大相撲

元横綱の親方定年模様4

2019年3月1日

一月場所中、横綱稀勢の里が引退した。その
とき元横綱の親方は4人しかいなかった。
元北勝海の八角、元大乃国の芝田山、元旭富
士の伊勢ヶ濱、元武蔵丸の武蔵川である。
大鵬が引退したときは元横綱の親方は11人
いた。隔世の感がする。

なぜ、こうした差が生まれたのか。次の表を
ご覧いただきたい。双羽黒以降現代までの
横綱の引退後と年齢である。
元横綱A
双羽黒光司
<双羽黒>

まず、親方にならない横綱が増えてきたこと

である。双羽黒は師匠との対立から体力十分
のまま協会を去ってしまった。朝青龍と日馬
富士は国籍という壁にはばまれてしまった。
白鵬と鶴竜はどういう選択をするのか。そも
そも日本国籍でなければならない、という
規定が適切なのか。少なくとも議論はあって
もいいはずである。
120923千秋楽幕内 733
<元朝青竜>

もう一つは、協会を離職した横綱が目立つ
ことである。曙と3代目若乃花はわずかな
親方期間だった。一代年寄貴乃花は昨年突如
協会を離職してしまった。まだ46歳であった。
曙、貴乃花、若乃花は同期であり、大相撲
人気、大相撲ブームを支えてきた功績者で
ある。それが失われてしまったのが、現状
なのである。

元横綱の親方がこうも少ないと、次期理事長
は元横綱とは限らない恐れが出てきた。今後
も元横綱の親方が増えるということは難しい
流れである。寂しい限りであるが、どうしよ
うもない現実である。

(この項目終わり)

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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