快調に力強い相撲を取っていた栃ノ心がまさ
かの黒星となった。対戦相手は相撲巧者の
遠藤である。勝負は立ち合いで決まった。
遠藤、素早く右で前まわしを取るやすぐに
出し投げをうつと栃ノ心はひざから崩れた。
負けるときはこんなものかもしれない。
出し投げをうつと栃ノ心はひざから崩れた。
負けるときはこんなものかもしれない。
休場からから3日で再出場した貴景勝だが、
右膝のテーピングはかなり大きく、痛々しい。
これで戦えるのか。碧山には3勝と1度も
負けていない。だが、そんなデータが役立つ
状況ではない。立ち合い、碧山が変化すると
貴景勝はばったり手をついた。こんなときは
白星が薬になるが、それに反して黒星再スタ
ートになった。
黒星の連鎖は結びの一番にまで及んだ。玉鷲
対鶴竜。立ち合いがあわず、2度の仕切り
直し。立ち合い鶴竜が踏み込んで当たるも
玉鷲は下から攻めて一気に出ると鶴竜は棒立
ちとなって、土俵を割った。
優勝戦線のトップを走っていた鶴竜、栃ノ心
がともに敗れる日となった。優勝戦線異常
ありである。優勝のレベルが下がることも
あり得るが、13勝は維持していただきたい
という思いもある。先場所の逸ノ城のように
優勝を争っている者同士が対戦しないという
愚かさだけは御免被る。朝乃山が勝ち越した
場合、鶴竜戦、栃ノ心戦は必至である、展開
によっては大関戦も不可欠である。
貴景勝の9日目の対戦相手は栃ノ心である。
普通なら、取り易い対戦相手ではあるが、
今はやってみなければわからない。貴景勝の
勝ち越しは容易でないことが、改めて判明