一月場所は先場所の貴景勝に続き、玉鷲が
初優勝した。連続初優勝である。昨年は一月
場所、栃ノ心、七月場所御嶽海とこのところ
初優勝が目立ってきている。それでは初優勝
の次点は誰だったのか。
優勝栃ノ心14勝1敗 次点大関高安12勝3敗
優勝御嶽海13勝2敗 次点大関豪栄道10勝5敗
(上位限定)
優勝貴景勝13勝2敗 次点大関高安12勝3敗
優勝玉鷲 13勝2敗 次点関脇貴景勝11勝4敗

<玉鷲初優勝>
御嶽海と貴景勝と玉鷲の場合は3横綱が不在
であった。三月場所以降横綱は2人になる。
横綱が不在になればますます初優勝の可能性
が高まる。横綱不在のときこそ大関が奮起
しなければならないが、高安が2度ほど争っ
て二歩、あるいは一歩届かずという結果に
終わっている。この辺に大関の限界を感じて
しまう。

<高安>
白鵬、鶴竜の両横綱、大関豪栄道・栃ノ心は
30歳を超えている。そう多くを望むのは難し
くなって来ている。昨年の一月場所から今年
の一月場所までけっこう休場している。
白鵬 5場所
鶴竜 3場所
豪栄道2場所
栃ノ心2場所
人によっては豪栄道、栃ノ心はそれほどでも
と思うかもしれないが、大関としての成績が
よくない場所が多い。何より優勝争いができ
ていない。これでは番付の意味がなくなって
しまう。もっとも大関が最高位の力士の大関
時代の優勝は稀である、と以前書いた。だと
したら期待するほうに無理があるのかもしれ
ない。

<休場が絶えない>
いまは誰にでも優勝のチャンスがある。と
同時に新しい力が台頭して、この状態を収束
していただきたいとも思う。混迷の時代は
新しい英雄の誕生を待ち望んでいる。
メールのやり取りの多い日でした。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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