大相撲

■春初日 注目の取組3番を斬る

2019年3月10日

三寒四温があるかと思えば、1日でも温度差
がある季節である。こうした要因で荒れる
春場所と言われるようになった。今年は荒れ
る三月場所となるか。今日10日から初日が
始まった。

初日注目の取組3番。まず、大関昇進がかか
る貴景勝。取組前の表情はやや堅く見えた。
対戦相手の妙義龍は油断できないが、取り
にくい相手ではない。もっとも貴景勝の相撲
の取り口は一貫している。妙義龍戦は次の
ように展開した。貴景勝は立ち合いまっこう
から押し上げ、左に動く妙義龍をそのまま
押し出してしまった。貴景勝は自信にあふ
れる内容であった。完勝である。

鶴竜の対戦相手は実力者御嶽海である。先場
所は3横綱を撃破して殊勲賞を受賞している。
まだ場所になれない初日としては、いやな
対戦相手である。立ち合い果敢に攻めたのは
鶴竜だった。だが組めない、攻めきれない。
いなして攻め込むとき、逆にいなされ後ろ
向きにされた。ここで勝負あった。そのまま
押し込まれ、送り出され、東土俵を割った。
鶴竜は黒星スタートとなった。

白鵬の対戦相手は、先場所攻め込まれ、驚異
のねばりで紙一重でかろうじて勝った北勝
富士である。こちらもいやな相手である。
突き押しで攻め込まれると危ない。だが、
勝負はあっけなかった。立ち合い当たり合っ
たあと、白鵬の左突き落としが決まり、北勝
富士はばったり両手をついてしまった。勝負
は一瞬で決まった。白鵬は33歳最後の日を
白星で飾った。

昨年は内閣府への告発状や支度部屋で付人へ
の暴行事件など、土俵外の話題に振り回され
た。今年はぜひ土俵に集中できる場所であっ
ていただきたい。

【大相撲写真館】

06十四幕下十両 066
<2006年の豪栄道>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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