横綱稀勢の里引退、横綱鶴竜休場、大関栃ノ
心が休場するなか、玉鷲が堂々たる相撲で
初優勝を達成した。片男波部屋の優勝は昭和
46年七月場所の玉の海以来である。玉鷲は
34歳での初優勝だが、相撲は若々しい。本人
は「40歳まで取る」というが、いけそうな
気がする。
関脇の優勝は平成30年七月場所の御嶽海に
ついで26人目である。朝汐が2度関脇で優勝
しているのを1人として数えている。なお、
最初の関脇優勝は玉錦である。関脇優勝力士
のうち15人が横綱に、8人が大関に昇進して
いる。かなり高い確率である。
玉鷲が上位に定着したのは平成28年十一月
場所からである。そのなかであげた最高成績
は、平成29年十一月場所、前頭筆頭の11勝
4敗だった。昨年は勝ち越し4場所、負け
越し2場所で年間44勝46敗だった。それが
一挙に13勝で優勝したのだから驚異的であっ
た。玉鷲優勝の栄光をあらためて写真で追っ
てみた。特に大相撲中継に入らない後半を
取り上げてみた。
<NHK金杯授与式>