大相撲

■夏4日目 貴景勝が目指すF1相撲

2019年5月15日

昨日負けた3大関は、4日目締めて来た。
注目は貴景勝であった。対戦相手の御嶽海
には貴景勝3(…●●●●●)7御嶽海、
で目下5連敗中である。先場所はつかまって
負けている。御嶽海戦に限らず、貴景勝が
さらに上を目指すためには、突き押し相撲
では限界がある、という見方は早くから指摘
されていた。

では貴景勝が目指すべき相撲は何か。四つ
相撲という意見があった。しかし、これは
身長や手の長さから本格的な四つ相撲はどう
しても限界がある。筆者は、栃木山ばりの
出足の跡がレール状になるほどのはず押しの
威力を磨いては、と思っていた。

ところが貴景勝本人は別の考えがあった。
手本としたのは、F1相撲の2代目琴錦で
ある。もろざし速攻の相撲で平幕優勝を2回
達成している。組んでも休まず走る相撲で
ある。天敵御嶽海戦、まだ速攻とまでいか
なかったが、もろ差しで寄り切った。今日の
相撲にスピードが加われば幅が広がる。

柏戸は前褌を取って走る相撲だった。相手
かまわずこの相撲を取った。ときには勢い
余って土俵下でケガをした。清國に取った
前褌を上から叩きつけられて、前褌を切られ
て敗れたこともあった。相撲技に完璧はない。
まして貴景勝の試みはスタートしたばかりで
ある。すべてはこれからの稽古にかかっている。

土俵で足を痛めたような歩き方をした貴景勝。
明日の相撲に影響しなければいいが。

【大相撲写真館】

180930日馬引退相撲 1496金冨士

<日馬富士が描いた「金富士」>

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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