貴ノ浪から大関降格後関脇で10勝以上しての
復帰が始まった(横綱になった三重ノ海を
別にし、最高位大関では)。関脇の場所は
大関在位場所数としてカウントはしないが、
復帰できる成績の場合は、連続3場所の成績
に加えた。
貴ノ浪は3場所連続10勝以上が17回あり。
半分近くまで迫ったことになる。2回の優勝
は、いずれも横綱貴乃花との優勝決定戦を
制して獲得したものだった。2場所連続負け
越しで大関を陥落したものの、関脇で10勝
して大関に復帰した。だが、その直後再び
連続負け越して、大関の地位を去ることに
なり、もう戻ることはなかった。
<貴ノ浪>
千代大海は初めて大関在位65場所まで務めた。
貴ノ花の大関在位50場所を大きく更新した。
だが、その中身となるといささか寂しい。
3場所30勝以上はわずか14回に過ぎない。
また、公傷が3度もある大関は千代大海一人
である。最後の5年2場所は一回も3場所
30勝以上の成績をあげることはなかった。
出る出る出島、平成の怪物と呼ばれた雅山。
それが両力士とも大関になったとたん、勢い
を失ってしまった。大関在位も短期間で寂
しい存在で終わってしまった。
<千代大海>
武双山は大関に昇進したとたん2場所連続
負け越しで関脇に降格した。関脇で10勝して
大関に復帰した。しかし、いきなり大関1場
所目、2場所目負け越したことが、その後の
武双山を暗示していたように思える。復帰
しても不成績からついに脱出できず、3場所
22勝以下が半分を占める結果となった。
次回このテーマは最終回を迎える。
ある銀行のカードが劣化しました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
↑↑↑↑↑↑↑↑