大関清水川、関脇沖ツ海、前頭筆頭高登、
前頭6枚目瓊ノ浦であった。このうち清水川、
沖ツ海、高登は直接対戦している。千秋楽は
全員が勝ち、番付上位の清水川の優勝となっ
た。
昭和8年春場所は脱退組の二十数名が帰参
した。番付上は紙を添え別席とした。帰参組
男女ノ川は横綱玉錦、大関清水川、大関武蔵山
を倒し、11戦全勝で優勝した。男女ノ川は
翌場所小結となっている。
昭和10年春場所、玉錦と平幕鏡岩は10勝1敗
の同成績である。だが、玉錦の1敗は千秋楽
大関武蔵山に負けたもので、鏡岩にリードを
許すことはなかった。
昭和10年夏場所、横綱・大関との対戦圏内は
前頭2枚目の旭川までである。それがなんと、
5枚目綾昇が終盤9日目急遽大関清水川戦が
組まれた。綾昇ここまで7勝1敗。優勝争い
は8勝の武蔵山がトップ。1敗で追いかけて
いたのが横綱玉錦である。横綱・大関対戦圏
外の好成績者がはじめて大関戦を組まれた
ことになる。
<綾昇のブロマイド>>
その結果綾昇は清水川に敗退。千秋楽、玉錦
と武蔵山が1敗のまま相星決戦となった。
決戦を制した玉錦が優勝した。武蔵山、綾昇
は2敗でおよばなかった。しかし、武蔵山は
場所後横綱に昇進した。
昭和13年春場所、羽黒山は4日目、横綱武蔵
山と対戦した。羽黒山は5枚目で当然横綱・
大関の対戦圏外だった。ところが上位に武蔵
山をはじめ7人の出羽海部屋の力士がいた。
そのため羽黒山は繰り上げ対戦となったわけ
である。
出羽系力士の数の多さが歴史を逆に向かわ
せることになった。
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よしなに
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