大相撲

■夏6日目 優勝のチャンスを生かせない大関

2019年5月17日

全勝栃ノ心は関脇逸ノ城と右四つがっぷり
から力相撲となった。途中栃ノ芯が一瞬もろ
ざしになったものの、右四つから長い相撲に
なった。最後は栃ノ心が渾身の力で寄り切っ
た。先場所逸ノ城の唯一の黒星は栃ノ心から
だった。勝負はともかく栃ノ心にとって、
逸ノ城は最も力を発揮しやすい対戦相手と
いえる。栃ノ心はかつて十両で、千秋楽に
本割、優勝決定戦と連勝したこともある。

もう一人の全勝横綱鶴竜は、大栄翔と激しい
突き合いの応酬からはたいて危なかった。
わずかに土俵際残してかろうじて勝利した
ものの、相撲内容は今場所最も悪かった。
鶴竜にとって今日の相撲が戒めになるか、
対戦相手のつけいるスキになるか。鶴竜の
残り9番が注目される。

昨日優勝争いは鶴竜と栃ノ心の間でおこなわ
れるのなら、1年前の五月場所の再現になる
と書いた。大関に関しては今年の一月場所の
再現と言いたくなってくる。高安は玉鷲の
攻めに後退、また後退で土俵を割って、いい
ところなく3敗目。豪栄道は当たりあった後、
千代大龍が引くとばったり両手をついてしま
った。豪栄道も3敗目である。

一月場所、豪栄道は6日目まで3勝3敗。
高安は2勝4敗だった。この場所は果たして
勝ち越せるのか、という危惧があった。本来
大関は10勝以上が責任勝ち星である。8勝や
9勝だと、関脇以下が目指す目標と変わら
なくなる。

今場所は白鵬が休場で、大関にとっては優勝
の絶好のチャンスであったはず。それを生か
せないとなると、今後優勝は期待しにくく
なる。大関に関しては注目点が失われた場所
になってきた。

【大相撲写真館】
180526十四日目十両幕下以下 112福山(襷反り)東里
<H30年5月 福山、東里にたすき反りをかける>

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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