今年(平成30年)は3横綱2大関でスタート
した。しかし、一月場所は白鵬・稀勢の里の
2横綱が途中休場して横綱・大関リーグ戦は
わずか三番に終わった。もちろん横綱同士の
対戦はなかった。そしてそれは三月場所も
変わらなかった。今度は白鵬と稀勢の里が
全休したのである。またしても横綱同士の
一番はなかったのである。

<今年5場所休場した稀勢の里>
横綱・大関の休場の連鎖は止まらなかった。
五月場所は稀勢の里と両大関高安・豪栄道が
休場したのである。横綱・大関リーグ戦は
鶴竜対白鵬の横綱同士の一番のみとなった。
ただ、栃ノ心がこの場所優勝争いをし、大関
昇進を決めたのが救いだった。

<五月場所唯一の横綱・大関リーグ戦
鶴竜対白鵬戦>
ところが七月場所はその栃ノ心が新大関場所
を途中休場してしまった。それだけではない。
稀勢の里は相変わらず休場続きであった。
加えて白鵬・鶴竜は途中休場し、横綱・大関
リーグ戦は豪栄道対高安の一番のみとなって
しまった。それも両大関とも優勝争いから
外れての一番になった。

<七月場所唯一の横綱・大関リーグ戦
豪栄道対高安>
九月場所は一転して3横綱、3大関がフル
出場した。そこで行われた横綱・大関リーグ
戦は14番であった。これだけの番数があり
ながら、3番だの1番はいかに乏しかったか
を物語っている。ところが十一月場所では
再び元に戻ってしましまったのである。白鵬・
鶴竜が全休、稀勢の里・豪栄道が途中休場
したのである。横綱・大関リーグ戦は高安対
栃ノ心戦のみであった。それも栃ノ心が不調
なので盛り上がりに欠けたのは、記憶に新し
いところである。

<十一月場所14日目の電光掲示板 この日から
魁聖が再休場>
こうしてみると、今年の横綱・大関リーグ戦
は3番、3番、1番、1番、14番、1番と
全体としては低調であった。この傾向は来年
(2019年)も続きそうである。なにしろ高安
以外は30歳を超えているのだから。稀勢の里
は今年5場所休場した。白鵬は4場所休場
した。来年は休場どころか引退する力士が
出ても不思議ではないかもしれない。
雨は寝ているときに降ってくれると都合が
いいと勝手に思っています。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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