大相撲

外国出身力士、親方への道

2018/2/16    

去る2月4日、朝赤龍の引退相撲がおこなわ れた。朝赤龍は帰化していたため、協会に 残り、親方業を務めていた。鶴竜も親方に なるため帰化申請中というニュースが流れた ことがあった。日馬富士も事件さえなけ ...

敢闘賞竜電の出世街道

2018/2/14  

一月場所、新入幕の竜電は10勝5敗の好成績 で敢闘賞を受賞した。竜電が土俵に上がると 声援が飛ぶ。竜電は現在27歳である。これ までどのような出世街道を歩んできたのか、 ふり返ってみよう 竜電の初土俵 ...

貴乃花VS協会新たな闘争勃発3

2018/2/13  

昨年の十一月場所中、貴乃花と協会首脳の間 で決定的な溝ができることになった。それは 貴乃花が役員室に呼ばれたときのことである。 「内々で済む話だろう」と被害届を取り下げ るよう言われたことである。役員 ...

気になる貴ノ岩の動向

2018/2/12    

2月中旬に入ったが、貴ノ岩はいっこうに 土俵に姿を現さない。十一月場所、一月場所 と休場してきた。この間稽古をしてきたわけ ではない。体は動かしているのかもしれない が、相撲で使う筋肉は土俵で培われる ...

強さ持続!栃ノ心がトーナメントで優勝

2018/2/11    

日本大相撲トーナメント第42回大会が開催 された。国技館に到着したら入場の列ができ ていた。以前国技館前テント村で知り合った 彼は5時からに並んだという超人ぶり。筆者 は10時15分に国技館に着いたが ...

貴乃花VS協会新たな闘争勃発2

2018/2/9  

2月7日に放送された「独占緊急特報!! 貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る」は 協会に申請がなかった、と協会側は怒り心頭 である。テレビ朝日は報道の一環と見解の 対立をみせ始めている 貴乃花は巡業 ...

貴乃花VS協会新たな闘争勃発1

2018/2/8    

貴乃花親方がテレビ朝日の3時間半にも及ぶ インタビューに答えた。これが7日2時間弱 の枠で放送された。日馬富士の暴行が明るみ になった昨年の11月14日以来だから、3ヶ月 弱を経て初めて語ったことにな ...

不毛な理事長選

2018/2/7  

理事候補選挙は、各テレビ局でその仕組みが 詳しく報道された。視聴者のなかには、選挙 とは名ばかりで、あらかじめ一門で振り分け られた談合に、あきれ返った方もいらした のでは。開かれた民主的な組織といえ ...

平成29年力士数の変遷

2018/2/6  

満員御礼が続く相撲協会にも泣き所がある。 それは入門者数である。少子化、あるいは 野球やサッカーなどの他のプロスポーツへの 流出など、新弟子をとりまく環境は必ずしも いいとはいえない。 去年1年間の力 ...

優勝栃ノ心の相撲内容を採点する

2018/2/5    

一月場所、栃ノ心はまさかの快進撃で快走。 1敗で前半を折り返した。トップを走る横綱 鶴竜が11日目から連敗すると、優勝戦線の トップに浮上。そのまま連戦連勝で突っ走り、 14日目に優勝を決めた。 左上 ...

平成30年大阪場所チケット事情

2018/2/4    

数々の不祥事後、大阪場所のチケットが発売 された。売れ行きはどうか。一言でいうと まったく不祥事を感じさせない凄まじさで ある。 千秋楽は数秒でなくなった。1枚購入して、 もう1枚購入しようとしても次 ...

貴乃花玉砕で変わらぬ相撲界

2018/2/2    

自身の1票のみでいい。と理事候補戦に立候 補し、定数10人無投票で決まる理事候補を 避けんとした貴乃花。2票で落選という本当 に玉砕結果に終わった。今回他の一門からの 何票かはなかった。結果は以下であ ...

理事候補選挙に物申す

2018/1/31  

一月場所が終了したと思ったら、話題はすぐ さま理事候補選挙に移った。それも貴乃花 一門から2人出馬して11人による投票になり そうだという。2人というのは貴乃花と阿武 松(元益荒雄)である。そこで、各 ...

稀勢の里横綱の通信簿

2018/1/30  

5場所連続休場。4場所、負けがこんでの 途中休場。待望の日本人横綱として人気を 集めた稀勢の里が、追い詰められている。 さすがに横綱審議委員会も途中休場は許され ないと判断している。稀勢の里は一月場所 ...

平成30年一月場所総評

2018/1/29    ,

★今場所も一人横綱と3場所連続中である。 白鵬、稀勢の里が途中休場して、またも一人 横綱になった。白鵬は張り差し、かちあげが 封印され、相撲になっていなかった。対戦 相手も白鵬が張り差し、かちあげがこ ...

■初千秋楽 栃ノ心の今後

2018/1/28  

<遠藤を退け、14勝をあげた栃ノ心> 幕内後半最初の取組は優勝栃ノ心対人気の 遠藤戦である。遠藤はいい体勢をつくるも 栃ノ心のパワーが打ち砕いた相撲となり14勝 をあげた。これまで栃ノ心の幕内最高成績 ...

■初14日目 栃ノ心悲願の初優勝

2018/1/27  

栃ノ心は控えにいた。観客は彼の取組を固唾 を飲んで待っていた。しかし、後半戦最初の 取組のため、前半最後の取組終了から間が 入っていた。 それでも観客は栃ノ心の取組を心待ちして いた。注目していた。今 ...

■初13日目 思わぬ方向に動き出した場所

2018/1/26  

ここへ来て、相撲界の不祥事のごとく、鶴竜 の連敗が止まらない。13日目は5連敗中の関脇御嶽海戦だった。しかし、相撲内容は一方的に押され後退して負けた。鶴竜は3連敗。まるで先祖帰りしたかのような相撲であ ...

■初12日目 暴行は相撲界の体質

2018/1/25  

<鶴竜、遠藤に敗れて2敗> 鶴竜が遠藤を相手にまさかの連敗。こうまで 弱々しい姿を露呈しては、優勝は遠のく一方 である。10日目までの完璧な相撲がまったく 失われてしまった。10勝して安堵感がでた の ...

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■初11日目 優勝の行方

2018/1/24    

ここまでスキのない相撲を取ってきた鶴竜が、 玉鷲に不覚をとった。それも負けを呼ぶはた きが出た。玉鷲はここまで7敗と成績は今 一歩である。だが、油断できる相手でない。 鶴竜は、玉鷲の調子が上がらないと ...

■初10日目 栃ノ心の底力

2018/1/23  

中盤戦を終え、展開は変わってきた。万全の 取り口の鶴竜。急速に勢いを失い3連敗と なった御嶽海。力強い相撲で1敗を守った 栃ノ心となった。ただ、鶴竜対栃ノ心戦は 済んでいるのだから、いささか盛り上がり ...

■初9日目 不思議な相撲人気

2018/1/22    ,

相撲界にまたまた不祥事が発覚した。今月の 3日大砂嵐が乗った車が追突事故を起こして いた。車を運転していたのは、大砂嵐か大砂 嵐の妻か現時点では定かではない。大砂嵐 だとしたら現役力士の運転を禁じた協 ...

■初8日目 好調鶴竜を倒すのは誰

2018/1/21    ,

<鶴竜、正代を倒し全勝> 場所前、優勝候補にあげられるのは、白鵬 一人であった。その白鵬は歯車がくるって 早々と休場してしまった。変わって浮上した のが、4場所連続休場明けの鶴竜である。 この日も正代 ...

■初7日目混迷の時代は新しい英雄の出現を待望

2018/1/20    ,

鶴竜と栃ノ心の全勝対決が結びで実現。地位 も対戦成績もはるかに上の鶴竜が、危なげ なく寄り切った。今の鶴竜は充実している。 結果論だが、思い切って十一月場所を全休 したのがよかったと思う。稀勢の里が中 ...

■初6日目 予想以上の健闘鶴竜

2018/1/19    

稀勢の里が休場したことによって、鶴竜は 一人横綱の立場になった。鶴竜も稀勢の里 同様4場所連続休場後の出場。この日全盛期 は過ぎたが、油断はできない琴奨菊戦。相撲 は琴奨菊の圧力に苦戦しながらも、しの ...

■初5日目 横綱の終焉

2018/1/18    

横綱白鵬が5日目から休場した。これまで 2勤1休のペースできていた白鵬が、1勤 1休へと変化した。それにしても4横綱時代 の横綱はよく休む。どれくらい休んだかと いうと以下である。 三月場所 白鵬 五 ...

■初4日目 限界!稀勢の里

2018/1/17    

稀勢の里が琴奨菊に敗れ、早くも3敗目に なった。初日の貴景勝は勝利が逃げていった ような負け方であった。だが、3日目の逸ノ 城戦は正面から堂々と負けた。4日目の琴奨 菊戦はもろい負け方であった。しかも ...

■初3日目 歯車がくるった白鵬

2018/1/16    

白鵬が北勝富士に対して何もできずに土俵を 割った。白鵬は北勝富士をつかまえることも、 突き押しで反撃もできずに、守りにまわされ 押し出された。白鵬は初日から3日目まで 何かピリッとしない。今場所の白鵬 ...

■初2日目 変身鶴竜

2018/1/15  

鶴竜は想像以上に復活している。この日は 前日稀勢の里を倒した若手の成長株貴景勝が 相手である。だが、鶴竜は踏み込んで、突き 押しを封じて圧勝してしまった。最近はひ弱 な鶴竜のイメージしかなかっただけに ...

■初 初日 3者3様の3横綱

2018/1/14    

今場所の見所の1つに4場所連続休場明けの 稀勢の里と鶴竜がどこまで持ち直すか、が 上げられる。4場所の成績は、稀勢の里が 12勝15敗33休、鶴竜が3勝6敗51休と悲惨な 結果を残している。ブランンク ...

H30年一月 横綱・大関に挑む10人のサムライ

2018/1/13    

明日から一月場所である。白鵬対阿武咲、 稀勢の里対貴景勝、鶴竜対北勝富士と3横綱 は若手で突き押しの破壊力抜群の3力士を 迎える。いずれも難敵である。稀勢の里、 鶴竜は4場所連続休場のあと土俵に戻って ...

残された2つの壁

2018/1/12  

取組編成で最大の注目は貴ノ岩の休場の診断 書である。一月場所全休でも三月場所十両に 残留するための条件が診断書の提出であった。 巡業休場の診断書は未提出だっただけに気に なったが、さすがにここは出す以 ...

ハンディキャップ戦に挑む白鵬

2018/1/11    ,

一月場所が近づいてきた。優勝候補をあげる としたら、白鵬しかいない。同じ横綱の稀勢 の里、鶴竜は4場所連続休場あけであり、 不安要素がついてまわる。大関豪栄道、高安 はコンスタントに13勝以上あげる力 ...

次の大関は誰か

2018/1/10    ,

白鵬 32歳 稀勢の里 31歳 鶴竜 32歳 豪栄道 31歳 高安 27歳 横綱と豪栄道は30歳以上。高安は27歳だが、 28歳はそう遠くない。横綱、大関は全盛期を 過ぎている。高安も大関に昇進する前 ...

稀勢の里、決断の時

2018/1/9  

笑えないギャグがある。Q稀勢の里の得意技 は  A途中休場。昨年は3場所途中休場が あった。いずれも負けが込んでの休場だった。 目下4場所連続休場中である。稽古総見では、 あまり目はでなかっ ...

張り手論

2018/1/8    

横綱審議委員会が白鵬の張り差し、エルボー 気味のかち上げを横綱相撲にふさわしくない 美しくない技として昨年12月苦言を呈した。 エルボー気味のかち上げは通常のかち上げに することで解決できるので、ここ ...

阿炎の出世街道

2018/1/7  

阿炎が序ノ口から27場所かかって新入幕を 果たした。4年半だからけして遅いわけでは ない。むしろ早いほうである。しかし、新入 幕などとうてい考えにくい時期があった。 阿炎はどのような出世街道を歩んでき ...

傾聴に値する全年寄による理事長選挙

2018/1/5  

これまで筆者は理事選挙において、自由立候 補、自由投票を提案してきた。しかし、これ が実現するのはいつの日になるか。まず、 協会が自主的にやるとは考えにくい。おそら くお上の指導が入らない限り、実現し ...

処分確定、新たにつけ加えられた理由

2018/1/4  

昨年の28日、臨時理事会で決めた貴乃花親方 の措置が、今日4日の評議員会で正式に決定 した。結論からいえば、臨時理事会の措置 そのままの理事解任、役員待遇委員への降格 である。ただ、処分理由は臨時理事 ...

理事選挙を斬る2

2018/1/3    

理事は一門のボス的存在で、ボスへの忠誠心 によって成り立つものであってはいけない。 ファンあっての大相撲なら、協会は民主的 組織でなければならない。理事に立候補する 方は、何をしたくて理事に立候補する ...

理事選挙を斬る1

2018/1/2  

2年に1回の理事選挙が一月場所後の2月に おこなわれる。12月に理事を辞任した伊勢ヶ 濱(元旭富士)が早くも立候補を表明して いる。日馬富士の場合は引退後でも、改めて 引退勧告に相当という判断が下され ...

今年1年(平成29年)ご愛読ありがとうございました

2017/12/31  

賢明な読者の皆様、今年1年ご愛読誠にあり がとうございました。今年は平成28年よりPV が約2倍弱という結果を得られたのもご愛読 いただいた皆様のおかげです。月別にみます と本場所のある奇数月では1月 ...

日馬富士10番勝負3

2017/12/30    ,

日馬富士の熱闘10番のうち残りの5番をふり返ってみよう。 大関時代 平成24年七月場所千秋楽横綱白鵬戦 横綱対大関による史上初の千秋楽全勝決戦で ある。もっとも、大正6年春場所に横綱太刀 山と大関大錦 ...

カド番理事になる貴乃花

2017/12/29    

貴乃花親方の理事解任の措置は、議論して 決まったものではなかった。結論ありきに 異論を挟む雰囲気がまったくないなか、形式 上全員一致ということで決まったものだと いう。これでは相撲協会は開かれた民主的 ...

変更があり得る?貴乃花親方の処分案件

2017/12/28  

今日で仕事納めの企業が多い年の瀬に、一人 残されていた貴乃花親方の処置が臨時理事会 にかけられた。処置は被害者側貴乃花親方に 対してではない。ここをきちんと切り離さ ないと話にならない。貴乃花親方が問 ...

平成29年大相撲10大ニュース2位・1位

2017/12/27  

■2位 稀勢の里72代横綱に昇進 稀勢の里が一月場所初優勝して、そのまま 横綱に昇進した。昨年69勝と年間最多勝を とったことが大きく影響した。平成10年五月 場所後3代目若乃花以来の待望の日本人横綱 ...

新番付発表!重苦しかった新三役の記者会見

2017/12/26    

新番付の最大の注目点は、貴乃花部屋初の 三役貴景勝誕生に貴乃花親方が同席するかで あった。それはあっさりなくなり、新三役 貴景勝が国技館で単独会見した。貴乃花親方 は、暴行事件発覚以降沈黙続きだが、弟 ...

貴乃花親方をめぐる視点

2017/12/25  

■お粗末な貴乃花文書の言い訳 本日、貴乃花親方の聴取が帝国ホテルでおこ なわれた。帝国ホテルは稀勢の里の横綱伝達 式や高安の大関伝達式がおこなわれたホテル である。貴乃花親方の主張は、20日の臨時 理 ...

平成29年大相撲10大ニュース4位・3位

2017/12/24    ,

■4位 稀勢の里念願の初優勝 ずっとずっと応援してきて、稀勢の里はいつ も肝心なところで駄目だった。やっと優勝。 とI氏はふり返る。稀勢の里の優勝は待望 されながらも、遠かった。稀勢の里は初優勝 以前 ...

聞こえてこない改革の中身

2017/12/21  

20日の臨時理事会で2つの場面があった。 1つは、机に貴乃花親方が配布した紙があっ たという。八角(元北勝海)理事長が「これ は何ですか」と説明を求めると、貴乃花親方 は、「これです。ここに書いてあり ...

相撲協会の重く長い日

2017/12/20    

ここ数日は今日の臨時理事会でどんな処分が くだされるか、多数の予想が繰り広げられた。 それが急転直下、貴ノ岩の事情聴取が昨夜 実施されたというのだから、驚きをもって 迎えられた。これをもって貴乃花親方 ...

平成29年大相撲10大ニュース8位・7位

2017/12/19    

※まず、最初にお詫びをさせていただきます。 第9位を負傷負傷稀勢の里が逆転優勝としま したが、点数のつけ方に誤りがみつかり、 9位は横綱・大関はじめ休場力士多発でした。 改めまして訂正させていただき、 ...

平成29年大相撲10大ニュース10位・9位

2017/12/18    ,

■10位 高安大関に昇進 今年の前半、高安が11勝、12勝、11勝の成績 をあげ、文句なく大関に昇進した。高安が 急速に力をつけてきたのは平成28年七月場所 だから、そのまま一気に駆け上がって大関を ...

平成29年大相撲10大ニュース 前文

2017/12/17  

今年は重大ニュースが際立った年だった。 振り返ると、ニュースは土俵外にもあったし、 予期しないニュースも出てきた。そんななか、 好角家・相撲通のM氏・HR氏・T氏・A氏・ KW氏・さらにI氏に加わって ...

虎の尾を踏んだ貴乃花

2017/12/16  

貴ノ岩の聴取断念!こんな見出しが新聞を 飾っている。新聞によっては白旗宣言とまで 書いている。これをもって貴乃花親方の言い 分が通ったカタチになり、貴乃花親方の勝利 となった。とは言えない。むしろ逆で ...

隠された貴ノ岩

2017/12/15  

日馬富士暴行事件の謎の一つになぜ貴ノ岩を 隠す必要があったのか、があげられる。貴ノ 岩は事件発覚以降1度も姿を見せていない。 それは貴ノ岩の意志によるものではなく、 貴乃花親方の意向というべきだろう。 ...

かけ離れている貴ノ岩と貴乃花の認識

2017/12/14  

貴乃花親方が協会の貴ノ岩の事情聴取に一向 に応じようとしない。「警察と検察を間違え た」などという言い訳じみた発言で逃げまわ っている。したことといえば、貴乃花部屋の 出入り口にテレビカメラをつけたこ ...

貴乃花、協会首脳全面戦争近し?

2017/12/13  

ここへきて貴乃花親方の貴ノ岩への聴取に 協力しないことが判明した。書類送検では なく、検察の処分後と協会に文書で答えた という。協会は書類送検後聴取に応じると 認識していた。それが先延ばしになったの ...

当分続く?不透明感

2017/12/12  

貴乃花親方は現時点では、協会の貴ノ岩聴取 に応じる気配はみられない。この事件を不透 明なものにしているのは、被害者である貴ノ 岩の声が一向に聞こえてこないからである。 医学的に無理ならば心身ともに医者 ...

貴乃花親方の今後

2017/12/11  

元横綱日馬富士が鳥取県警から書類送検され た。これ事態は節目ではあるが、最終結論は これからである。問題は書類送検後に相撲 協会の聴取に応じると答えた貴乃花親方の 出方である。かつて協会首脳に「あなた ...

日馬富士10番勝負2

2017/12/10    

大関時代 平成23年七月場所千秋楽 稀勢の里戦 まず、平成23年七月場所はどういう場所で あったか説明しよう。白鵬は63連勝、そして 63連勝後も優勝を続け7連覇を達成していた。 日馬富士は約2年前の ...

追い込まれた2横綱

2017/12/9  

日馬富士問題の陰に隠れているが、鶴竜、 稀勢の里の置かれた立場は非常に追い込まれ ている。両横綱とも今年1年は休場に終始 した。これ以上の休場は許されないところ まで来ている。横綱は休場しても落ちない ...

日馬富士10番勝負1

2017/12/8    ,

<細かった安馬> 日馬富士は突然引退した。小兵ながら技に 生き、自己の限界以上の力を発揮した力士で あった。日馬富士は立ち合いの鋭さからスピ ードと集中力で取った力士であった。今こう いうタイプは稀有 ...

平成29年年間最多勝 最終版

2017/12/6    ,

<年間最多勝の表彰を受ける白鵬> 今年の年間最多勝が白鵬に決まった。2場所 休場の白鵬の年間最多勝は、他の横綱・大関の休場も多かったことによるものである。七月場所まで、高安が43勝17敗でトップだった ...

求道者双葉山

2017/12/4    

日馬富士問題はここへきて、貴乃花と白鵬の 相撲に対する姿勢へと広がりを見せてきた。 白鵬の勝ちにいく相撲。そのために張り差し、 ひじ打ち気味のかちあげ、挙句のはては猫だ ましまで繰り出したことさえあっ ...

日馬富士 横綱の通信簿

2017/12/3    

思いがけないカタチで突如日馬富士が引退 した。心情的に惜しむ声はあるが、他のスポ ーツのように大相撲界ではカムバックはあり 得ない。これで日馬富士の横綱の成績が確定 したことになる。それでは日馬富士は ...

クイズ 難読サイン 解答

2017/12/3  

十一月場所中に出題したクイズの解答です。 勢                   安美錦 若嶋津                  豊ノ海 あなたはどれくらい読 ...

平成30年一月場所チケット事情

2017/12/2    

十一月場所が終わって、1週間たたずに一月 場所のチケットが発売された。この間日馬 富士の引退があり、チケットにどういう影響 がでるのか、あるいはでないのかまったく 予想がつかなかった。一月場所は珍しく ...

不信・確執・軋轢渦巻く相撲界

2017/12/1    

3時間半にも及んだ異例の理事会の様子が 伝わってきている。それによると、どうも 貴乃花親方の「警察の捜査が終わったら協力 する」は、スムーズに決まったモノではなさ そうである。 <一代年寄貴乃花> あ ...

隠されたままの貴ノ岩

2017/11/30    

日馬富士の引退記者会見から一夜明けた日は、 定例の理事会が開催された、これが異例の 注目を浴びた。注目すべき議案がそろいすぎ ていた。日馬富士暴行事件の中間報告、日馬 富士の引退を受けて、貴乃花親方は ...

横綱日馬富士の決断

2017/11/29  

<引退をスクープした日刊スポーツ> 日馬富士が自ら引退に踏み切った。3日目、 日馬富士の暴行事件は突如浮上した。本場所 そっちのけの大騒ぎが、真相が見えない中、 連日連夜続いた。しかし、ここにきて自ら ...

■福岡千秋楽 1度の不祥事で崩壊するモノ

2017/11/29  

千秋楽の関心は八角(元北勝海)理事長の ご挨拶である。いったい何を語るのだろうと その時を待っていた。土俵に上がった八角 理事長は神妙な面持ちだった。そして口を 切った。「横綱日馬富士の問題により、皆 ...

■福岡14日目 盛り下がる一方の場所

2017/11/28    

2敗の隠岐の海が玉鷲に敗れ3敗。同じく 2敗の北勝富士が阿武咲に敗れ3敗。1敗の 白鵬が遠藤を無難に退けて、40回目の優勝を 決めた。優勝争いをしたことがない隠岐の海、 北勝富士に過大な期待はいだけな ...

■福岡13日目 工夫なき取組編成 興行上は冬の時代

2017/11/28    , ,

この日から大関高安が休場した。休場者は 留まることがない域にまで達した。先場所に 引き続き看板に偽りありの場所になった。 横綱・大関リーグ戦は千秋楽結びの一番のみ という寂しさである。ネットのチケット ...

■福岡12日目 貴乃花のルーツ

2017/11/27    ,

白鵬は昨日の敗戦を引きずることなく、御嶽 海を圧倒した。高安は北勝富士に敗れ4敗目、 豪栄道は逸ノ城に敗れ5敗目。ともに大関と して弱すぎる。今後も期待はできないし、 弱い大関はいらない。 <北勝富士 ...

■福岡11日目 白鵬のアピールに物言い

2017/11/27    

結びの一番で奇妙な光景が繰り広げられた。 嘉風対白鵬戦は、嘉風のもろ差し速攻で、 白鵬は西土俵下の客席まで吹っ飛んだ。世に も奇妙な光景はその直後におきた。土俵下で 白鵬が右手をあげているのだ。待った ...

■福岡10日目 稀勢の里に短命横綱の危機

2017/11/27  

稀勢の里はまたも負けが込んで休場した。 こんなことが短期間で3度もあると短命横綱 の気配さえ感じてくる。これまで短命横綱を 見てきたが、稀勢の里はまだ5場所目である。 そのうち4場所が休場では、6場所 ...

クイズ 難読サイン

2017/11/21  

達筆過ぎて読めない字が世の中にはある。以下の力士のサインを当ててみてください。 人気現役力士          ベテラン現役力士 部屋持ちの親方の現役名      元大関が育てた力士 答は千秋楽後に ...

ほかにもあった暴行事件

2017/11/21  

日馬富士の暴行事件が明るみに出てから、 メディアで過去の暴行事件を紹介し、ふり 返ったりもしている。 時津風部屋、新弟子暴行死事件 朝青龍、知人暴行事件 元金親、マネジャー暴行事件 以上が取りあげられ ...

横綱の合格ライン

2017/11/21    

鶴竜が4場所連続休場中である。今年に入っ ても皆勤は1場所で、その成績も10勝5敗で 横綱の責任を果たしたとはいえない。優勝は 通算3回と少ない。今、横綱が抱える最大の 問題点は、同じ横綱でもあまりに ...

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平成29年十一月場所のゆくえ

2017/11/21    ,

優勝は白鵬以外考えられない。9連勝と負け なしの上、相撲内容が一番安定している。 ただし絶対ではない。昭和42年十一月場所、 11勝1敗で独走していた大鵬が休場して優勝 を逃したことがある。そういう意 ...

◆お知らせ 賢明な読者の皆様へ

2017/11/21  

土俵の目撃者をいつもご愛読いただき誠に ありがとうございます。足を使い、この目で 見た生の大相撲をお届けするために、十一月 場所の10日目から千秋楽まで福岡国際センターで観戦します。その間興味深い大相 ...

■福岡9日目 深い溝からは何も生まれない

2017/11/20  

稀勢の里は重症である。宝富士相手に左四つ になっても肝心の上手が取れないまま攻めて いって、宝富士の下手投げをくった。四つ身 は差し手よりも上手を先に取りにいくもので ある。威力があるのは上手である。 ...

■福岡8日目 声なき貴ノ岩

2017/11/19    ,

稀勢の里は比較的取り易い逸ノ城相手に四つ にもなれず、ずるずる後退して土俵を割った。 これで4勝4敗となった。稀勢の里は自信を 回復するほど十二分な稽古が、いき届いて いたとは言いがたい。自信喪失状態 ...

■福岡7日目 混迷深める貴乃花親方

2017/11/18    

北勝富士は徹底した右おっつけで、稀勢の里 の左を封じた。稀勢の里は相変わらず、腰高 だし、守りに入っては苦しい。成績も4勝 3敗と怪しくなってきた。今場所は優勝争い する前に白鵬以外の横綱・大関は自滅 ...

■福岡6日目 異なる証言、疑問に推測憶測が渦巻く事件

2017/11/17    ,

大関豪栄道がパワー相撲の千代大龍の猛攻に しのいで、まわりこんだが、最後に土俵を 割った。貴景勝は落ちない。高安との突き 押し合戦は、貴景勝が優った。白鵬が星も 相撲内容も群を抜いている。 日馬富士の ...

■福岡5日目 スピード感がない協会の独自調査

2017/11/16    

今日から照ノ富士が休場した。初日から力の 入らない相撲が目立っていたので、休場も やむなしである。これで休場は鶴竜、貴ノ岩、 宇良、日馬富士、碧山に続いて幕内6人目で ある。休場者花盛りというところか ...

■福岡4日目 日馬富士は自ら進退を決断したほうがいい

2017/11/15  

稀勢の里対貴景勝戦は、稀勢の里の立ち合い 負けである。後手にまわっておこされ、残り 腰はなかった。輪島なら貴景勝タイプには、 立ち合い前褌を取ることにすべてをかけた 相撲を取るのだが、稀勢の里は無策だ ...

■福岡3日目 許されざる力士生命を脅かす暴行事件

2017/11/14  

3日目、横綱・大関は安定してきた。阿武咲 はやや気負い過ぎで足がついていっていない。 今日から日馬富士が休場した。ここで彼を めぐるビール瓶暴行事件に触れておかなけ ればならない。 何とも不思議な感覚 ...

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■福岡2日目 パワー負け日馬富士の連敗は深刻

2017/11/13  

初日黒星スタートの稀勢の里が、難敵阿武咲 と対戦した。勝負は立ち合い一瞬で決まった。 気負いすぎた阿武咲の下半身が崩れた。稀勢 の里は短期決戦で1勝。今の稀勢の里はとに かく勝っていくことが必要である ...

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■福岡初日 複数ある稀勢の里の敗因

2017/11/12  

3場所連続休場明けの稀勢の里が、実力者 玉鷲に押し出された。初日早々不安な出だし となった。稀勢の里対玉鷲は3度も立ち合い が合わなかった。最初の立ち合い不成立で 稀勢の里の戦法が露見する結果となった ...

平成29年福岡 横綱・大関に挑む9人のサムライ

2017/11/11    

横綱白鵬・稀勢の里、大関高安が土俵に戻っ てくる。3横綱2大関の上位にフルに挑む 力士は3枚目北勝富士までである。東関脇 御嶽海から北勝富士までのここ1年間の上位 戦の成績は以下である。なお、照ノ富士 ...

年間最多優勝争いになる十一月場所

2017/11/10    ,

納めの十一月場所の優勝は白鵬か稀勢の里か。 白鵬になっても、稀勢の里になっても今年 3回目の優勝になり、年間最多優勝になる。 ともに休場明けの場所となる。白鵬は過去 休場後の成績は以下である。 関脇6 ...

4横綱時代の終焉

2017/11/9    

<H29年7月 鶴竜(右)今年最後の一番となった北勝富士戦> 鶴竜が早々と十一月場所の休場を決定した。 これでまたも4横綱皆勤はならなかったと 嘆く方がいるだろうが、4横綱時代は75場所 あって皆勤は ...

阿武咲と貴景勝を徹底比較2

2017/11/8    ,

4.取り口 阿武咲・貴景勝ともに突き押しを得意とする。 前に出る相撲は四つ相撲力士にとっては一歩 間違えると、もっていかれる恐れがある。 横綱・大関戦で波乱を巻き起こす要素がいっそう出てくる。突きを得 ...

阿武咲と貴景勝を徹底比較1

2017/11/7    

若くてたくましくて将来性を感じさせる力士、 それが阿武咲と貴景勝である。ともに平成 8年生まれの21歳の若武者である。九月場所、 阿武咲は横綱日馬富士、実力者御嶽海、嘉風、 玉鷲に勝って10勝をあげ、 ...

2勤1休の白鵬の限界を探る

2017/11/6    

白鵬は連続優勝しながら九月場所を休場した。 白鵬はこれまで休場の少ない横綱だった。 それが、優勝回数や各通算勝利数新記録を 達成した要因であった。ここ1年は2勤1休 の場所となっている。白鵬自身は東京 ...

勢いが止まった高安

2017/11/5  

大関に昇進する前は勢いがあった高安だが、 大関に昇進したとたん9勝6敗、1勝2敗 12休と不成績が続いている。つまり、大関に なって勢いがパタリと止まってしまったので ある。これは気になる傾向である。 ...

現役力士の三賞受賞事情

2017/11/4    ,

先場所は3横綱・2大関が休場するなか、 貴景勝、阿武咲、朝乃山、嘉風の三賞力士の 活躍で場所は盛り上がった。三賞は戦後の 混乱期のなかからなんとか大相撲を盛り上げ ようという気運から誕生した。また、優 ...

大奄美の出世街道

2017/11/3  

十一月場所唯一新入幕を果たした力士が大奄 美である。本名坂元元規、鹿児島県大島郡 出身、追手風部屋(元大翔山)。185センチ、 181ロ。得意技は右四つ寄りである。相撲は 小学2年生より相撲道場で取る ...

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