貴ノ岩が付け人を暴行したのは、薬を忘れた
ことに言い訳をしたからだという。この問題
はワイドショーでも議論され、なかにはそも
そも付け人制度がおかしいしのではないか。
現代にそぐわないのでは、という議論も出て
きた。確かに他のスポーツに見られない制度
がなにゆえ相撲界にはあるのか。

<サンケイスポーツの記事>
どうも付け人は関取の身の回りの世話をする
というが、イメージとしては、関取の荷物を
持つ。明け荷をかつぐ。買い物に行かせる。
体を洗う。夜も含め常に同行するなどがある。
人間は面倒くさいことは、やってくれるなら
他に任せたいという心理がどうしても働く。
舞の海さんはかつて「付け人の仕事から解放
されたいのなら強くなるしかない」という
趣旨を話していた。しかし、全員が関取に
なれるわけではないのである。
ここへきて日本相撲協会は、12月19日に関取
全員に付け人に関して緊急指導を行うと発表
した。いくつかあるが、付け人は関取の小間
使いではない、を打ち出した。

<関取と付け人>
栃錦は大塚少年時代兄弟子に質屋に通わされ
た。それを知った師匠の春日野(元栃木山)
は「あんな少年を質屋に行かせるなんてかわ
いそうに」と思い、親方付きにしたという。
以前から小間使いの面はあったわけである。
付け人は身近にいる便利屋であった。
しかし、今度の指導では暴行はもちろん
ご法度。感謝の気持ちをもって接する。夜
までつれまわさない。そして最後に関取は
付け人の模範となることとある。反面教師
ではなく手本とならなければならない。それ
こそ関取としての自覚であろう。付け人制度
が変わる。これこそ付け人制度をいい方向へ
もっていく知恵とみたい。
携帯の電池パックを代えようと思います。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
↑↑↑↑↑↑↑↑