大相撲

■春6日目 豪栄道の思いがけない敗戦

2019年3月15日

思いがけない敗戦は相撲につきものである。
序盤、出足速攻で磐石の相撲を取ってきた
のが、豪栄道である。相手につけいるスキを
与えず、強者の相撲を発揮してきた。豪栄道
が万全の相撲を取るのは、平成28年九月場所
の全勝優勝以来である。体からは気迫がみな
ぎっていた。

その豪栄道が6日目に土がついた。相手は
大栄翔である。立ち合い豪栄道の手が仕切り
線より出て、やり直し。これが豪栄道の心理
に影響を及ぼしたとは思えない。大関とも
あろう者が、自らのミスで動揺してはなら
ない。

2度目の立ち合いで豪栄道は出たが、大栄翔
に出足を止められ、反撃をされた.そのとき
豪栄道の左足が出た。そこをタイミングよく
はたかれた。決まり手は押し出しであった。

それにしても今日の豪栄道は、昨日までの
豪栄道ではなかった。最もいつも磐石の相撲
が取れるとは限らないところに難しさがある。
横綱朝潮は強い朝潮と弱い朝潮が同居して
いると言われた。

白鵬は全勝を守った。豪栄道は追いかける
立場になった。優勝争いは白鵬が追いかけて
はじめて五分になると言われたことがあった。
今の白鵬は絶対的強者ではない。どこかで
歯車がくるう展開もあり得る。先場所は
10連勝後3連敗している。だから白鵬が有利
になったとは言い切れない。

だから豪栄道は気持ちを切りかえ、再び強い
相撲を復活させていけば、優勝の可能性は
ある。地元優勝の実現にむけて、強い豪栄道
を見せていただきたい。

【大相撲写真館】
080125十三日目十両 009玉加工
<2008年の玉鷲>

アニメめぞん一刻を見始めなした。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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