連勝というと双葉山の69連勝、白鵬の63連勝。
千代の富士の53連勝などがすぐに浮かんで
くる。ところが横綱の連敗となると意外と
知られていない。実は鶴竜は現在5連敗中
であり、稀勢の里は九月場所千秋楽から不戦
敗を含め、6連敗中なのである。本来なら
深刻な事態であるが、話題にもなっていない。
いったい横綱の連敗記録はどうなっている
のか改めて調べてみた。
条件は以下である。
対象は横綱が実質地位化した常陸山以降の
東京横綱とする
当然ながら横綱の成績が対象である
休場は連敗を止めないものとする
不戦敗はカウントする
2代目梅ヶ谷、太刀山、大錦、栃木山に連敗
はない。これは彼らが強豪であると同時に、
取組が東西制、不戦勝制度がなかったことも
有利に働いている。2代目西ノ海の連敗なし
は横綱5場所中皆勤がわずか1場所による
ものである。
昭和に入ると東西合併で1つになった大相撲
団体で大阪横綱の宮城山は苦戦が続いた。
その結果引退時ではあったが、7連敗を記録
することになった。玉錦は連敗が少なく2が
最高の連敗であった。双葉山は3連敗を2度
経験している。2度目は「信念の歯車がくる
った」という有名な言葉を残している。
なお、横綱の7連敗はその後東富士、輪島、
旭富士、貴乃花が記録している。東富士は
ほかに5連敗を3度するなど連敗と関りの
ある横綱であった。旭富士の7連敗は引退時
の記録であった。
戦後、照國が8連敗を記録し、これが現在
までのワースト記録になっている。その約21
年半後に北の富士がワーストタイ記録に並ん
だ。ともに晩年から引退時のときの記録で
やむを得ない面があった。
大横綱大鵬・千代の富士・白鵬の優勝ビッグ
3は横綱の連敗は4で止めている。横綱の
最高連敗数の平均は4.4である。昭和平成に
限定すると5.1連敗になる。
現在5連敗中の鶴竜、6連敗中の稀勢の里は
一月場所の初日に負けるといやおうなく自己
記録を更新することになる。きたる一月場所
初日で連敗を止めることができるのか。注目
されていないだけに本人も意識していない
かもしれない。
理髪店にいきました。
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