大相撲

■夏5日目 優勝争いは1年前の再現になる?

2019年5月16日

今日5日目から大関貴景勝が休場した。一気
に寂しい場所になってしまったが、どうしよ
うもない。残された大関豪栄道は力なく大栄
翔に敗れ、早くも2敗。大関高安は千代大龍
に土俵際まで押し込まれ、かろうじて勝つ始末。
どうもしまらない相撲内容である。優勝争いを
する力からはほど遠い。

それでは誰が優勝争いをするのか。相撲内容
と勝ち星から横綱鶴竜と関脇栃ノ心しか考え
られない。栃ノ心はパワー相撲の北勝冨士に
対して、踏み込んで前に出て左上手を取った。
右四つに組みとめると西土俵に寄り切った。
鶴竜は碧山相手に下から、下から攻め立て、
東土俵に追い詰め、最後は組んで寄り切った

鶴竜が勝ち進むのは、横綱だから当然という
見方があるが、そうとも言い切れない。ここ
5場所は10勝5敗が最高成績で、3場所も
休場がある。つまり不振が5場所続いていた
わけである。栃ノ心にいたっては大関昇進と
ともに不振が始まっている。大関5場所は
休場2場所、負け越し1場所、1ケタ勝利
2場所とさんざんな成績で大関を降格して
いる。

鶴竜、栃ノ心が好調だったのは、1年前の
五月場所である。栃ノ心は横綱白鵬に初勝利
を果たした。鶴竜と栃ノ心は14日目12勝1敗
同士で激突して優勝を争った。鶴竜がうまさ
で力を封じ、初の連続優勝を達成した。栃ノ
心は大関昇進を決めた。

今場所両力士が優勝を争うのなら、それは
1年前の再現になる。鶴竜対栃ノ心戦は通常
なら12日目に実現する。それまで両力士が
好調を続けていくしかない展開となってきた。

【大相撲写真館】
180526十四日目幕内 1149
<H30年5月 優勝を争った鶴竜(向こう)と栃ノ心>

メールの多い日でした。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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