大相撲

幕内横綱・大関対戦圏外の好成績者 戦前系統別期

2019年4月13日

戦前系統別!A
昭和7年10月場所、千秋楽をむかえ、2敗は
大関清水川、関脇沖ツ海、前頭筆頭高登、
前頭6枚目瓊ノ浦であった。このうち清水川、
沖ツ海、高登は直接対戦している。千秋楽は
全員が勝ち、番付上位の清水川の優勝となっ
た。
瓊ノ浦
<瓊ノ浦のブロマイド>>

昭和8年春場所は脱退組の二十数名が帰参
した。番付上は紙を添え別席とした。帰参組
男女ノ川は横綱玉錦、大関清水川、大関武蔵山
を倒し、11戦全勝で優勝した。男女ノ川は
翌場所小結となっている。

昭和10年春場所、玉錦と平幕鏡岩は10勝1敗
の同成績である。だが、玉錦の1敗は千秋楽
大関武蔵山に負けたもので、鏡岩にリードを
許すことはなかった。

昭和10年夏場所、横綱・大関との対戦圏内は
前頭2枚目の旭川までである。それがなんと、
5枚目綾昇が終盤9日目急遽大関清水川戦が
組まれた。綾昇ここまで7勝1敗。優勝争い
は8勝の武蔵山がトップ。1敗で追いかけて
いたのが横綱玉錦である。横綱・大関対戦圏
外の好成績者がはじめて大関戦を組まれた
ことになる。
綾昇
<綾昇のブロマイド>>

その結果綾昇は清水川に敗退。千秋楽、玉錦
と武蔵山が1敗のまま相星決戦となった。
決戦を制した玉錦が優勝した。武蔵山、綾昇
は2敗でおよばなかった。しかし、武蔵山は
場所後横綱に昇進した。

昭和13年春場所、羽黒山は4日目、横綱武蔵
山と対戦した。羽黒山は5枚目で当然横綱・
大関の対戦圏外だった。ところが上位に武蔵
山をはじめ7人の出羽海部屋の力士がいた。
そのため羽黒山は繰り上げ対戦となったわけ
である。
羽黒山
<羽黒山のブロマイド>

出羽系力士の数の多さが歴史を逆に向かわ
せることになった。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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