力士・人物– category –
力士の出世街道・通信簿・引退レポート・人物論
-
力士・人物
H30年九月 横綱・大関に挑む10人のサムライ
明日から九月場所が始まる。鶴竜対貴景勝、白鵬対玉鷲、稀勢の里対勢が組まれた。稀勢の里は若手で突き押しの破壊力抜群の相手ではななかった。だが2日目は貴景勝という難しい相手になる。稀勢の里は8場所連続休場のあと土俵に戻ってくる。もう休場は許... -
力士・人物
稀勢の里の運命
8場所連続休場の稀勢の里が土俵に帰ってきそうである。総見で横綱・大関相手に4勝4敗ということだが、稽古は必ずしも勝つことを目的としてするものではない。当然奇襲や立ち合いからの変化はない。相手にケガをさせる相撲やケガをしている箇所を攻めた... -
力士・人物
鶴竜の未達成優勝
昨年鶴竜は18勝17敗55休、皆勤1場所というさんざんな成績だった。優勝が初めてなかった年でもあった。4場所連続休場で進退が問われた。それを11勝4敗でのりきった。するとその後13勝優勝、14勝優勝と初めての連続優勝も達成した。あざやかな転身であっ... -
力士・人物
栃ノ心優勝のカギ
七月場所、快調に白星を重ねていた栃ノ心が、6日目思わぬ負傷で休場に追い込まれた。スタートの場所につまずくのはなんともいやな感じである。新大関から一転カド番に陥ってしまう。新大関の休場は15日制が定着した昭和24年夏場所以降では、前の山、大受... -
力士・人物
御嶽海の15日間を推測する2
九月場所、御嶽海と対戦が予想される関脇以下の力士をみていこう。意外かもしれないが多くの力士が五分の対戦を残している。◆要注意魁聖 1勝4敗九月場所対戦が予想される関脇以下で負け越している力士が魁聖である。といってもこれはまだ御嶽海が三役に... -
力士・人物
御嶽海の15日間を推測する1
九月場所は御嶽海の大関取りの場所になる。七月場所、初優勝したが、今度は周囲の御嶽海を見る目が違ってくる。御嶽海の15日間を対戦相手別に推測する。◆強敵白鵬 2勝6敗1勝は不戦勝だから実質1勝6敗である。その1勝は昨年(平成29年)の七月場所、... -
力士・人物
隆の勝の出世街道
千賀ノ浦(元隆三杉)部屋の隆の勝が、入門9年目でついに新入幕を果たした。千賀ノ浦部屋への入門は15歳のときである。師匠は元舛田山である。前相撲は平成22年の三月場所である。同期に輝がいる。四股名は舛ノ勝である。少年時代、相撲経験があるものの... -
力士・人物
関脇以下の優勝力士キラー10最終回
関脇以下の優勝力士キラーのテーマはついに現代まできた。それだけに記憶に新しいのではないだろうか。四股名も現役が多い。例外は大砂嵐で、不祥事のためすでに引退している。照ノ冨士、豊ノ島は幕下に陥落中である。平成29年九月場所、大関から降格した... -
力士・人物
関脇以下の優勝力士キラー9
平成13年から平成25年までの優勝力士キラーをみていこう。ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝力士及び横綱・大関と部分対戦の平幕優勝力士に勝った力士は、対象外とさせていただいた。この時期は朝青龍が一気に横綱にかけあがり、長い間一人横綱を務... -
力士・人物
関脇以下の優勝力士キラー8
平成初期その後から平成12年までの優勝力士キラーをみていこう。ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝力士及び横綱・大関と部分対戦の平幕優勝力士に勝った力士は、対象外とさせていただいた。この時期は貴花田、曙、若花田が優勝し始め、大関・横綱へ... -
力士・人物
知られざる十両優勝
七月場所千秋楽、十両で貴ノ岩対隆の勝の優勝決定戦がおこなわれた。貴ノ岩が勝利し、平成25年一月場所以来2回目の十両優勝となった。5年半ぶりの十両優勝であった。優勝賞金200万円とともに貴ノ岩は来場所の再入幕を決定した。<貴ノ岩と隆の勝の十両優... -
力士・人物
関脇以下の優勝力士キラー7
昭和最後から平成初期の優勝力士キラーをみていこう。ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝力士及び横綱・大関と部分対戦の平幕優勝力士に勝った力士は、対象外とさせていただいた。この時期は千代の富士の優勝街道を邁進中であり、弟弟子の北勝海が台... -
力士・人物
59年前の大関昇降基準アンケート
九月場所、御嶽海の大関取りが見所になる。最近は3場所33勝以上が大関の目安とされているが、これは相撲協会が公式に打ち出している見解ではない。つまり大関昇進には、はっきりとした基準はないわけである。また、大関は横綱と違い、適格者がいなければ... -
力士・人物
横綱・大関の途中出場
七月場所4日目、白鵬が休場した。そのとき大相撲中継で「再出場はまだようすをみて、おそらく…どうでしょうか」とアナウンサーが向こう正面で白鵬の師匠である宮城野(元竹葉山)に尋ねた。「ちょっとまだはっきりとはわからないですね」と答えている。驚... -
力士・人物
関脇優勝その翌場所4
取口を変えて急激に強くなったのが、千代の富士である。それまで投げが中心だった。そのため、よく肩を脱臼した。8回も脱臼すれば、あきらめの境地になっても不思議ではない。しかし、千代の富士は鍛えぬき、筋肉の鎧を身につけた。そして前褌を取って寄... -
力士・人物
関脇優勝その翌場所3
大鵬から年6場所制である。比較的現代の制度に近づいてきている。大鵬は入幕した年に関脇優勝している。驚異の新人であった。成績も11勝-12勝-13勝優勝だから文句なしの大関昇進であった。大鵬は関脇で優勝しながら三賞が1つももらえなかった。... -
力士・人物
関脇優勝その翌場所2
東西合併後年4場所だった大相撲は、昭和8年から年2場所制に戻っている。この時期関脇で優勝した力士は翌場所皆大関に昇進している。男女ノ川の関脇優勝は実は2回目の優勝である。男女ノ川は昭和7年におきた春秋園事件で協会を脱退していた。復帰した... -
力士・人物
御嶽海、15日間の戦いを採点する
七月場所、横綱・新大関があいついで休場するなか、御嶽海はまさかの快進撃で前半を全勝で折り返した。常にトップに立ち続け、最後まで譲ることなく突っ走り、14日目に優勝を決めた。立ち合いからの当たり、常に前に出て相手に圧力をかけ、安定した相撲を... -
力士・人物
関脇優勝その翌場所1
七月場所関脇御嶽海の優勝の余韻を残す場所後である。いつの時代も初優勝はどこか感動的である。御嶽海は関脇で優勝しながら、大関は来場所かけることになる。三月場所7勝8敗、五月場所9勝6敗では無理からぬことであった。<NHK金杯を受ける御嶽海>関... -
力士・人物
初優勝御嶽海、栄光のグラフ
3横綱・新大関が休場するなか、御嶽海が堂々たる相撲で昭和55年一月場所の三重ノ海以来の優勝を出羽海部屋にもたらした。関脇の優勝は平成27年五月場所の照ノ富士以来で、25人目である。朝汐が2度関脇で優勝しているのを1人として数えている。なお、最... -
力士・人物
【7月22日】関脇以下の優勝力士キラー6
昭和49年五月場所から57年一月場所までの優勝力士キラーをみていこう。ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝力士及び横綱・大関と部分対戦の平幕優勝力士に勝った力士は、対象外とさせていただいた。この時期は輪湖時代から北の湖時代、さらに千代の富... -
力士・人物
【7月21日】横綱稀勢の里の立ち位置
稀勢の里の休場が恒例化している。権利があれば義務がある。権利の行使となる「休場しても地位は横綱のまま」なのだが、横綱の責任を果たしていない。これでは休場にいい意味での甘えなどありえない。これ以上出場できないのならば、限界と判断されても仕... -
力士・人物
【7月18日】大関の通信簿新版
今場所、高安、豪栄道の両大関はそろってカド番である。高安は大関になりたてのころは期待はずれの1ケタ勝利が続いた。今年に入って連続12勝をあげたと思った矢先、翌場所全休とどうも長続きしない。<高安>豪栄道は大関ともに苦労が始まった。9場所... -
力士・人物
H30年名古屋 横綱・大関に挑む10人のサムライ
七月場所が明日8日からスタートする。今場所から栃ノ心が大関に加わる。横綱稀勢の里はいつも通り休場となる。大関高安は土俵に戻ってくる。2横綱3大関に上位力士が挑むカタチになる。フルに挑む力士は、上位に新たな休場者が出ない限り、4枚目魁聖ま... -
力士・人物
復活が遠のく稀勢の里
稀勢の里の休場が正式に決定した。七月場所出場しても自信をもって相撲が取れないということなのだろうが、毎場所同じことを何度も繰り返している。きちんとした再起計画に基づいてなら、何月までに7分の復調にもっていき、翌々月で9分どおりに仕上げる... -
力士・人物
白鵬優勝の可能性を探る
白鵬が稀勢の里と稽古したり、胸を貸したりと話題を呼んでいる。その白鵬は今年に入って相撲人生初の連続休場をした。昨年は2回休場しながら、3回優勝したが、今年はまだない。五月場所は終盤失速して、優勝争いから脱落した。白鵬はもはや昔の白鵬でな... -
力士・人物
鶴竜のカモと苦手3
鶴竜が対戦成績で差をつけている力士をみていこう。鶴竜が6番以上取って、1度も負けていない力士が4人いる。正代、魁聖、千代大龍、豪風である。正代には8勝0敗である。すべて鶴竜が横綱になってからのため、当然と思える。だが、途中休場した場所が... -
力士・人物
鶴竜のカモと苦手2
鶴竜の苦手をもう少しみていこう。苦手の一人は七月場所関脇に復帰した御嶽海である。4勝3敗とかなり接近されている。三月場所は鶴竜対魁聖戦を組んだ関係で両者の対戦はなかった。横綱対関脇戦がないのはきわめておかしい。鶴竜対御嶽海、鶴竜対魁聖両... -
力士・人物
鶴竜のカモと苦手1
五月場所、初の連続優勝を見事成し遂げた鶴竜。五月場所鶴竜は、唯一の黒星を松鳳山につけられている。松鳳山には12勝2敗と特に取りにくい相手ではなかった。14日目栃ノ心と優勝をかけて対戦したが、実は鶴竜にとって栃ノ心はそれほど取りにくい対戦相手... -
力士・人物
関脇以下の優勝力士キラー5
昭和40年から49年三月場所までの優勝力士キラーをみていこう。ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝力士に勝った力士は対象外とさせていただいた。昭和40年一月場所から部屋別総当たり制が始まった。それは今日まで続いている。この時期は大鵬時代から... -
力士・人物
優勝をねらえる新大関栃ノ心
一月場所、思いもかけず優勝したのが栃ノ心である。その自信とプライドを背景に戦ったのが三月場所であった。前場所の優勝者として恥ずかしい成績は残せないという思いが伝わってきてくる相撲であった。それが10勝という成績につながった。<健闘を誓う鶴... -
力士・人物
明生の出世街道
明生が序ノ口から42場所かかって新入幕を果たした。一見順調な出世のように映るが、けしてそんなことはない。中学卒業後立浪(元旭豊)部屋に入門した。前相撲は平成23年の就職場所といわれる三月場所の予定だったが、中止となり翌場所の技量審査場所とな... -
力士・人物
関脇以下の優勝力士キラー4
昭和30年代の優勝力士キラーをみていこう。ただし、横綱・大関と対戦のない平幕優勝力士に勝った力士は対象外とさせていただいた。昭和32年福岡で本場所が開催され、年5場所になった。しかし、年5場所はこの年だけで、翌年の昭和33年は名古屋が本場所に... -
力士・人物
琴恵光の経歴|祖父松恵山を超えて苦節11年で入幕、現在は尾車親方
琴恵光は宮崎県延岡市出身の元幕内力士で、引退後は年寄・尾車を名乗っている。15歳で佐渡ヶ嶽部屋に入り、十両止まりだった祖父・松恵山(立浪部屋)を超えて、苦節11年で新入幕を果たした。十両まで44場所、十両を突破するのにも12場所かかった苦労人で... -
力士・人物
関脇以下の優勝力士キラー3
戦後の混乱期、日本の古いものはすべてダメという風潮のなか、相撲人気はどん底であった。そんななか、相撲協会と記者クラブが人気回復に考え出したのが、優勝決定戦制度であり三賞であった。これまで同点の成績の場合、番付上位者の優勝であった。また、... -
力士・人物
関脇以下の優勝力士キラー2
大正15年協会制定の優勝制度が始まった。それに伴い取り直し、不戦勝制度が整備されていった。最初の優勝者は常ノ花である。昭和初期の関脇以下の優勝力士キラーの特徴は2度達成した力士が出てきたことである。第1号は清瀬川である。大正12年春場所横綱... -
力士・人物
関脇以下の優勝力士キラー1
五月場所、松鳳山は横綱鶴竜に勝ちながら、殊勲賞は鶴竜が優勝した場合というので、最後まで待たされた。幸い結びの一番で鶴竜が白鵬を寄り切り、14勝1敗で優勝を決めたので、松鳳山の殊勲賞受賞が決定した。松鳳山は優勝鶴竜に勝った唯一の力士として価... -
力士・人物
宇良の復活待望
宇良といえばとりわけアマ時代に繰り出した反り技と相撲選手らしからぬ身体能力の高さに驚愕させられた。プロに入ってからも多彩な技、ねばりで常に注目を集めてきた。序ノ口から6場所で十両入りした。驚異のスピード出世であった。十両は5場所かかった... -
力士・人物
栃ノ心の4場所連続優勝|膝の大ケガから幕下55枚目、平成26年に幕内へ戻った奇跡
栃ノ心は右膝の大ケガで幕下55枚目まで落ちたあと、4場所連続優勝で幕内に戻った。平成25年七月場所に右膝前十字靭帯断裂などを負って3場所を全休し、平成26年に幕下で2場所、十両で2場所続けて優勝した。最後の十両は15戦全勝で、幕内に復帰した場所では1... -
力士・人物
続阿炎あの日あの時
五月場所の健闘や自由奔放さが功を奏したのか、阿炎が日刊スポーツの企画、総選挙でなんと2位を獲得した。これは予想をはるかに超える結果であった。阿炎が広く知れ渡り、ファンが急増している表れである。そこで、急遽「阿炎あの日あの時」の続編を掲載... -
力士・人物
存在感が失われた大関陣
連続12勝の高安は初日から休場、先輩大関豪栄道は3勝しかできず、負けが込んで休場してしまった。五月場所は大関不在のまま千秋楽を迎えた。栃ノ心の活躍がなければ間違いなくしらけ場所になった。<千秋楽協会ご挨拶に豪栄道・高安の姿はない>大関とし... -
力士・人物
稀勢の里、容易ならざる復活への道
6月5日、稀勢の里が始動した。ただし、稽古は報道陣にも公開されることはなかったという。「稀勢の里、秘密特訓か」そんな見出しがつくことはなかった。むしろなまった体をさらしたくなかった、というのが正解に近いようである。稀勢の里は大関まで休場... -
力士・人物
不適切な新人大関の立ち位置
五月場所後、栃ノ心が大関に昇進した。これ事態はめでたいできごとである。巡業はないから話題性もある。しかし、栃ノ心をめぐってよくない未来図が描かれそうである。それは七月場所の番付にある。<大関に昇進した栃ノ心>高安のときもそうだったが、新... -
力士・人物
阿炎あの日あの時
五月場所初めて上位に上がってきた阿炎は、横綱白鵬、大関豪栄道を倒して存在感を示した。足が高く上がる四股、突っ張りを繰り出すはつらつとした取り口は観客を大いにわかせた。成績は7勝8敗と惜しくも負け越したが、奔放なしゃべりも加わって注目は集... -
力士・人物
稀勢の里に甘い横綱審議委員会
稀勢の里の休場はすでに7場所連続に及んでいる。この間にも横綱としての月給は受け取っているわけである。横綱審議委員会は場合によっては七月場所の出場にこだわらない、という考えである。「きちっと体をつくって、心身ともに自信をもって出てきてほし... -
力士・人物
栃ノ心15日間の戦い
五月場所、大関を目指して15日間戦った栃ノ心は堅くなることはなく、予想以上の13勝2敗の成績をあげ、見事大関を射止めた。相撲はますます強さと安定性を増し、危ない相撲が少なくなった。12勝で大関を決めても千秋楽も勝って有終の美を飾った。取口は右... -
力士・人物
新大関栃ノ心論
平成30年5月30日曇天の朝、春日野部屋には30人以上の報道陣が早くから集まっていた。そんななか栃ノ心の大関昇進が正式に決定した。9時27分協会から使者が赴き、伝達式が厳粛におこなわれた。「謹んでお受けいたします。親方の教えを守り、力士の手本と... -
力士・人物
栃ノ心の15日間を推測する
栃ノ心はここ2場所急速に力をつけてきた。稽古総見では最も強さを発揮した。今、心身ともに最も充実しているように映る。五月場所は大関への挑戦場所になる。対戦相手は横綱の鶴竜から5枚目の琴奨菊までである。栃ノ心の15日間の戦いを推測してみた。<... -
力士・人物
H30年夏 横綱・大関に挑む12人のサムライ
横綱稀勢の里は本日11日8時前に五月場所の休場が決まった。7場所連続休場となった。稀勢の里のみならず、高安まで休場とは、一転して寂しい場所になりそうである。横綱白鵬は土俵に戻ってくる。2横綱1大関の上位にフルに挑む力士は、5枚目琴奨菊まで... -
力士・人物
白鵬、迷いのない立ち合いへの脱却
<白鵬の稽古>2勤1休できた白鵬が初の連続休場あとに迎えるのが五月場所である。稽古総見では小結遠藤、小結御嶽海相手に稽古したが、横綱同士の稽古はなかった。ただ、調子は上向いているように見えた。大鵬は休場明けよく優勝したので、不死鳥といわ... -
力士・人物
栃ノ心実力評価の変遷
五月場所栃ノ心は大関に挑むことになる。実は横綱・大関と対戦する地位で2ケタ勝ったのは3回しかない、と聞いたら意外に思うだろうか。そこで栃ノ心がこれまで上位であげた成績を表にしてみた。それが以下である。初めて横綱・大関に挑んだのは入幕4場... -
力士・人物
鶴竜に残された課題
先場所は久々に鶴竜が復活し、優勝した。白鵬、稀勢の里が初日から休場するなか、一人横綱の責任を果たしたといえる。優勝は4回目、大阪では2回目である。ある熱狂的鶴竜ファンは言う。「あと1回優勝して5回にしてほしい」それも必要だが、鶴竜にはま... -
力士・人物
稀勢の里に忍び寄る影
稀勢の里は本調子ではない。稀勢の里は五月場所を休んだほうがいい。いまや稀勢の里の出場に誰もが不安を口にする。もはや6場所連続優勝の稀勢の里には後はない。今度出場すれば進退をかけることになる。ここへきて風邪で体調が悪いまで加わった。それだ... -
力士・人物
旭大星の出世街道
北海道出身の幕内力士が久々に誕生した。かつて北海道といえば青森をしのぐ相撲王国だった。なにしろ横綱を戦後だけで8人誕生している。その中には大横綱大鵬、北の湖、千代の富士が含まれている。近年、北海道出身の幕内力士はいなく、旭大星は貴重な存... -
力士・人物
大関の条件
大関というのは協会の看板である。関脇までは勝ち越しで上がれるが、大関となると好成績の連続で初めてなれる地位である。協会から使者が赴き、伝達式によって大関に昇進したことを伝える。大関になった力士は口上を述べる。これだけでも大関の特別扱いが... -
力士・人物
大英断!幕内・十両の大幅枚数削減
現在幕内の人数は42人、十両は28人である。平成14年十一月場所では幕内40人、十両26人であった。平成15年から北の湖理事長が公傷制度廃止を決定した。これは常に休場者が出る現状に楔を打つためであった。その救済措置として一月場所から幕内を2人、十両... -
力士・人物
貴乃花の再出発
貴乃花親方が貴乃花一門の一門名を返上した。ゼロからのスタートに貴乃花という一門名はふさわしくないとの判断である。一門を解散するとかはなさそうだが、自分が一門を離脱するということに関しては微妙である。<日刊スポーツの記事>それにしても、... -
力士・人物
横綱高安時期尚早論
高安が連続12勝をあげたことで、五月場所の成績次第では横綱昇進と意気込む方がいる。しかし、高安の大関の成績をつぶさにみると以下になる、9勝6敗 1勝2敗13休 8勝5敗2休 12勝3敗 12勝3敗つまり高安は大関としては不成績が続いた後、連続12勝し... -
力士・人物
鶴竜優勝の足跡
三月場所は千秋楽を待たずに鶴竜が4回目の優勝を決めた。昨年(平成29年)は6場所中5度休場という窮地に陥った。フル出場した三月場所も10勝5敗と平凡な成績に終わっている。それを思えば、よく立ち直ったものである。<H30年三月場所 鶴竜4回目の優... -
力士・人物
貴乃花親方の変身
貴乃花親方がこれまでの言動を平謝りに謝って一見落着した。平成28年の理事長選挙に2対6で敗れたときは「すがすがしい気持ち」とか「八角理事長のもとで」と語っていたが、日馬富士暴行事件勃発後に協会首脳と表立った対立関係にはいった。その言動は留... -
力士・人物
最悪の事態は避けられた貴乃花
今日の理事会で貴乃花親方と貴公俊の処分が決まった。貴乃花親方は委員から年寄への降格、貴公俊は1場所出場停止であった。貴乃花親方への処分は最下位クラスという厳しいものであるが、最悪の事態は避けられた。年寄は主に新米親方が最初に入るクラスで... -
力士・人物
今までの貴乃花をかなぐり捨てた貴乃花
臨時年寄総会が大阪で開かれ、貴乃花親方に説明を求めたという。協会のルールをこれほど守れないのなら契約解除もという声が事前にあったようだ。契約というのは協会から部屋をもって弟子を育成する委託契約を指す。その契約を解除するという意見があると... -
力士・人物
稀勢の里復帰への道
横綱稀勢の里の休場が正式に決定した。これで6場所連続休場である。1勝5敗9休と惨敗して、途中休場した一月場所からでは十分な稽古とはいかなかった。稀勢の里はもう後がないのだから、休場もやむを得なかった。<牛久の稀勢の里>ただし、必死になっ... -
力士・人物
高安に優勝のチャンス
先場所は栃ノ心の優勝にわいて目立たなかったが、次点は12勝3敗の高安だった。高安が久々に好成績をあげたわけである。高安は昨年の大阪場所で自己最高の12勝3敗の成績で、大関の足固めをした。だが、大関に昇進したとたん、9勝6敗、1勝2敗12休、8... -
力士・人物
栃ノ心カモと苦手
一月場所、見事に初優勝を飾った栃ノ心。終盤逸ノ城、松鳳山と対戦したが、実は両力士とも栃ノ心にとってはそれほど取りにくい対戦相手ではなかった。両力士に勝ったことによって十両以上の対戦成績は逸ノ城には11勝5敗(十両優勝決定戦を含む)となった... -
力士・人物
目が離せないホープ炎鵬の相撲
炎鵬が十両に昇進して、関取の仲間入りをした。一月場所は幕下東6枚目で4勝3敗の成績だから、普通なら十両昇進はありえない。ところが一月場所は十両から幕下へ陥落する力士が、休場力士を含め7人という量産ぶりの幸運も手伝って、炎鵬は最下位(14枚... -
力士・人物
三月場所、3横綱の行方
昨年の九月場所、白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱が初日から休場したのは記憶に新しい。ところが下手をすると来る三月場所で歴史が繰り返される恐れがあるかもしれない。再び看板のいない場所になるのか。<一月場所玉鷲に敗れた鶴竜>横綱は出場する以上優... -
力士・人物
横綱の皆勤場所数
来る三月場所で白鵬の横綱在位場所数が、北の湖を抜いて64場所になる。実に10年半を超えて横綱に在位し、なおかつ単独首位になるわけである。北の湖に続くのは、千代の富士の59場所、大鵬の58場所となる。しかし、横綱在位場所数といっても、横綱は降格し... -
力士・人物
数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬3
5.優勝回数( )は全勝双葉山 12回(8回)大鵬 32回(8回)白鵬 40回(13回)年2場所制の双葉山が6場所制なら何回優勝できただろうか。3倍の36回かというと、そうは言い切れない。年2場所時代で1回優勝の出羽湊は年6場所なら3回優勝で... -
力士・人物
数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬2
2.大関・横綱の勝率協会の看板となり、責任ある地位になる大関・横綱時代の勝率はどうか。双葉山 204勝24敗22休 勝率8割9分5厘大鵬 680勝120敗136休 勝率8割5分白鵬 851勝122敗77休 勝率8割7分5厘双葉山が大関時代を全勝で通過したのに対... -
力士・人物
数字で比較する双葉山・大鵬・白鵬1
<双葉山>昭和・平成の3強を選ぶとすると双葉山、大鵬、白鵬であるならば、異論は少ないであろう。改めてこの3強を数字で比較してみる。数字といっても双葉山は年2場所の力士であり、1場所の日数も現在のように15日制ではなく、まちまちである。また... -
力士・人物
玉の海梅吉氏が語る双葉山の強さ2
双葉山対玉ノ海戦は、双葉山が69連勝の途上であったことも加わって、昭和11年夏場所の初顔から5連敗であった。それでも唯一勝ったときがあった。昭和14年春場所である実は昭和14年春場所は歴史的な場所となった。無敵双葉山が新鋭安芸ノ海に敗れ、69連勝... -
力士・人物
玉の海梅吉氏が語る双葉山の強さ1
双葉山の強さを語れる世代はほとんどいないと思われるほど、時は過ぎ去っていった。もはや双葉山は遠い昔の存在になりつつある。しかし、今から約50年前の昭和42年、専門誌「大相撲」(読売新聞社発行)名古屋場所展望号で双葉山と大鵬を比較する企画が打... -
力士・人物
敢闘賞竜電の出世街道
一月場所、新入幕の竜電は10勝5敗の好成績で敢闘賞を受賞した。竜電が土俵に上がると声援が飛ぶ。竜電は現在27歳である。これまでどのような出世街道を歩んできたのか、ふり返ってみよう竜電の初土俵は平成18年三月場所の前相撲である。同期には一月場所... -
力士・人物
優勝栃ノ心の相撲内容を採点する
一月場所、栃ノ心はまさかの快進撃で快走。1敗で前半を折り返した。トップを走る横綱鶴竜が11日目から連敗すると、優勝戦線のトップに浮上。そのまま連戦連勝で突っ走り、14日目に優勝を決めた。左上手を取ると引きつけが強く、一月場所ほど力強さを発揮... -
力士・人物
貴乃花玉砕で変わらぬ相撲界
自身の1票のみでいい。と理事候補戦に立候補し、定数10人無投票で決まる理事候補を避けんとした貴乃花。2票で落選という本当に玉砕結果に終わった。今回他の一門からの何票かはなかった。結果は以下である。なお、以前は弟子養成手腕がものを言った時代... -
力士・人物
稀勢の里横綱の通信簿
5場所連続休場。4場所、負けがこんでの途中休場。待望の日本人横綱として人気を集めた稀勢の里が、追い詰められている。さすがに横綱審議委員会も途中休場は許されないと判断している。稀勢の里は一月場所で横綱1年たった。横綱の通信簿はどのようにな... -
力士・人物
H30年一月 横綱・大関に挑む10人のサムライ
明日から一月場所である。白鵬対阿武咲、稀勢の里対貴景勝、鶴竜対北勝富士と3横綱は若手で突き押しの破壊力抜群の3力士を迎える。いずれも難敵である。稀勢の里、鶴竜は4場所連続休場のあと土俵に戻ってくる。もう休場は許されないところまできている... -
力士・人物
ハンディキャップ戦に挑む白鵬
一月場所が近づいてきた。優勝候補をあげるとしたら、白鵬しかいない。同じ横綱の稀勢の里、鶴竜は4場所連続休場あけであり、不安要素がついてまわる。大関豪栄道、高安はコンスタントに13勝以上あげる力はない。そうみてくると、優勝候補は白鵬しかいな... -
力士・人物
次の大関は誰か
白鵬 32歳稀勢の里 31歳鶴竜 32歳豪栄道 31歳高安 27歳横綱と豪栄道は30歳以上。高安は27歳だが、28歳はそう遠くない。横綱、大関は全盛期を過ぎている。高安も大関に昇進する前の勢いが消えてしまった。横綱どころか、大関を守るのが精一杯である。... -
力士・人物
稀勢の里、決断の時
笑えないギャグがある。Q稀勢の里の得意技は A途中休場。昨年は3場所途中休場があった。いずれも負けが込んでの休場だった。目下4場所連続休場中である。稽古総見では、あまり目はでなかったようである。休場中の横綱は、自信がつくほどの稽古が... -
力士・人物
阿炎の出世街道
阿炎が序ノ口から27場所かかって新入幕を果たした。4年半だからけして遅いわけではない。むしろ早いほうである。しかし、新入幕などとうてい考えにくい時期があった。阿炎はどのような出世街道を歩んできたのかふり返ってみよう。阿炎は堀切の四股名で平... -
力士・人物
日馬富士10番勝負3
日馬富士の熱闘10番のうち残りの5番をふり返ってみよう。大関時代平成24年七月場所千秋楽横綱白鵬戦横綱対大関による史上初の千秋楽全勝決戦である。もっとも、大正6年春場所に横綱太刀山と大関大錦が9戦全勝で対戦している。ただし、これは時事新報社... -
力士・人物
カド番理事になる貴乃花
貴乃花親方の理事解任の措置は、議論して決まったものではなかった。結論ありきに異論を挟む雰囲気がまったくないなか、形式上全員一致ということで決まったものだという。これでは相撲協会は開かれた民主的な組織とはとうていいえない。報告義務を怠った... -
力士・人物
貴乃花親方をめぐる視点
■お粗末な貴乃花文書の言い訳本日、貴乃花親方の聴取が帝国ホテルでおこなわれた。帝国ホテルは稀勢の里の横綱伝達式や高安の大関伝達式がおこなわれたホテルである。貴乃花親方の主張は、20日の臨時理事会で提出した文書の中身が伝わってきている。1.巡... -
力士・人物
虎の尾を踏んだ貴乃花
貴ノ岩の聴取断念!こんな見出しが新聞を飾っている。新聞によっては白旗宣言とまで書いている。これをもって貴乃花親方の言い分が通ったカタチになり、貴乃花親方の勝利となった。とは言えない。むしろ逆で貴乃花親方は協会に様々な口実を与え、虎の尾を... -
力士・人物
かけ離れている貴ノ岩と貴乃花の認識
貴乃花親方が協会の貴ノ岩の事情聴取に一向に応じようとしない。「警察と検察を間違えた」などという言い訳じみた発言で逃げまわっている。したことといえば、貴乃花部屋の出入り口にテレビカメラをつけたことくらいか。警察に応じた貴ノ岩の事情聴取をな... -
力士・人物
貴乃花親方の今後
元横綱日馬富士が鳥取県警から書類送検された。これ事態は節目ではあるが、最終結論はこれからである。問題は書類送検後に相撲協会の聴取に応じると答えた貴乃花親方の出方である。かつて協会首脳に「あなたたちのことは信用してない」と発言したり、協会... -
力士・人物
日馬富士10番勝負2
大関時代平成23年七月場所千秋楽 稀勢の里戦まず、平成23年七月場所はどういう場所であったか説明しよう。白鵬は63連勝、そして63連勝後も優勝を続け7連覇を達成していた。日馬富士は約2年前の五月場所に悲願の優勝を達成していたが、大関としての成績... -
力士・人物
追い込まれた2横綱
日馬富士問題の陰に隠れているが、鶴竜、稀勢の里の置かれた立場は非常に追い込まれている。両横綱とも今年1年は休場に終始した。これ以上の休場は許されないところまで来ている。横綱は休場しても落ちない不可思議な地位である。それだけに、不成績なら... -
力士・人物
日馬富士10番勝負1
<細かった安馬>日馬富士は突然引退した。小兵ながら技に生き、自己の限界以上の力を発揮した力士であった。日馬富士は立ち合いの鋭さからスピードと集中力で取った力士であった。今こういうタイプは稀有である。そんな日馬富士の熱闘10番をふり返ってみ... -
力士・人物
求道者双葉山
日馬富士問題はここへきて、貴乃花と白鵬の相撲に対する姿勢へと広がりを見せてきた。白鵬の勝ちにいく相撲。そのために張り差し、ひじ打ち気味のかちあげ、挙句のはては猫だましまで繰り出したことさえあった。また、ダメ押しも目立つ。また強ければなん... -
力士・人物
日馬富士 横綱の通信簿
思いがけないカタチで突如日馬富士が引退した。心情的に惜しむ声はあるが、他のスポーツのように大相撲界ではカムバックはあり得ない。これで日馬富士の横綱の成績が確定したことになる。それでは日馬富士はどのような横綱の成績を残したのか、みていこう... -
力士・人物
横綱日馬富士の決断
<引退をスクープした日刊スポーツ>日馬富士が自ら引退に踏み切った。3日目、日馬富士の暴行事件は突如浮上した。本場所そっちのけの大騒ぎが、真相が見えない中、連日連夜続いた。しかし、ここにきて自ら終止符をうった。横綱審議委員会の引退勧告や相... -
力士・人物
横綱の合格ライン
鶴竜が4場所連続休場中である。今年に入っても皆勤は1場所で、その成績も10勝5敗で横綱の責任を果たしたとはいえない。優勝は通算3回と少ない。今、横綱が抱える最大の問題点は、同じ横綱でもあまりにも差がありすぎることである。双葉山と武蔵山では... -
力士・人物
平成29年福岡 横綱・大関に挑む9人のサムライ
横綱白鵬・稀勢の里、大関高安が土俵に戻ってくる。3横綱2大関の上位にフルに挑む力士は3枚目北勝富士までである。東関脇御嶽海から北勝富士までのここ1年間の上位戦の成績は以下である。なお、照ノ富士、琴奨菊は元大関のプライドのため、表からはず... -
力士・人物
2勤1休の白鵬の限界を探る
白鵬は連続優勝しながら九月場所を休場した。白鵬はこれまで休場の少ない横綱だった。それが、優勝回数や各通算勝利数新記録を達成した要因であった。ここ1年は2勤1休の場所となっている。白鵬自身は東京オリンピックまで務めることを口にしているが、... -
力士・人物
勢いが止まった高安
大関に昇進する前は勢いがあった高安だが、大関に昇進したとたん9勝6敗、1勝2敗12休と不成績が続いている。つまり、大関になって勢いがパタリと止まってしまったのである。これは気になる傾向である。<場所入りする新大関高安>高安は十一月場所カド... -
力士・人物
大奄美の出世街道
十一月場所唯一新入幕を果たした力士が大奄美である。本名坂元元規、鹿児島県大島郡出身、追手風部屋(元大翔山)。185センチ、181ロ。得意技は右四つ寄りである。相撲は小学2年生より相撲道場で取る相撲少年だった。高校相撲では金沢大会で優勝の実績が... -
力士・人物
優勝大台40回に挑む白鵬
優勝大台の40回を目前にして九月場所は休場してしまった白鵬。前人未到の優勝記録は十一月場所以降に持ち越しとなった。大鵬が32回の優勝回数を達成したときは、今後破られない記録になるのでは、と思われた。なにしろそれまでの優勝最高記録は年2場所制...