平成最後の番付が発表された。関脇は13勝
優勝の玉鷲が東に、11勝次点の貴景勝が西も
ありえたが、そうはならなかった。大関は
9勝2力士と0勝なのだから、関脇より
弱い大関となってしまった。これは大相撲
がかかえる未だに続く矛盾である。小結は
問題なく御嶽海と北勝富士となった。御嶽
海はこれで連続13場所関脇・小結在位である。
<玉鷲>
前頭上位は空白地帯である。順次番付を編成
すれば以下になる。
錦木 1魁聖
栃煌山2正代
逸ノ城3大栄翔
遠藤 4妙義龍
これでは負け越しで上がるケースになるので
実際は次のようになった。
魁聖 1遠藤
大栄翔2妙義龍
錦木 3正代
栃煌山4逸ノ城
このような場合どうしても運が作用する。
<三月場所番付>
稀勢の里と貴ノ岩の引退と十両降格力士候補
が5力士で計7力士分のアキができる。実際
十両から幕内に上がれる力士は5人のため、
豊山と千代翔馬は幕内に留まった。新入幕は
友風、照強、大翔鵬の3力士である。再入幕
豊ノ島は平成28年七月場所以来の復帰である。
十両で2場所連続2ケタ勝ち星をあげてきた
だけに、成績によっては涙の敢闘賞がある
かもしれない。
先場所幕下優勝の若元春が十両入りした。
大波3兄弟の次男坊である。弟はすでに十両
に定着している若隆景である。長兄は幕下の
若隆元である。祖父は小結若葉山、父は幕下
若信夫と相撲一家である。陸奥(元霧島)
部屋久々の関取となったのが、霧馬山である。
モンゴルの5人のテスト生から選ばれた。
どこまでやるか注目である。
<若元春>
朝青龍の甥豊昇龍は幕下7枚目まで番付を
上げてきた。大鵬の孫納谷は幕下51枚目だか
ら差をつけた。幕下5枚目、琴櫻の孫・琴ノ
若の息子琴鎌谷に迫ってきている。
前日、NHKのサンデースポーツで平成の
名勝負が放送された。平成最後の三月場所で
どんな熱戦、名勝負が展開されるのか。相撲
人気は続いている。
中央線総武線の事故に巻き込まれました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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