大相撲のその日の取組の最大の注目点は良く
も悪くも稀勢の里であった。稀勢の里は大丈
夫か。稀勢の里よ、何としても勝ってくれ。
御願いだから勝ってくれ。悲痛な叫びのなか
でむかえる稀勢の里の取組をじっと見守った
ものである。そして一喜一憂したものである。
それは既に失われてしまった。
かつて白鵬は絶対王者であった。その力は
衰えたとはいえ、土俵の中心的存在である
ことに変わりはなかった。毎年優勝を続けて
いる。調子がいいときは優勝してしまう。
ところが五月場所は全休してしまった。予想
していたこととはいえ、白鵬を欠いた大相撲
はどこか物足りない。
大鵬の晩年はまず、新大関清國が優勝した。
その翌場所に何度か横綱に届かなかった玉乃
島が優勝した。そして北の富士が連続優勝
して横綱昇進を決めた。そして13勝優勝-
10勝-13勝優勝同点の玉乃島の同日横綱昇進
が決定した。
令和最初の場所は中心を欠く大相撲になって
しまったが、大鵬晩年のようなダイナミック
な変化はまだ遠い。とはいえ、実力者にとっ
ては、優勝のチャンスであることは間違いない。
新大関貴景勝は一気に押して、遠藤にまわし
を取らせなかった。硬さは微塵もない。豪栄
道はときどき目が覚めるような速攻をみせる。
初日の北勝富士戦でそれがでた。鶴竜はパワ
ー相撲の御嶽海相手に押し込んでそのまま
押し出してしまった。
最大の優勝のチャンスを生かすのは誰になる
のか。令和最初の場所の優勝を目指す戦いは
始まったばかりである。
長い間土俵下の力士控えは空席のまま
だった。三段目の天風は休場かと思い
きやあわててはいってきました。
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よしなに
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