大相撲

大関昇進をめぐる三賞記録

2019年3月28日

新大関貴景勝は伝達式を終え、記者会見を
済ませた。その後各番組に生出演して精力的
に応えた1日だった。大関の昇進というと
直前の3場所の勝ち数が取り上げられる傾向
がどうしてもある。もう一つの見方は相撲
内容の評価としての三賞受賞である。
190324千秋楽幕内 1027
<貴景勝>

そこで大関昇進をめぐる三賞記録を調べて
みた。対象は年間3場所が実施されて3場所
目の昭和24年秋場所以降誕生した吉葉山以降
とした。吉葉山から貴景勝まで69人の大関、
魁傑が2度大関に昇進しているので、昇進
直前3場所の三賞は70例に及んだ。
貴景勝は殊勲・敢闘-技能-技能と3場所
とも受賞している。このように直前3場所
すべて三賞を受賞した力士は25人に及んだ。
70例の38%である。それが以下である。簡単
なことではないことがわかる。
栃錦
柏戸
豊山
玉乃島
前乃山
貴ノ花(父)
大受
若三杉
魁傑(2回目)
増位山
千代の富士
北天佑
北尾
北勝海
旭富士
霧島
若ノ花(3代目)
雅山
朝青龍
琴欧州
日馬富士
豪栄道
高安
栃ノ心
貴景勝
大受
<大受の記事>

大関直前3場所で三賞の最多受賞は豊山の
6回受賞である。殊勲・敢闘のダブル受賞を
3場所続けたわけである。この記録は長い間
破られなかったが、約10年半後大受が殊勲-
殊勲・技能-殊勲・敢闘・技能と6回タイと
並んだ。なお、栃ノ心が5回受賞と続いて
いる。
魁傑(2回目)は大関昇進直前の3場所を
すべて敢闘賞、増位山はすべて技能賞、豪栄
道はすべて殊勲賞を受賞している。また、
旭富士が技能-技能-敢闘・技能というカタ
チで3場所技能賞を受賞している。
161012豪栄道パレード 045
<豪栄道>

大関昇進直前の3場所を殊勲、敢闘、技能と
3種類すべて受賞している力士が以下である。
大受
北天佑
北勝海
高安
栃ノ心
貴景勝
このうち高安は敢闘-殊勲-技能とダブル
受賞がないから、1場所ずつ違う三賞をそれ
ぞれ受賞している唯一の力士である。
120204稀勢の里大関昇進披露宴 043
<高安>

大関昇進直前場所しか三賞を受賞していない
力士がいる。
大内山
松登
若ノ花(初代)
若羽黒
北葉山
佐田の山
三重ノ海
貴ノ浪
出島
琴光喜
もっとも三重ノ海は優勝と殊勲・技能を受賞
している。出島は優勝と殊勲・敢闘・技能
受賞と1場所に集約している。
もっと極端なのが、大関昇進直前場所で三賞
受賞がない力士がいるのである。
吉葉山
大鵬
北の富士
魁傑(1回目)
貴ノ花(子)
4力士は大関昇進2場所前か3場所前、ある
いは両方で三賞を受賞している。大鵬は大関
昇進直前場所で優勝しながら、三賞がなかっ
た。大鵬なら優勝しても不思議ではないほど
の逸材とみられていたのは確かである。

大鵬
<大鵬>

さらにすごいのが、大関昇進直前3場所すべ
て三賞なしが2例ある。まず、鏡里である。
鏡里は大関直前3場所三賞なしで大関になっ
たわけである。次は朝汐である。もっとも
朝汐は直前の場所で優勝している。それでも
三賞受賞にはいたらなかった。朝汐はこの
とき2回目の優勝であった。関脇以下で優勝
しながら、三賞を受賞できなかったのは、
大鵬と朝汐のみである。現代なら考えられ
ない。
鏡 
<鏡里のブロマイド>

貴景勝は成績だけでなく、内容も評価されて
の大関昇進であったことが改めてわかる。

焼きおにぎりを久々に食べました。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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