大相撲

日馬富士10番勝負2

2017年12月10日

110723名古屋十四日目幕内前半 039
大関時代
平成23年七月場所千秋楽 稀勢の里戦

まず、平成23年七月場所はどういう場所で
あったか説明しよう。白鵬は63連勝、そして
63連勝後も優勝を続け7連覇を達成していた。
日馬富士は約2年前の五月場所に悲願の優勝
を達成していたが、大関としての成績は8
場所が1ケタ勝利、5場所が10勝、優勝が
1回であった。それだけに場所前、日馬富士
が優勝することは予想できなかった。

平成23年七月場所、日馬富士は初日から快調。
14日目には1敗の横綱白鵬を退けて2度目の
優勝を決定した。千秋楽は日馬富士の全勝が
なるかが焦点であった。千秋楽の相手は危険
な相手がちんこ大関の稀勢の里であった。
110724名古屋千秋楽幕内後半 533稀勢の里対日馬富士110724名古屋千秋楽幕内後半 536

110724名古屋千秋楽幕内後半 541110724名古屋千秋楽幕内後半 545

110724名古屋千秋楽幕内後半 553
立ち合い、日馬富士が張り差しにいくが、

差せず、稀勢の里が押し立てる。だが、日馬
富士は腰の構えがくずれない。稀勢の里左
突き落としにいき、さらに正面に押し立てる。
日馬富士は好調そのもので腰を落としてしの
ぐ。そこから盛り返し、左四つ。稀勢の里
上手、下手を引くが、日馬富士上手を取れず。
日馬富士右へ周り気味に動き、稀勢の里の
上手をきる。
110724名古屋千秋楽幕内後半 562110724名古屋千秋楽幕内後半 566

110724名古屋千秋楽幕内後半 570110724名古屋千秋楽幕内後半 576
稀勢の里上手をさぐりにいくが、日馬富士

これを許さず。稀勢の里おっつけながら圧力
をかけて出るところを日馬富士が下手投げ。
右上手を取った稀勢の里と土俵際投げの打ち
合いになった。日馬富士傾きながらもこら
えた。このとき日馬富士が右前褌いいところ
を取ってふところにはいった。
110724名古屋千秋楽幕内後半 579110724名古屋千秋楽幕内後半 581
110724名古屋千秋楽幕内後半 582110724名古屋千秋楽幕内後半 584
チャンスとばかりに出る日馬富士。稀勢の里
は左にまわり込んで突き落とすと日馬富士の
体勢はくずれ前に落ちた。こうして日馬富士
の全勝は稀勢の里によってストップされた。
日馬富士のくやしがりが目に飛び込んできた。
この一番は最初から最後まで動き続けた攻防
のある一番であった。そしてこの勝負こそ、
日馬富士最大の死闘となった。

(この項目続く)

NHK杯で藤井四段が負けました。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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