大阪場所、豪栄道は地元優勝を目指して奮闘
し、12勝3敗の好成績をあげた。豪栄道が
上位で12勝をあげたのは、関脇時代2度、
大関時代は3度目である。豪栄道にはほかに
15膳全勝優勝をしたときがある。平成28年
九月場所である。もはや過去のことになり
つつある。
先場所12勝といっても優勝は白鵬の15戦全勝
だから、優勝争いとまでいかなかったことに
なる。豪栄道は大関になって28場所を経過
した。ここ1年は54勝27敗9休である。年齢
は33歳になった。大きな期待はもてないかも
しれない。しかし、白鵬も晩年にはいって
いるし、1年間フル出場が難しい状態である。
それだけに、たった1度のチャンスを生かし
ての優勝ならあり得る。
高安は大阪場所では急速にしぼんで10勝5敗
に終わった。高安が上位で12勝3敗の成績を
あげたのは4度ある。関脇時代1度、大関
時代3度である。しかし、14日目を終えて
優勝圏内にいたのは1度しかない。記憶に
新しいので覚えておられる方が多いと思うが、
昨年の十一月場所、2敗同士で貴景勝と争っ
たときである。高安は千秋楽御嶽海に敗れ、
優勝に手が届かなかった。
高安が超えなければならない壁が2つある。
1つは13勝以上の成績である。これまで上位
の最高成績は12勝である。優勝するなら13勝
以上の成績が求められる。かつて大麒麟は
もっている素質、素材はすばらしかったが、
結局13勝以上の成績をあげられず、優勝なし
で終わった。
もう1つは勝負強さである。ここ一番、優勝
がかかった大勝負に勝つことである。まだ
そういうケースが少なく、別に高安が勝負
弱いというわけではない。だが、そうした
場面がこれまでは少な過ぎた。場数を踏む
必要はある。それには優勝争いをなるべく
多くしていただきたい。
高安はまだ優勝がない。大関として何となく
物足りなく思うのはその点である。年齢は
29歳である。横綱・大関で20代は貴景勝と
2人だけである。その貴景勝には分がいい。
取りこぼすことなく勝ち進めばチャンスは
生まれてくる。
休み明けから郵便局、信託銀行へいきます。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
マーク2カ所をクリックして支援して
ください。
よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑↑↑