大関を指す言葉です。9勝6敗を揶揄する「クンロク大関」より、さらに厳しい評価になります。3場所続けて8勝7敗だった琴櫻がこう呼ばれました。
琴櫻は優勝した実力者では?
14勝1敗で優勝した実績があります。ただし、その前後は8勝7敗や5勝10敗と成績が大きく上下しており、安定感を欠くのが評価の分かれる理由です。27歳とまだ若く、これからの巻き返しは十分にありえます。
クンロク大関とハチナナ大関の違いは?
クンロク大関は9勝6敗、ハチナナ大関は8勝7敗で、ハチナナのほうが1勝少ない分だけ評価が厳しくなります。言葉の意味と、歴代で大関時代に一度も10勝できなかった大関はクンロク大関とは|意味と歴代の該当大関にまとめています。
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