貴乃花親方の理事解任の措置は、議論して
決まったものではなかった。結論ありきに
異論を挟む雰囲気がまったくないなか、形式
上全員一致ということで決まったものだと
いう。これでは相撲協会は開かれた民主的な
組織とはとうていいえない。
報告義務を怠ったというのなら現場にいた
白鵬、鶴竜、照ノ富士、石浦らも同様である。
少なくても横綱は出場停止でもおかしくない。
以前朝青龍が巡業を休場しながら、モンゴル
でサッカーをして2場所出場停止になった
ことがある。暴力を止めずに報告なしは、
朝青龍より処分が重いはずである。
さて、貴乃花親方の理事解任を評議員会で
決定しても、一月場所後の理事選で当選して、
たちまち理事に復帰するから短期間で終わる。
という見方がある。だが、そううまくいく
のか、疑問をもっているのがスポーツジャー
ナリストの二宮清純氏である。二宮氏はテレ
ビ朝日のワイド!スクランブルで以下の趣旨
を述べた。
前門の虎はボディブローのようにきいてくる。
解任した理事に票を入れるのかという踏み絵を
迫られるというのである。結束もあるが、
切り崩しもあるというのである。後門の狼は
評議員である。理事に当選しても、評議員が
理事を拒否することもあり得るというので
ある。理事復帰は簡単ではないというのだ。
筆者はこういう見方をしている。理事に復帰
しても1度解任されているのだから、今度
何かあれば、解任ではすまなくなる。いわば
カド番理事という立場に置かれことになる。
理事復帰と手放しで喜んでいるわけにはいか
なくなる。貴乃花親方はこれまで与えなくて
いい口実を与えすぎている。優秀なブレーン
を置いて対策を練らないと大変なことになる。
専門誌を購入。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
マーク2カ所をクリックして支援してください。
よしなに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
↑↑↑↑↑↑↑↑