大相撲

四股名あれこれ 丸と城と王(皇・旺・桜・凰)

2019年2月18日

丸がつく最高位が幕内力士は千代丸が浮かぶ。
一方城がつく幕内力士は逸ノ城がいる。幕下
以下となると栃丸とか大野城と広がりを見せ
る。「おう」は現在幕内にいないが、現役
として元幕内の鏡桜、千代ノ皇ががんばって
いる。江戸から脈々と続く大相撲だが、実は
これらは新しい四股名の傾向なのである。

歴史的に最初に幕内に登場したのが「おう」
である。第1号は琉王である。昭和45年十一
月場所の入幕である。第2号は大旺である。
「おう」の分類に入れていいのか微妙なのが
第3号の鳳凰である。第4号が力櫻である。
正直ここまでは字もまちまちだし、相撲ファ
ンもそれほど意識のなかに「おう」はなかっ
たのでは、と思われる。
101126十三日目幕内前半 090
<魁皇>

「おう」をビッグしたのはなんといっても
第5号の魁皇であろう。大関であり、優勝も
あり、人気があった。白鵬に破られるまでは
通算最多勝利の記録の持ち主でもあった。
このあと龍皇(第8号)、千代皇(第10号で
入幕当時はこの名)と続いた。

もう一方は王の字である。第6号の春日王、
第7号の普天王がでて流れはこの2つが中心
になってきている。といっても現役に第9号
の鏡桜がいる。しかし、桜という字はどう
しても「さくら」と読みたい心理が働くので、
今後主流になることはないと思われる。
140510夏初日前日 011
<ザンバラ時代の逸ノ城>

次に幕内に登場したのが城である。元祖は
青葉城である。解説の玉の海さんは「とう
とう城まででてきましたか」と発言したのを
覚えている。実は幕内力士では城のつく四股
名は少なく、若ノ城と現役の逸ノ城しかいな
い。今後広がっていくのか、何とも微妙な
位置づけである。
武
<武蔵丸>

丸の元祖は武蔵丸である。いわずと知れた
横綱であり、優勝が12回ある。予想を超えた
実力の持ち主であった。西郷どんに似ている
といわれた。第2号は潮丸である。あとは
現役で臥牙丸、千代丸、大翔丸と続いている。
丸は比較的つけやすのでじわーと増えていく
可能性はある。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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