大相撲

ここ5年間の力士数の変遷

2018年12月21日

現代は少子化の時代である。労働力不足を
急ぎ補おうと、政府が外国人労働者受け入れ
法案を中身がはっきりしないまま通したこと
からも深刻さがうかがえる。少子化、将来の
人口減少は大相撲とて例外ではない。加えて
暴行問題や付け人の多忙さが露見すると、
入門を尻込みしても不思議ではない。加えて
幕下以下は無給となると生活設計がたちにく
く、先行き不安にもなってくる。
180318八日目幕下以下 005
<前相撲の控え力士>

今年(平成30年)1年間の力士数をみていこ
う。ここでいう力士数は番付に載った数で
ある。付出しや番付外はカウントしていない。
1月場所 650人
3月場所 647人
5月場所 685人
7月場所 683人
9月場所 673人
11月場所    664人

三月場所は就職場所といわれるほどだから、
五月場所に番付に載る力士数は一気に増えて
くる。場所を重ねることに徐々に減って三月
場所が底になる。この傾向は変わらない。
加えて今年は七月場所で新弟子がゼロだった。

それでは今年、力士数は多かったのか。ここ
5年と比較してみる。それが以下である。
力士数A
明らかに力士数は増えてきている。しかし、
相撲部屋が多いせいか、力士数が少ない部屋
が目立つ。活気あふれる相撲部屋というと
20人以上は欲しいところである。

また、年齢から見ると.幕下以下の力士には
30代以上の力士がけっこういる。十両が見込
めるなら問題はないが、そうでないとどこで
人生を切りかえるかが問われてくる。

以前、相撲部屋はいごこちがいいのか。と
書いたことがある。だが、元力士が言うには
「相撲以外の世界を知らないので不安がつき
まとう」とのことである。ちなみにその元
力士は27歳のとき転身した。

今年は車の運転の不祥事で相撲界を去った
者が出た。去った先でも同様のことがおこり、
契約は破棄された。幕下でも車がらみで引退
した力士が出た。力士は増えている傾向に
あるとはいえ、中身はこれからである。
181118.八日目幕下 181
<十一月場所新序出世披露>

関取への道はかなりハードである。関取は
わずか70人である。今年の十一月場所でいう
と約10.5%にすぎない。力士側からみると
関取の座は、ほとんど手が届かないことを
物語っている。

下の相撲でも多くの声援が飛ぶ。相撲フアン
の注目は関取だけではない。幕下以下の力士
が関取を目指していく雄姿を見たいのである。
力士数は今後どう変わっていくのか気になる。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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