大相撲

横綱勝率からみた横綱

2019年6月23日

将棋で一番伝統のあるタイトルが名人である。
しかしこのタイトルを通算5期保持すると
永世名人を名のれる。そうでない名人とは
区別されている。しかるに相撲界はどんなに
強くても弱くても横綱というひとくくりに
されてしまう。大横綱とか名横綱ということ
は、あっても、あくまで呼称であって、定義
があるわけではない。元大横綱の○○と紹介
されるわけではない。実際横綱といっても
あまりにもピンからきりまでありすぎる。
まず横綱を横綱勝率という側面からみていこ
う。対象は横綱が実質地位化した常陸山以降
とした。

常陸山から稀勢の里まで横綱は50人いる。
そのなかで横綱勝率8割超えはわずか14人
しかいない。いずれもかなりの強豪といえる。
横綱勝率の8割は15日制では12勝3敗に相当
する。なお、引き分け、預かりは0.5勝0.5敗
として計算している。引き分けを除外した
勝率では1勝9引き分けが9勝1敗の上に
くる。これはあまりにも不自然すぎる。

常陸山 0.833
太刀山 0.955
大錦   0.882
栃木山 0.905
常ノ花 0.801
玉錦   0.850
双葉山 0.882
大鵬   0.858
玉の海 0.867
北の湖 0.813
千代の富士0.848
貴乃花 0.813
朝青龍 0.836
白鵬   0.879

常陸山から常ノ花までは東西制の勝率である。
同じ方屋の力士とは対戦しない。2代目梅ヶ
谷と太刀山の横綱同士の一戦はついに実現
しなかった。東西制ではどうしても数字は
割り引かれる。それでも太刀山の勝率9割
超えは驚異である。人によっては太刀山を
雷電為右衛門とともに史上最強にあげている。
太刀山、
<太刀山のブロマイド>

玉錦の横綱時代はすべて系統別で12場所戦っ
た。双葉山は系統別で4場所、東西制で13場
所横綱を務めた。照國戦が少ないのは東西制
のせいである。大鵬は58場所横綱に在位した
が、系統別で19場所、部屋別で39場所務めた。
玉の海から白鵬まではすべて部屋別である。
白鵬は現役だから今後数字は変化するが、
現時点では部屋別最高の横綱勝率である。
180923千秋楽表彰 1151
<部屋別制最高横綱勝率の白鵬 旗手炎鵬>

玉の海は現役で亡くなられたため、横綱在位
が10場所と短く、晩年の数字がないため、
勝率は高い。それでも腰で取る相撲は双葉山
と比較する楽しみがあった。相撲は抜群の
安定性があり、負ける気がしなかった。

彼らに続く勝率0.767以上の横綱はどれくら
い、いるのか。これは15日制では11.5勝に
相当する。

羽黒山 0.788
栃錦   0.777
初代若乃花0.793
北勝海 0.767
曙     0.780

5人しかいない。羽黒山、栃錦、初代若乃花
は時代を築いた。北勝海は千代の富士の陰に、
曙は貴乃花の陰に隠れてしまった。わずかに
届かなかったのが、横綱勝率0.766の輪島で
ある。

ワースト横綱勝率はどうか。大関時代より
弱くなった横綱もいる。まず勝率4割台、
5割台から。
鳳      0.590
宮城山  0.562
武蔵山  0.5
前田山  0.471
栃ノ海  0.596
稀勢の里0.5
宮城山は大阪から来た横綱だが、成績は東西
合併以降の成績である。前田山の勝率は史上
最低の横綱勝率として今も破られずに残って
いる。栃ノ海は綱の重さにつぶされてしまっ
た。
前田山
<前田山のブロマイド>

横綱勝率6割台が以下である。
男女ノ川0.613
安芸ノ海0.667
東富士  0.698
千代の山0.698
鏡里    0.693
吉葉山  0.619
朝潮    0.638
琴櫻    0.66
隆の里  0.693
双羽黒  0.662
大乃国  0.662
3若乃花0.616
鶴竜    0.697

千代の山は横綱返上を願い出た。横綱になる
とは思われていなかった大関が、なってしま
った力士もいる。鶴竜は現役だから、今後の
努力しだいでは、横綱勝率6割台を抜けられ
る。
181226赤ちゃん抱っこ 697
<鶴竜>

横綱勝率にあまりにも差がある実態をみて
きた。今後どういう横綱が誕生するのだろう
か。歴史は時間をかけそうである。

蓮田のちゃんこ店に行ってきました。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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