元横綱の双羽黒が2月10日、慢性腎不全の
ため亡くなられたことが判明した。55歳と
いう若さだった。50歳台で亡くなられた横綱
は戦後12人目である。なお、戦後40歳台で
なくなられた元横綱はいない。
双葉山
武蔵山
羽黒山
前田山
東富士
照国
千代の山
吉葉山
朝潮
柏戸
隆の里
横綱になっても優勝がなかった。そのため
双羽黒以降の横綱は大関で2場所連続優勝を
絶対的条件とする横綱昇進を余儀なくされた。
双羽黒は付け人が集団脱走したり、立浪(元
安念山=元2代目羽黒山)親方と対立して
マンションにこもるなどしたりして廃業せざ
るを得なくなった。
親方と横綱が対立することはある。横綱に
育てたのはおれだ、という親方。部屋を興隆
させているのはおれだ、という横綱。しかし、
決裂して破滅に向かうことはない。それで
元も子もなくすことはない。どこかでお互い
妥協する。
それがなかったのが、双羽黒である。その
ため昭和62年12月、相撲界を去ることになっ
た。前代未聞の出来事だった。双羽黒は「最
後まで自分の信念を貫いた」と主張した。
その後、スポーツ冒険家、プロレスに転向
した。さらに総合格闘技を経て、立浪(元旭
豊)部屋のアドバイザーを務めたりした。
闘病は2013年から始まったという。無事に
天国にたどり着いただろうか。
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