大相撲

■夏10日目 わくわく感に欠ける取組

2019年5月21日

場所は中盤最終日に入った。小兵炎鵬の相撲
は注目に値するが、どうも上位の取組はもう
一つ盛り上がりに欠ける。

鶴竜対阿炎
豪栄道対隠岐の海
高安対竜電

すべて平幕戦である。平幕戦が悪いという
わけではないが、いまひとつわくわく感に
欠ける。10日目、比較的興味がもてる対戦は、
上位では栃ノ心対御嶽海戦だけである。白鵬、
貴景勝、逸ノ城が休場しているので、取組
編成が難しいのはわかる。

しかし、隠岐の海、阿炎が横綱大関の対戦
圏内であることは はじめからわかっていた
ことである。それが前半では一切横綱・大関
戦がなく、中日以降、今になって組み始めて
いる。なにか極端すぎやしないか。

思い起こせば朝青龍のスピードと集中力の
相撲は魅力的だった。日馬富士よりも上手で
あった。彼の時代はなぜ今ほど観客が満員に
ならなかったか、不思議な気がする。寄り
立てる琴光喜相手にダイビングアンダー
スルーといいたくなるほどの下手投げを放っ
たことさえあった。朝青龍の相撲は誰よりも
魅力的だった。だが、今は上位で朝青龍ほど
の存在はいない。

わくわく感のない取組傾向は、明日11日目も
続く。

鶴竜態妙義龍
高安対碧山
豪栄道対竜電

1敗朝乃山の11日目の対戦相手はなぜか5勝
5敗の佐田の海である。引き続き11日目も
わくわく感のない上位陣及び朝乃山の取組
となる。

会場は満員御礼なのだが、これが中盤戦最終
日、終盤戦最初の取組の実態では、少し寂し
すぎる。

【大相撲写真館】

200603春千 392
<朝青龍(左)と栃東の仕切り>

11日目から国技館観戦です。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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