大相撲

52年半前の専門誌に見る大相撲を面白くする方法2

2019年1月5日

大相撲100年の大系を考えると少年ファンの
開拓が常に必要である。当時(昭和41年)
二階席を限定的だが、小中学生に開放した
のは成功だったと、相撲通は異口同音にコメ
ントしている。「相撲ファンの年齢をもっと
もっと引き下げなければいけない」と結論
している。さらにPRに関しては、番付発表
を土曜日から他のスポーツが少ない月曜か
金曜にすべきと提言している。これは明らか
に新聞の扱いのスペースを大きくする狙いで
ある。これは現在月曜発表で実現している。
面白方法A
<大相撲の特集記事>

ほかにA場所前に関取のパレード、B館内の
応援合戦、C相撲かるた・すごろくを機関誌
につける、D連合稽古を無料で公開。E力士
のテレビ出演などがPR案として出されて
いる。このうちB、D(年1回)、Eは現在
実現している。

専門誌「大相撲」ではさらに大相撲を面白く
する方法をいくつかあげている。このあたり
は面白くする方法というよりもむしろ改善点
といったほうが適切である。
180503幕内稽古 899
<五月場所前の公開稽古>

・大衆に好感をもたれない仕組み
いい席で観戦するためにはその権利をもって
いる会社からか誰かに招待してもらうしか
当時は方法がなかったのである。いい席は
お茶屋がある程度おさえ、会社の接待や、
お土産目当てのお客さんがいて、相撲ファン
は入り込む余地が極めて少なかった。「相撲
の人気が絶頂だった時代に大衆をシャット
アウトしたことが、今日の人気下降につな
がっている」と相撲趣味の会会員の意見が
掲載されている。

さらに協会自体が外部の声を聞かない体質が
あった。相撲そのものを見せてやっている、
という意識があった。専門誌「大相撲」は
相撲のことは相撲取りにしかわからないの
ではなく、お客のことはお客にしかわから
ないのだと、書いている。

(この項目続く)

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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