大相撲

分岐点に立つ鶴竜

2019年5月5日

昨年の三月場所、五月場所で初の連続優勝を
達成した鶴竜は、その後印象が薄いというか
存在価値を示せないでいる。その後の成績は
以下である。
3勝3敗9休
10勝5敗
全休
2勝4敗9休
10勝5敗
場所数からいうと休場のほうが多いのである。
フル出場した場所にしても優勝争いはできて
いない。
190324千秋楽幕内 1427
<H31年3月 白鵬に敗れ10勝に終わった鶴竜>

鶴竜は横綱に昇進したものの、8場所優勝が
なかった。9場所目で優勝したが、次の優勝
まで6場所あいた。そこから昨年の三月場所
まで7場所あいた。連続優勝以外は、けっこ
う間隔があくのが鶴竜の特徴であった。
150927千秋楽幕内 834
<H27年9月 横綱初優勝>

鶴竜の法則にのっとると次の優勝まで6、
7場所あくことになる。しかし、年齢は今年
の8月には34歳になる。そういう不利な条件
が加わる。

横審誕生以降の横綱は千代の山から稀勢の里
まで32人いる。現役の白鵬と鶴竜を除外し、
現役死亡した玉の海、特殊事情で現役のまま
廃業した双羽黒を除いた28人の横綱引退平均
年齢は32歳である。鶴竜はこれを超えている。
180527千秋楽表彰 1299
<H30年5月 5回目の優勝>

大きな期待を抱くのが難しい時期に来ている
のである。しかし、横綱候補はまだ確定でき
ない状況にある。大鵬、柏戸の晩年にやはり
横綱候補がいなかった。柏戸は弱っていたが
踏ん張っていた。それも限界に達して引退
した。

鶴竜は柏戸の道を歩むのか。それとももう
一花咲かすのか。令和元年の五月場所は
分岐点の場所になる気がする。

連休も終わりを迎えようとしています。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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