大相撲

■初 千秋楽 貴景勝の大関をめぐる問題点

2019年1月27日

千秋楽の注目の一番は玉鷲対遠藤である。
玉鷲にとって必ずしもやりにくい相手では
ない。勝負は玉鷲が突きたててからの強烈な
突き落としで優勝をつけた。玉鷲は輝く初優
勝を勝利で決めた。苦節15年、本当におめで
とう玉鷲関。
190127千秋楽幕内 1052
<玉鷲、初優勝の瞬間>

貴景勝は豪栄道相手にふところに入られ、
何もできずに土俵を割った。これで貴景勝は
9勝-13勝優勝-11勝となった。ただこの
一番だけをとらえて、すべてだと言わん
ばかりに大関昇進を語るのはいかがなものか。
一般的には負けるときは、相撲内容がよく
ないのは当然である。
190127千秋楽幕内 1272
<貴景勝、豪栄道に完敗>

しかも相撲は15日間ある。だとしたら15番
すべてを評価した上で判断するのが合理的な
はずである。貴景勝の15日間はどういう相撲
内容だったのか。そこで初めて結論をくだす
べきである。過去には貴景勝よりはるかに
悪い成績で大関に昇進させたケースは、判断
の誤りということになってしまう。

190125十三日目幕内 1115
<白鵬を倒した貴景勝>

その上でもう1場所見るというのなら適正な
判断である。ただし、これだけはいえる。
貴景勝の直近上位3場所は33勝である。高安
は32勝、豪栄道は29勝である。高安、豪栄道
は貴景勝以下の成績であることは間違いない。
これが大関の実態なのである。

大関という地位をどうとらえるべきか。上が
る直前だけをとらえ、上がってしまえば8勝、
9勝が許されるのなら矛盾は解消できない。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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