三月場所の千秋楽、栃ノ心は貴景勝に敗れて
7勝8敗と負け越した。一月場所の5敗10休
とあわせて連続負け越しで大関降格が決定
した。大関直前3場所37勝8敗というりっぱ
な成績で大関に昇進したが、大関昇進後は
29勝28敗18休とさんざんな結果に終わった。
五月場所、栃ノ心は10勝以上すれば規定に
より大関に復帰できる。そもそも大関の降格
規定は昭和2年の東西合併から2場所連続
負け越しの規定ができた。ただし、昭和4年
から7年までは東京場所と地方場所の合計で
番付を編成していた。この時期は別扱いで
あった。その後昭和33年、年6場所制にとも
なって3場所連続負け越しで大関降格に変更
された。
ただ、これでは8勝37敗で大関を維持できる
として、昭和44年七月場所より2場所連続
負け越しで大関降格に変更された。このとき
落ちた場所で10勝以上の成績をあげると大関
に復帰できる規定が盛り込まれた。
この規定で復帰できた力士、できなかった
力士は以下である。○復帰、●復帰できず
前の山●
大受●
魁傑(1回目)●
三重ノ海○
魁傑(2回目)●
琴風●
霧島●
小錦●
貴ノ浪(1回目)○
貴ノ浪(2回目)●
武双山○
出島●
雅山●
栃東(1回目)○
栃東(2回目)○
千代大海●
把瑠都●
琴欧洲●
琴奨菊●
照ノ富士●
魁傑は規定によってではなく、再び3場所
好成績をあげ2度目の大関昇進を果たして
いる。三重ノ海は復帰したあと、横綱にまで
昇進した。栃東は2回降格し、2回とも復帰
している。復帰は20例中わずか5例に過ぎ
ない。大関復帰率は25%である。栃ノ心に
とっては狭き門であることは間違いない。
五月場所、栃ノ心の強い相撲は蘇るか。熱心
な栃ノ心ファンは見守っている。
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