大相撲

2018年大相撲10大ニュース8位・7位

2018年12月18日

■8位 貴公俊が支度部屋で付け人を暴行

三月場所8日目、新十両の貴公俊が支度部屋
で付け人を殴った。支度部屋には当然力士、
関係者、マスコミがいる。衆目の中での暴行
となった。付け人が控えにはいる連絡が遅れ
たため、貴公俊があわてて控えに入るはめに
なった。そのため怒りの暴行になった。
180311初日幕下 354
<貴公俊>

日馬富士暴行事件で被害者側の貴乃花親方の
態度が注目された。加害者日馬富士に取った
態度を貫くなら、弟子貴公俊に引導を渡して
もおかしくなかった。ところが貴乃花はブー
メランの如く返ってきた暴行事件では態度が
一変した。師匠の不徳、寛大な処置を口に
した。

さらに弟子をかばうために内閣府に提出して
いた告発状まで取り下げたのである。貴公俊
は次の五月場所出場停止、師匠の貴乃花は
平年寄りにまで降格した。なお、暴行を受け
た付け人は既に引退している。

S氏が3位、I氏が4位に、T氏が9位に
あげている。

■7位 謹慎中の式守伊之助が正式に退職

昨年の12月16日、沖縄巡業で酔って若い行司
にセクハラ行為をしたとして告発されたのが、
立行司式守伊之助であった。当時は日馬富士
の暴行問題で協会がピリピリして時期であり、
タイミングが最悪であった。伊之助は責任を
感じ、退職届けを協会に提出した。
170723千秋楽幕後半表彰 323
<横綱同士の一番をさばく伊之助>

ところが協会はすぐに受理せず、謹慎期間を
設けた。期間は五月場所後までとなり、その
後受理することになった。この間の給料は
ない。なお、若い行司との示談は成立して
いる。

謹慎期間中、実はある熱心な相撲ファンが、
嘆願の署名運動に動いていたことは、あまり
知られていない。短期間に予想以上の多くの
著名を集め、協会に提出した。その結果ある
カタチが残ることになった。元伊之助氏は
熱心な相撲ファンに反省と感謝の弁を伝えて
いる。

M氏が1位に、A氏が2位にあげている。

市役所の対応に疑問。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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