大相撲

貴乃花親方の今後

2017年12月11日

元横綱日馬富士が鳥取県警から書類送検され
た。これ事態は節目ではあるが、最終結論は
これからである。問題は書類送検後に相撲
協会の聴取に応じると答えた貴乃花親方の
出方である。かつて協会首脳に「あなたたち
のことは信用してない」と発言したり、協会
の聴取に頑なに応じてこなかった。

ここへきて、鏡山危機管理部長が貴ノ岩の
巡業休場の診断書が未提出ということで貴乃
花部屋を何度となく訪問している。だが、
貴乃花親方はいっこうに応じようとする気配
がない。ここまで反協会の姿勢を貫くなら、
いっそうのこと独立して新団体をおこした
ほうがよほどスッキリするのでは、という
見方がある。
170609富岡八幡宮 019
<貴乃花親方>

しかし、貴乃花親方が新団体、仮に新日本
相撲協会をつくっても、何人の親方がついて
いくだろうか。貴乃花一門だって尻込みする
のでは。プロレスならば少人数でも成り立つ
から、これまで幾度となく離合集散が繰り
返されてきた。しかし、相撲はそうはいか
ない。力士だけではない。行司、呼び出し、
床山だって必要である。

次に資金の問題がある。資金がないと興行が
うてない。特にかかるのは、人件費である。
マス席を組むとなったらさらに費用はかさむ。
地方場所は引越しといわれるほどである。
経理に強い人間も欠かせない。資金難では
動きたくても動きようがない。

新団体に決定的にないのが、国技館とテレビ
中継である。これは大きい。常設館があると
ないとでは、雲泥の差がある。興行しても
テレビ中継がなければ全国へ知れ渡らない。
なにより、中継料がはいってこない。
170609富岡八幡宮 155
<左から伊勢ヶ濱(元旭富士)、貴乃花、田子ノ浦(元隆の鶴)、八角(元北勝海)>

こうしてみると貴乃花親方の新団体は限り
なく不可能に近い。となると今後も協会内に
身をおいて、反協会の姿勢を今後も繰り返し
ていくしかない。だが、こんなことが永遠に
続けられるのか。協会首脳は黙って見ている
とは思えない。貴乃花親方の態度は必ずしも
ファンに支えられていない。そうした現実を
貴乃花親方は認識したほうがいいのでは。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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