1横綱3大関は2日目において全員強さを
発揮した。なかでも抜群の強さを見せたのが
横綱鶴竜であった。突き押しのパワー相撲の
北勝冨士に踏み込んで一気にもっていって
しまった。北勝冨士は勢い余って花道まで
足が止まらないほどであった。
鶴竜はここ1年39勝18敗33休である。五月
場所こそ優勝したが、その後の5場所は10勝
5敗が最高成績で休場が3場所もある。実は
鶴竜にはもう1つデータがある。鶴竜が一人
横綱の場所はこれまで3場所あった。
平成27年九月場所12勝3敗優勝
平成30年一月場所11勝4敗
平成30年三月場所13勝2敗優勝
3場所とはいえ、優勝2回と好成績を残している。
今場所は4度目の一人横綱である。期する
ものがあるのか、好調な出だしである。それ
もパワー相撲を組みとめての勝利ではない。
出足で圧倒しているのである。今までの鶴竜
の勝利のパターンとは違う。
新大関貴景勝も突き押しからのいなしで、
琴奨菊を突き出した。豪栄道も碧山の巨体を
すくい投げで、危なげない相撲を取った。
場所はまだ始まったばかで、この後勢いに
のって白星街道を突っ走ると言い切るのは
まだまだ早計である。
明日3日目の取組は以下である。
御嶽海-高安
豪栄道-遠藤
貴景勝-北勝富士
琴奨菊-鶴竜
優勝の条件は当然ながら
1.取りこぼしを最も少なくする
2.横綱・大関リーグ戦で好成績を残す