大相撲

■夏初日 中心を欠いた大相撲

2019年5月12日

大相撲のその日の取組の最大の注目点は良く
も悪くも稀勢の里であった。稀勢の里は大丈
夫か。稀勢の里よ、何としても勝ってくれ。
御願いだから勝ってくれ。悲痛な叫びのなか
でむかえる稀勢の里の取組をじっと見守った
ものである。そして一喜一憂したものである。
それは既に失われてしまった。

かつて白鵬は絶対王者であった。その力は
衰えたとはいえ、土俵の中心的存在である
ことに変わりはなかった。毎年優勝を続けて
いる。調子がいいときは優勝してしまう。
ところが五月場所は全休してしまった。予想
していたこととはいえ、白鵬を欠いた大相撲
はどこか物足りない。
190511初日前日 611
<白鵬の代行として優勝額を受け取る師匠宮城野>

大鵬の晩年はまず、新大関清國が優勝した。
その翌場所に何度か横綱に届かなかった玉乃
島が優勝した。そして北の富士が連続優勝
して横綱昇進を決めた。そして13勝優勝-
10勝-13勝優勝同点の玉乃島の同日横綱昇進
が決定した。

令和最初の場所は中心を欠く大相撲になって
しまったが、大鵬晩年のようなダイナミック
な変化はまだ遠い。とはいえ、実力者にとっ
ては、優勝のチャンスであることは間違いない。
190512初日幕内 1458
<新大関貴景勝、遠藤に快勝>

新大関貴景勝は一気に押して、遠藤にまわし
を取らせなかった。硬さは微塵もない。豪栄
道はときどき目が覚めるような速攻をみせる。
初日の北勝富士戦でそれがでた。鶴竜はパワ
ー相撲の御嶽海相手に押し込んでそのまま
押し出してしまった。
190512初日幕内 1737
<鶴竜、御嶽海を押し出す>

最大の優勝のチャンスを生かすのは誰になる
のか。令和最初の場所の優勝を目指す戦いは
始まったばかりである。

長い間土俵下の力士控えは空席のまま
だった。三段目の天風は休場かと思い
きやあわててはいってきました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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