大相撲– category –
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【7月19日】大相撲幕内年齢番付
2018年七月場所の番付を基に大相撲幕内年齢番付を作成してみた。年齢は2018年7月31日現在とした。(年齢を出す必要上西暦を使用)それが以下である。これをみると鶴竜32歳、白鵬33歳、稀勢の里32歳は幕内下位クラスである。横綱の高齢化はかなり進んでい... -
【7月18日】大関の通信簿新版
今場所、高安、豪栄道の両大関はそろってカド番である。高安は大関になりたてのころは期待はずれの1ケタ勝利が続いた。今年に入って連続12勝をあげたと思った矢先、翌場所全休とどうも長続きしない。<高安>豪栄道は大関ともに苦労が始まった。9場所... -
【7月18日】安馬の時代
<引退相撲の案内>9月30日、日馬富士の引退大相撲が開催される。日馬富士はスピードと集中力で取る力士であった。現代ではそうしたタイプは少ないだけに貴重な存在だった。筆者は日馬富士が国技館から離れた所でもファンサービスに徹している姿を見てき... -
【7月17日】平成30年七月場所の行方
3横綱と新大関が休場で一転異常事態となった七月場所。場所はなんとも物足りなく、見所が少ない場所になった。番付の意味が失われた七月場所。結びの一番がカド番大関では何とも締まらない。横綱は高齢化している。横綱をねらえる大関はいなくなった。次... -
■名古屋9日目 熱闘豪栄道対輝戦に大相撲の本質
3横綱、新大関が休場するなかでは、どうしても取組は寂しくなる。9日目、三役同士の取組は高安対玉鷲戦のみであった。横綱・大関が7人いたときは8日目で横綱対大関戦が組まれたことがあったことを思うと隔世の感である。だが、相撲内容は別である。結... -
◆お知らせ(予告)賢明な読者の皆様へ
土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠にありがとうございます。暑さに負けず、足を使い、この目で見た生の大相撲をお届けするために七月場所の10日目から千秋楽まで名古屋に赴きます。その間以下の大相撲のテーマをお届けし、場所の話題、名古屋情報は場... -
■名古屋8日目 場所を面白くするカギは高安と貴景勝
今日の御嶽海の表情は堅かったように映った。そのせいか、相撲は千代の国のいなしに泳いだ。こらえて前に出て勝負はきまった。考え過ぎると敵は千代の国ではなく、自分自身になる。御嶽海は初日から8連勝で勝ち越した。魔の一月場所の7連勝5連敗を繰り... -
■名古屋7日目 乱戦混戦を防ぐ存在御嶽海
休場の流れがいっこうに止まらない。ここへきて栃ノ心まで休場してしまった。負けがこんでのことではなく、足の親指を痛めたというのだから事態は重かった。勝ち越しへ向け、途中出場があり得るかもしれない。しかし、無理だけはしてほしくない。これで大... -
■名古屋6日目 横綱不在、栃ノ心に土で不安な土俵展開
そして横綱はいなくなった。鶴竜がまさかの休場である。そうとう早く決まっていたのか朝のワイドショーで急遽報道された。それにしても3横綱の休場で横綱・大関リーグ戦が3番に減ることになる。当然横綱の休場によって三役の取組は平幕を対戦させるしか... -
■名古屋5日目 暗転の一人横綱
鶴竜がおかしい。前日に続き阿炎相手に引き技にでてあっけなく敗れた。鶴竜が連敗したのは、一月場所以来である。このときは終盤4連敗している。フル出場して前半で2敗したのは、平成29年三月場所以来である。このときは10勝5敗に終わっている。負けた... -
■名古屋4日目 白鵬休場で急に冷え込んだ本場所
今日から白鵬が突然休場した。本場所でどこか痛めた様子は見られなかっただけに意外な感じがした。ケガは支度部屋だという。白鵬の休場で土俵が急に冷え込んだ。横綱同士の一番はなくなった。そして横綱・大関リーグ戦は6番になった。NHKの放送は途中... -
■名古屋3日目 千代の国大健闘と栃ノ心への戒め
3日目、満員札止めのなか取組はたんたんと進む。この日意外と言っては失礼だが、千代の国対大関高安戦は予想を超える大熱戦になった。地位も体格的にもはるかに高安がまさっているにも関らず熱戦となった要因は、千代の国の果敢な攻めとねばりにあった。... -
■名古屋2日目 再び遠のく日本人優勝
初日、正代を油断ならない力士になってきたと書いたばかりだが、今日の白鵬戦はなすすべなく簡単に負けた。最初立ち合い手つき不十分のやり直しで、気力がそがれたわけではないだろうけど、それにしてもあっけない勝負であった。白鵬は今年に入って優勝が... -
■名古屋初日 明暗分かれた横綱・大関陣
8日から七月場所が始まった。異例な事態はここ数日、西日本を中心にやまない大雨をもたらしていることである。交通機関は動いているのか。動いていても時間がかかるケースも出てくる。降りすぎた大雨の地域西日本から名古屋入りした相撲仲間がいる。雨に... -
H30年名古屋 横綱・大関に挑む10人のサムライ
七月場所が明日8日からスタートする。今場所から栃ノ心が大関に加わる。横綱稀勢の里はいつも通り休場となる。大関高安は土俵に戻ってくる。2横綱3大関に上位力士が挑むカタチになる。フルに挑む力士は、上位に新たな休場者が出ない限り、4枚目魁聖ま... -
復活が遠のく稀勢の里
稀勢の里の休場が正式に決定した。七月場所出場しても自信をもって相撲が取れないということなのだろうが、毎場所同じことを何度も繰り返している。きちんとした再起計画に基づいてなら、何月までに7分の復調にもっていき、翌々月で9分どおりに仕上げる... -
白鵬優勝の可能性を探る
白鵬が稀勢の里と稽古したり、胸を貸したりと話題を呼んでいる。その白鵬は今年に入って相撲人生初の連続休場をした。昨年は2回休場しながら、3回優勝したが、今年はまだない。五月場所は終盤失速して、優勝争いから脱落した。白鵬はもはや昔の白鵬でな... -
鶴竜のカモと苦手3
鶴竜が対戦成績で差をつけている力士をみていこう。鶴竜が6番以上取って、1度も負けていない力士が4人いる。正代、魁聖、千代大龍、豪風である。正代には8勝0敗である。すべて鶴竜が横綱になってからのため、当然と思える。だが、途中休場した場所が... -
鶴竜のカモと苦手2
鶴竜の苦手をもう少しみていこう。苦手の一人は七月場所関脇に復帰した御嶽海である。4勝3敗とかなり接近されている。三月場所は鶴竜対魁聖戦を組んだ関係で両者の対戦はなかった。横綱対関脇戦がないのはきわめておかしい。鶴竜対御嶽海、鶴竜対魁聖両... -
鶴竜のカモと苦手1
五月場所、初の連続優勝を見事成し遂げた鶴竜。五月場所鶴竜は、唯一の黒星を松鳳山につけられている。松鳳山には12勝2敗と特に取りにくい相手ではなかった。14日目栃ノ心と優勝をかけて対戦したが、実は鶴竜にとって栃ノ心はそれほど取りにくい対戦相手... -
関脇以下の優勝力士キラー5
昭和40年から49年三月場所までの優勝力士キラーをみていこう。ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝力士に勝った力士は対象外とさせていただいた。昭和40年一月場所から部屋別総当たり制が始まった。それは今日まで続いている。この時期は大鵬時代から... -
優勝をねらえる新大関栃ノ心
一月場所、思いもかけず優勝したのが栃ノ心である。その自信とプライドを背景に戦ったのが三月場所であった。前場所の優勝者として恥ずかしい成績は残せないという思いが伝わってきてくる相撲であった。それが10勝という成績につながった。<健闘を誓う鶴... -
明生の出世街道
明生が序ノ口から42場所かかって新入幕を果たした。一見順調な出世のように映るが、けしてそんなことはない。中学卒業後立浪(元旭豊)部屋に入門した。前相撲は平成23年の就職場所といわれる三月場所の予定だったが、中止となり翌場所の技量審査場所とな... -
旧貴乃花一門は呼称なしのその他に分類
本日は名古屋場所展望号の専門誌の発売日である。それを見てあることに目がいった。それは立浪(元旭豊)常盤山(元舛田山)そして貴乃花が離脱した旧貴乃花一門が呼び名もなく、その他に分類されていたことである。貴乃花が離脱をしたときは阿武松グルー... -
関脇以下の優勝力士キラー4
昭和30年代の優勝力士キラーをみていこう。ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝力士に勝った力士は対象外とさせていただいた。昭和32年福岡で本場所が開催され、年5場所になった。しかし、年5場所はこの年だけで、翌年の昭和33年は名古屋が本場所に... -
琴恵光の出世街道
琴恵光が苦節11年ついに新入幕を果たした。祖父松恵山(立浪部屋)は十両までだったので、それを超えたことになる。もっとも十両での実績ですでに超えていた。松恵山は昭和30年春場所十両入りした。十両在位は通算4場所である。最高位は十両17枚目である... -
合理性と非合理性が入り混じった番付
平成30年七月場所新番付が発表された。予想通り新大関の栃ノ心はカド番大関豪栄道、高安の風下に立った。この点に関して、番付編成会議はどうしても不合理的考えを貫きたいようである。それならせめて大関の月給を以下に改めてはいかがだろうか。どんな成... -
一門離脱、無所属になる貴乃花は無責任
今年に入って貴乃花親方の変身ぶりが激しい。貴公俊の支度部屋での付け人暴行を機に協会との対決姿勢からこれまでの言動を平謝りに謝る姿勢に転じた。三月場所直前、内閣府への告発状を提出していたが、取り下げた。貴公俊の師匠としての責任から厳罰を受... -
関脇以下の優勝力士キラー3
戦後の混乱期、日本の古いものはすべてダメという風潮のなか、相撲人気はどん底であった。そんななか、相撲協会と記者クラブが人気回復に考え出したのが、優勝決定戦制度であり三賞であった。これまで同点の成績の場合、番付上位者の優勝であった。また、... -
4人の豊山
五月場所、初の上位進出で健闘したのが豊山であった。勝ち星にはつながらなかったが、突き押しで攻め立て持ち味を十分に発揮した。栃ノ心を追い込んだものの、もう一歩であった。<H30年5月 栃ノ心を攻め立てる豊山(前名小柳)>実は豊山という四股名はこ... -
関脇以下の優勝力士キラー2
大正15年協会制定の優勝制度が始まった。それに伴い取り直し、不戦勝制度が整備されていった。最初の優勝者は常ノ花である。昭和初期の関脇以下の優勝力士キラーの特徴は2度達成した力士が出てきたことである。第1号は清瀬川である。大正12年春場所横綱... -
関脇以下の優勝力士キラー1
五月場所、松鳳山は横綱鶴竜に勝ちながら、殊勲賞は鶴竜が優勝した場合というので、最後まで待たされた。幸い結びの一番で鶴竜が白鵬を寄り切り、14勝1敗で優勝を決めたので、松鳳山の殊勲賞受賞が決定した。松鳳山は優勝鶴竜に勝った唯一の力士として価... -
宇良の復活待望
宇良といえばとりわけアマ時代に繰り出した反り技と相撲選手らしからぬ身体能力の高さに驚愕させられた。プロに入ってからも多彩な技、ねばりで常に注目を集めてきた。序ノ口から6場所で十両入りした。驚異のスピード出世であった。十両は5場所かかった... -
写真で見る栃ノ心奇跡の4場所連続優勝
十両照ノ富士は途中休場しながら途中から出場した。だがついに一番も勝てずに場所を終えた。力がまったく入らない相撲が目立ち、途中から出場する意味が果たしてあったのか。首をかしげたくなった。照ノ富士は一月場所も同様の展開だった。今度手術に踏み... -
続阿炎あの日あの時
五月場所の健闘や自由奔放さが功を奏したのか、阿炎が日刊スポーツの企画、総選挙でなんと2位を獲得した。これは予想をはるかに超える結果であった。阿炎が広く知れ渡り、ファンが急増している表れである。そこで、急遽「阿炎あの日あの時」の続編を掲載... -
さらに知られざる名古屋本場所
現在の名古屋本場所は昭和33年に正式に本場所に昇格した。これによって年6場所制が確立した。今年の七月場所は61場所目にあたる。東西合併を機に昭和2年から始まった西日本本場所は昭和7年まで続き、この間名古屋で本場所が3回開催されている。しかし... -
女人禁制問題その後
以前(4月)次のように書いた。九官鳥は意味もわからずに話す鳥である。力士が本当の理由がわからずに女人禁制を受けついでいきたいというのであれば、九官鳥であってはいけない。協会は女人禁制を貫くならば、その理由をあやふやのままにせず、この際明確... -
大相撲チケット販売改善策
今相撲ファンを悩ますのは、大相撲チケットを儲けの手段とするネットダフ屋及びにわかネットダフ屋の存在である。土日、とりわけ14日目、千秋楽は倍以上の値段がついているケースが目立つ。最大手のチケットネットサイトは完全に閉鎖された。他のチケット... -
2ケタ勝利の新入幕力士3
平成中期・後期を見ていこう。新入幕2ケタ勝利敢闘賞受賞の特徴は、ダブルあるいはトリプル受賞が目立ってきたことである。そのなかには、平成12年七月場所の高見盛・安美錦、平成30年一月場所の阿炎・竜電のように新入幕力士のダブル敢闘賞が見られる。... -
2ケタ勝利の新入幕力士2
部屋別総当たりに入った昭和40年一月場所以降をみていこう。昭和はこの後24年間あるが、2ケタ勝利の新入幕力士は13人しかいない。平成前期をあわせてみていく。この時期2つの変化があった。1つは昭和46年十一月場所で黒姫山、輪島、富士桜、三重ノ海が... -
2ケタ勝利の新入幕力士1
今年(平成30年)に入って一月場所で新入幕の阿炎と竜電が10勝5敗で敢闘賞を受賞した。五月場所は同じく新入幕の旭大星がやはり10勝5敗で敢闘賞を受賞した。新入幕力士の10勝以上は敢闘賞への登竜門のイメージがある。そこで新入幕力士で10勝以上あげた... -
存在感が失われた大関陣
連続12勝の高安は初日から休場、先輩大関豪栄道は3勝しかできず、負けが込んで休場してしまった。五月場所は大関不在のまま千秋楽を迎えた。栃ノ心の活躍がなければ間違いなくしらけ場所になった。<千秋楽協会ご挨拶に豪栄道・高安の姿はない>大関とし... -
稀勢の里、容易ならざる復活への道
6月5日、稀勢の里が始動した。ただし、稽古は報道陣にも公開されることはなかったという。「稀勢の里、秘密特訓か」そんな見出しがつくことはなかった。むしろなまった体をさらしたくなかった、というのが正解に近いようである。稀勢の里は大関まで休場... -
不適切な新人大関の立ち位置
五月場所後、栃ノ心が大関に昇進した。これ事態はめでたいできごとである。巡業はないから話題性もある。しかし、栃ノ心をめぐってよくない未来図が描かれそうである。それは七月場所の番付にある。<大関に昇進した栃ノ心>高安のときもそうだったが、新... -
平成30年七月場所チケットネット事情
七月場所のチケットが発売されてから12日が経った。現在チケットは、平日はまだ販売している。ただし、13日目は完売である。そこで完売の土日祝日を中心にチケット専門サイトの事情を見ていこう。<七月場所の案内>最大手で影響力大のチケットネットサイ... -
阿炎あの日あの時
五月場所初めて上位に上がってきた阿炎は、横綱白鵬、大関豪栄道を倒して存在感を示した。足が高く上がる四股、突っ張りを繰り出すはつらつとした取り口は観客を大いにわかせた。成績は7勝8敗と惜しくも負け越したが、奔放なしゃべりも加わって注目は集... -
平成30年年間最多勝中間地点
今年、早くも半分の3場所が終了した。昨年の年間最多勝は、2場所休場がありながら横綱白鵬が獲得したが、今年はどうなるか。3場所までの中間経過をまとめてみた。それが以下である。なお、対象は3場所幕内に在位した力士とさせていただき、単なる数字... -
稀勢の里に甘い横綱審議委員会
稀勢の里の休場はすでに7場所連続に及んでいる。この間にも横綱としての月給は受け取っているわけである。横綱審議委員会は場合によっては七月場所の出場にこだわらない、という考えである。「きちっと体をつくって、心身ともに自信をもって出てきてほし... -
栃ノ心15日間の戦い
五月場所、大関を目指して15日間戦った栃ノ心は堅くなることはなく、予想以上の13勝2敗の成績をあげ、見事大関を射止めた。相撲はますます強さと安定性を増し、危ない相撲が少なくなった。12勝で大関を決めても千秋楽も勝って有終の美を飾った。取口は右... -
新大関栃ノ心論
平成30年5月30日曇天の朝、春日野部屋には30人以上の報道陣が早くから集まっていた。そんななか栃ノ心の大関昇進が正式に決定した。9時27分協会から使者が赴き、伝達式が厳粛におこなわれた。「謹んでお受けいたします。親方の教えを守り、力士の手本と... -
平成30年七月場所チケット事情
七月場所のチケットが五月場所の12日目に発売された。通常チケットの発売日は場所後の土曜である。大阪場所だけ日曜である。七月場所が変則なのは相撲協会と中日新聞が主催による事情からである。以前は5日目発売だった時期がある。木曜発売がいいのか悪... -
平成30年五月場所総評
★大相撲五月場所は15日間満員札止めで終了した発売日に数時間で完売だから人気は続いている。不祥事や横綱の休場が予測されていても少しも影響が出ていない。ただ、その裏にネットダフ屋が暗躍している節があり、ゆゆしき問題である。土日は倍の値段で販売... -
■夏千秋楽 鶴竜対栃ノ心もう一つの戦い
14日目の横綱鶴竜対関脇栃ノ心戦が事実上の優勝決定の一番だった。千秋楽は1敗鶴竜を2敗栃ノ心が追いかける形だが、相撲ファンの間では優勝決定戦はない、という冷めた見方が支配していた。栃ノ心は千秋楽平幕の勢との対戦になったが、危なげなく向こう... -
■夏14日目 日はまた昇る栃ノ心
鶴竜、栃ノ心当たり合うも鶴竜が低く両前褌をねらう。だが、栃ノ心右差しで強引に右四つにいく。遅れて左上手を取る。引きつけ寄るが、鶴竜こらえてがっぷりの状態が続く。栃ノ心再度引きつけ寄って出る。この連続攻撃に鶴竜ついに正面土俵を割った。これ... -
■夏13日目 落とし穴にはまった栃ノ心
前日最大の実力者であり、天敵であった白鵬を力相撲の末勝利した栃ノ心。そんな栃ノ心にとって白鵬を超える強敵はいないと思われた。13日目、比較的注目の取組が少ないなか、栃ノ心の対戦相手は正代であった。実は先場所栃ノ心の突きをかいくぐってふとこ... -
■夏12日目 1敗白鵬対全勝栃ノ心戦を斬る
3強、横綱鶴竜・白鵬(ともに1敗)・関脇栃ノ心(全勝)の決戦のなかで最大のヤマ場となる白鵬対栃ノ心戦は12日目結びの一番で実現する。優勝の行方を大きく左右する大一番である。これまでの対戦成績は白鵬の25連勝ということは何度も触れてきた。この... -
■夏11日目 3強一歩も譲らず決戦へ
栃ノ心の対戦相手は琴奨菊である。対戦成績は7勝24敗だが、これは過去の数字である。地力はすでに逆転している、と以前書いた。土俵はその通りの展開となった。琴奨菊当たって上手を与えなかったが、出足がとまった。栃ノ心上手を取るやあざやかな上手投... -
■夏10日目 栃ノ心のこれから
栃ノ心は千代大龍に馬力負けしないどころか、圧倒して寄せつけなかった。栃ノ心はここまで10勝と予想をはるかに上回る長足の進歩をみせている。得意は右四つで左上手を取ると力強い。200キロ超えの逸ノ城さえ問題にしない。そしてときには突き押しで対抗す... -
■夏9日目 いつの場所も看板に偽りあり
優勝候補の対戦相手は下記である。栃ノ心対大栄翔白鵬対琴奨菊鶴竜対正代相撲は一方的でいずれも優勝候補を脅かすまではいかなかった。ここへきて9日目から負けが込んだ豪栄道と十両蒼国来が休場した。1日に不戦勝を2番も見せられる観客はたまったもの... -
■夏8日目 平成30年五月場所の行方
栃ノ心対逸ノ城栃ノ心は逸ノ城を苦にしない、ということは以前書いた。右四つがっぷりでは逸ノ城に攻め手がない。栃ノ心は力技で引きつけ寄り立てる。今日もそうした展開になった。栃ノ心はただ一人全勝かつ自身初のストレートでの勝ち越しを決めた。9日... -
■夏7日目 注目度高まる阿炎
7日目、土曜日だけあって国技館内には知った顔が見える。N氏、Y氏、IK氏、A氏とチケット獲得困難をのり越えての観戦だから大変な熱意である。<不戦勝で7勝となった栃ノ心>栃ノ心(肩すかし)遠藤本日の最大の注目の取組は遠藤の休場とともに消滅し... -
■夏6日目 優勝を狙える実力者に暗雲
15日間あれば気合がはいらない日、あるいは調子を落とす日もあるさ、と戦う力士は言う。6日目は優勝を狙える実力者にその兆候がみられた。初めて上位に番付を上げた豊山(前名小柳)はここまで5連敗。しかも横綱戦がまだない。対戦相手の栃ノ心は最も相... -
■夏5日目 相撲巧者遠藤恐るべし
重戦車逸ノ城か相撲巧者遠藤か。五月場所5日目、関脇と小結の両雄、なおかつともに成長株が激突した。立ち合い遠藤は当たり負けすることなく、右四つ食い下がった。そのまま寄り立てる。逸ノ城左上手を取って西土俵詰まるも、回り込んでこらえる。逸ノ城... -
■夏4日目 差が開いてきた栃ノ心と御嶽海
本日のメインイベントは関脇栃ノ心対小結御嶽海戦である。勝負に絶対はないが、地力は開いてきている。相撲は予想に反して栃ノ心の一気の出足に、御嶽海は何もできずに土俵を割った。栃ノ心が出足で相手を土俵際へもっていく相撲は珍しい。栃ノ心が優勝し... -
■夏3日目 心身ともに充実の栃ノ心
この日の栃ノ心の対戦相手は、先場所負けている玉鷲である。先場所の相撲は両者立ち上がるや激しい突き合いとなった。玉鷲は徹底した突きで応戦し、スキをみてはたくと、栃ノ心は両手をバッタリついてしまった。ただ、対戦成績は12勝4敗と栃ノ心が差をつ... -
■夏2日目 白鵬の成績は立ち合い次第
2日目の注目は引き続き、白鵬の立ち合いである。特にパワー相撲は一つ間違えると持っていかれる。2日目の対戦相手はまさにパワー相撲の実力者御嶽海である。白鵬は当たって左上手を取りにいく立ち合いをした。しかし、上手は取れずたちまち後退して防戦... -
■夏初日 稀勢の里と注目の2番を斬る
稀勢の里、高安がそろって休場という寂しい場所がスタートした。稀勢の里のケガは医学的に直るものなのだろうか。直ったとしても横綱の力である「力量抜群」にまで到達できるのだろうか。稀勢の里は今場所休場しても来場所展望が開けるとは限らない。いわ... -
栃ノ心の15日間を推測する
栃ノ心はここ2場所急速に力をつけてきた。稽古総見では最も強さを発揮した。今、心身ともに最も充実しているように映る。五月場所は大関への挑戦場所になる。対戦相手は横綱の鶴竜から5枚目の琴奨菊までである。栃ノ心の15日間の戦いを推測してみた。<... -
H30年夏 横綱・大関に挑む12人のサムライ
横綱稀勢の里は本日11日8時前に五月場所の休場が決まった。7場所連続休場となった。稀勢の里のみならず、高安まで休場とは、一転して寂しい場所になりそうである。横綱白鵬は土俵に戻ってくる。2横綱1大関の上位にフルに挑む力士は、5枚目琴奨菊まで... -
白鵬、迷いのない立ち合いへの脱却
<白鵬の稽古>2勤1休できた白鵬が初の連続休場あとに迎えるのが五月場所である。稽古総見では小結遠藤、小結御嶽海相手に稽古したが、横綱同士の稽古はなかった。ただ、調子は上向いているように見えた。大鵬は休場明けよく優勝したので、不死鳥といわ... -
栃ノ心実力評価の変遷
五月場所栃ノ心は大関に挑むことになる。実は横綱・大関と対戦する地位で2ケタ勝ったのは3回しかない、と聞いたら意外に思うだろうか。そこで栃ノ心がこれまで上位であげた成績を表にしてみた。それが以下である。初めて横綱・大関に挑んだのは入幕4場... -
鶴竜に残された課題
先場所は久々に鶴竜が復活し、優勝した。白鵬、稀勢の里が初日から休場するなか、一人横綱の責任を果たしたといえる。優勝は4回目、大阪では2回目である。ある熱狂的鶴竜ファンは言う。「あと1回優勝して5回にしてほしい」それも必要だが、鶴竜にはま... -
稀勢の里に忍び寄る影
稀勢の里は本調子ではない。稀勢の里は五月場所を休んだほうがいい。いまや稀勢の里の出場に誰もが不安を口にする。もはや6場所連続優勝の稀勢の里には後はない。今度出場すれば進退をかけることになる。ここへきて風邪で体調が悪いまで加わった。それだ... -
大相撲優勝・次点力士9 平成後期
平成後期に入り、現在に近づいてきた。優勝・次点をみていこう。次点は当然優勝者に次ぐ成績の力士だが、横綱・大関と対戦のない力士及び部分対戦力士ははずした。複数いるときは上位力士とした。大相撲は白鵬時代に入った。この時期の白鵬は19場所中13場... -
幕内0勝力士の降下枚数
五月場所の番付で大方の予想に反したことがあった。西5枚目全休の阿武咲は幕内残留かと思われたが、実際は十両落ちしてしまったことである。この予想は専門誌も、相撲ファンの方の予想も同様であったから、意外な結果と受け取られた。そして幕内に留まっ... -
大相撲優勝・次点力士8 平成中期
平成中期の優勝・次点をみていこう。次点は当然優勝者に次ぐ成績の力士だが、横綱・大関と対戦のない力士及び部分対戦力士ははずした。複数いるときは上位力士とした。貴乃花は平成10年の九月場所以来13場所優勝から遠ざかっていた。休場5場所、1ケタ勝... -
平成30年稽古総見見聞記
5月3日は公開稽古総見の日である。昨夜から降り出した雨は、日をまたぎ激しくなってきた。いつもは10キロ先の駅まで自転車で行って始発に乗り、両国に5時半ごろ着くのが常だった。ところが激しい雨、場合によっては風も吹き荒れるとの予報では、自転車... -
旭大星の出世街道
北海道出身の幕内力士が久々に誕生した。かつて北海道といえば青森をしのぐ相撲王国だった。なにしろ横綱を戦後だけで8人誕生している。その中には大横綱大鵬、北の湖、千代の富士が含まれている。近年、北海道出身の幕内力士はいなく、旭大星は貴重な存... -
五月場所番付の明暗分けた分岐点
風薫る五月場所の番付が祝日に発表された。三役候補は珍しく(?)6人いた。東関脇 御嶽海 7勝8敗西関脇 栃ノ心 10勝5敗西小結 逸ノ城 9勝6敗東筆頭 遠藤 9勝6敗西筆頭 玉鷲 9勝6敗東6枚目魁聖 12勝3敗文句なしは栃ノ心、逸... -
大相撲優勝・次点力士7 平成前期
平成は来年(2019年)4月、今上天皇退位により終了予定である。そこで平成は前期・中期・後期に分けて優勝・次点力士に触れていくことにする。次点は当然優勝者に次ぐ成績の力士だが、横綱・大関と対戦のない力士及び部分対戦力士ははずした。複数いると... -
大関の条件
大関というのは協会の看板である。関脇までは勝ち越しで上がれるが、大関となると好成績の連続で初めてなれる地位である。協会から使者が赴き、伝達式によって大関に昇進したことを伝える。大関になった力士は口上を述べる。これだけでも大関の特別扱いが... -
大相撲優勝・次点力士6 昭和50、60年代
昭和51年から輪島と北の湖が本格的に対抗する時代へ突入した。次点は当然優勝者に次ぐ成績の力士だが、横綱・大関と対戦のない力士及び部分対戦力士ははずした。複数いるときは上位力士とした。この時期優勝・次点を輪島、北の湖で連ねたことが7回ある。... -
大英断!幕内・十両の大幅枚数削減
現在幕内の人数は42人、十両は28人である。平成14年十一月場所では幕内40人、十両26人であった。平成15年から北の湖理事長が公傷制度廃止を決定した。これは常に休場者が出る現状に楔を打つためであった。その救済措置として一月場所から幕内を2人、十両... -
大相撲優勝・次点力士5 昭和40年代
昭和40年から部屋別総当たり制が始まった。これはNHK解説者の玉の海梅吉氏が、時津風(元双葉山)理事長に進言したことに始まる。時津風理事長は、好取組が増えるという世論をバックに協会内の反対論を「いまや人情におぼれているときではない」と一括... -
今は昔 系統別総当たり制
系統別総当たり制は昭和7年から昭和14年及び昭和22年夏場所から昭和39年十一月場所に施行された取組編成方法である。それでは系統別総当たり制とはいったいどういうものか。本家、分家を中心として大阪相撲の流れの部屋を組み込んだものが系統である。具... -
大相撲優勝・次点力士4 昭和30年代
昭和33年名古屋が本場所に昇格し、年6場所制がスタートした。あまりの間隔の短さに「優勝候補は先場所の優勝者になるのでは」という見方がされたほどであった。また、大日本相撲協会が日本相撲協会に改称した年でもある。<栃錦のブロマイド>次点は当然... -
外国人力士の先駆け高見山
今でこそ外国人力士は珍しくもないし、人数も大勢いる。現代なら情報がはいりやすいし、先人が築いてきた道を歩んでいける。ところが純粋な外国人力士第1号となるとそうはいかない。大相撲で成功した外国人第1号が高見山である。高見山はどういういきさ... -
大相撲優勝・次点力士3 戦前~戦後 場所数変遷期
昭和7年から系統別総当たり制になった取組は、昭和15年東西制に戻った。これは出羽海部屋の力士が半数近くなったことが大きかった。9年ぶりの復活だが、以前の東西制を知る力士は、男女ノ川、幡瀬川くらいになっていた。次点は当然優勝者に次ぐ成績の力... -
貴乃花の再出発
貴乃花親方が貴乃花一門の一門名を返上した。ゼロからのスタートに貴乃花という一門名はふさわしくないとの判断である。一門を解散するとかはなさそうだが、自分が一門を離脱するということに関しては微妙である。<日刊スポーツの記事>それにしても、... -
大相撲優勝・次点力士2 戦前編
大正15年4月、摂政宮殿下(後の昭和天皇)の御下賜の金一封で賜杯がつくられた。当時は摂政賜杯と呼ばれ、幕内最優秀成績者に渡されることになった。大正15年春場所から協会が個人優勝制度を正式にスタートさせ、表彰するようになった。それにともない、... -
大相撲優勝・次点力士1 明治・大正編
かつて相撲博物館は優勝力士100人と称した展示をおこなった。この優勝というのは実は両国国技館が開設された明治42年夏場所を起点としているものだった。これは時事新報社が幕内最高成績力士の額を国技館に掲げたものであった。当然相撲協会の表彰はなかっ... -
協会の女人禁制の理由は不明確
ちびっこ相撲で女子が締め出された理由は「女の子に一生残るような傷を負わせてはいけない」というものだった。いかにもとってつけた理由である。ケガをするとしたら、力士の対応のまずさにある。またこれまで男女を問わず、一生残るケガをさせたケースが... -
横綱高安時期尚早論
高安が連続12勝をあげたことで、五月場所の成績次第では横綱昇進と意気込む方がいる。しかし、高安の大関の成績をつぶさにみると以下になる、9勝6敗 1勝2敗13休 8勝5敗2休 12勝3敗 12勝3敗つまり高安は大関としては不成績が続いた後、連続12勝し... -
異常人気が続く大相撲
最近の相撲チケットは1日というより短時間で完売する傾向が続いている。土日ともなると数分である。まさに異常人気である。一昔前プロ野球といえば巨人戦の中継が中心だった時代、巨人戦のチケットはプラチナペーパーと呼ばれていた。いまや大相撲のチケ... -
土俵の変遷
古代・中世に土俵はなかった。従ってすもうといっても力比べや殺伐とした荒っぽい格闘技であったと思われる。日本書紀にある野見宿禰(のみのすくね)と当麻蹴速(たいまのけはや)の戦いは古代の話である。信長が少女に相撲をとらせたというが、これはど... -
まだまだ続く土俵女人禁制問題
伝統に配慮して、古くからのしきたりでという言葉でこれまで、女性が土俵に上がるのを拒んできた。それでは女性はなぜ土俵に上がれないのか。その理由は公の場ではけして話されることはなかった。<土俵>その行き着く先はけして口にはできない女性は穢れ... -
平成30年五月場所チケット事情
五月場所の前売りが始まった。大相撲は暴行や命より優先されるしきたりなど不祥事続きであるが、チケットの売れ行きにまったく影響が出ていない。むしろ、悪名は無名に優るかのごとく話題が尽きることのない大相撲が、脚光を浴びてすさまじい売れ行きにな... -
土俵女人禁制問題再び
土俵の女人禁制が波紋を続けている。宝塚市の巡業で女性市長が土俵で挨拶をしたい旨申し入れたが、拒否された。そのため土俵下の挨拶となった。挨拶では「女性市長ですが人間です。男性の市長は土俵の上に立ってご挨拶します。(中略)女性ということで土... -
永遠のテーマ?女性土俵問題
舞鶴巡業で思わぬことが起こった。舞鶴市長が挨拶中に土俵に倒れて動かなくなったのである。この緊急事態に土俵に駆けつけ応急処置をほどこした中に女性が何人か含まれていた。女性は心臓マッサージを開始。場内アナウンス担当の行司は周囲の声もあり、「... -
鶴竜優勝の足跡
三月場所は千秋楽を待たずに鶴竜が4回目の優勝を決めた。昨年(平成29年)は6場所中5度休場という窮地に陥った。フル出場した三月場所も10勝5敗と平凡な成績に終わっている。それを思えば、よく立ち直ったものである。<H30年三月場所 鶴竜4回目の優...