またも繰り返された相撲界の暴行

相撲界でまたも不祥事が発生した。貴ノ岩が
4日冬巡業先のホテルで、付け人が忘れ物の
言い訳をして、かっとなって、平手と拳骨で
4、5発殴ったのである。付け人は頬が腫れ
たという。被害者だった貴ノ岩が一転して
加害者になった。付け人の姿が最初会場に
見えなかったことから事件が発覚した。
180513初日十両 140
<貴ノ岩と貴乃花>

日馬富士事件は何だったのか。暴行に関して
は一番敏感であるべき貴ノ岩が、自ら暴行
事件をおこすという図式は極めて理解しにく
い。また、同部屋の貴公俊が、腹が立って
付け人を暴行したのは3月である。それを
目の当たりにしながら、何の教訓にもなら
なかったことになる。
6日刊A
<日刊スポーツの記事>

現在貴ノ岩は東京に戻され、千賀ノ浦(元隆
三杉)部屋で謹慎するとのことである。スポ
ーツニッポンは「自らが同じことをしてしま
い、言葉がないです。応援してくれたファン
や相撲協会を裏切る形になった…」と貴ノ岩
のコメントを伝えている。移籍したばかりの
弟子が不祥事では千賀ノ浦親方の立場がない。
これで降格にでもなれば、とんでもない弟子
を引き受けたことになる。
相撲協会の聞き取り調査では去年も5.2%の
力士が暴力を受けたことがある、と回答して
いる。暴力根絶は口でいうほど簡単ではない。
ただ企業組織では暴行は一般的にありえない。
パワハラ、セクハラの窓口を設けている会社
もある。労働基準監督署への訴えもできる。
協会内にもそうした訴える窓口があっていい
のかもしれない。
6スポニチB
<スポーツニッポンの記事>

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貴ノ岩の処分はどうなるのだろうか。芝田山
(元大乃国)広報部長は「相撲協会がどう
いう思いで対処しているのか。本人に自覚が
ないのでしょう」と話す。貴公俊のように
「暴行→1場所出場停止」の図式ですまない
かもしれない。協会の暴力決別宣言は、実態
として遠くなった。

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この記事を書いた人

日本経済新聞で15年間記者を務め、日経HRの編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するフリーライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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