大相撲

差がついた御嶽海と正代

2017年4月17日

三月場所、御嶽海は横綱・大関全員と対戦
する小結で9勝6敗と勝ち越した。横綱戦は
1勝3敗(1勝は白鵬からの不戦勝)、大関
戦は1敗、関脇以下に8勝2敗であった。
一方正代は横綱・大関全員と対戦する小結で
4勝11敗と大敗した。横綱戦は1勝3敗、
大関戦は1勝1敗、関脇以下に2勝7敗で
あった。
150922十日目十両 252
<十両時代 正代が御嶽海に勝利>
 
御嶽海は横綱・大関全員と対戦する地位で
連続勝ち越しである。未知の領域に入った
といえる。御嶽海は幕下10枚目格でデビュー
した。幕下2場所、十両2場所(1場所優勝)
で入幕し、順調な出世であった。御嶽海の
躓きは入幕2場所目のインフルエンザによる
休場である。途中から再出場したが、いかに
も勢いがそがれた印象である。

御嶽海が横綱・大関全員と対戦したのは入幕
5場所目であった。これを遅いとみるか。
朝汐(前名長岡)は入幕3場所目であった。
武双山も入幕3場所目である。ただし、朝汐
(前名長岡)が横綱・大関全員と対戦する
地位で勝ち越したのは、入幕9場所目であっ
た。その点御嶽海は入幕8場所目である。
ただ、武双山は入幕3場所目の横綱・大関
全員と初対戦したときに勝ち越している。
それも5場所連続勝ち越しという驚異的な
強さを発揮している。
170317六日目幕内 599
<2場所連続上位で勝ち越した御嶽海>
 
御嶽海は横綱・大関全員との初対戦は負け
越している。2場所後の再チャレンジでも
負け越し、そこから11勝、9勝と連続勝ち
越したわけである。

正代は御嶽海の入幕2場所目に新入幕をはた
した。正代は前相撲から取るというスタート
であった。この点は宇良も同じである。横綱・
大関全員と対戦したのは、入幕3場所目で
ある。この点は御嶽海より早い。再チャレン
ジは2場所後であるが、ここでも負け越した。
その翌場所は横綱・大関との部分対戦だった。
3度目の挑戦となった今年の一月場所は、
惜しくも7勝8敗だった。そして三月場所は
大敗したわけである。
170314三日目幕内 676
<上位で勝ち越しが課題の正代>
 
つまり正代は横綱・大関全員と対戦して、
まだ勝ち越しがないのである。ここが御嶽海
との差になって表われている。正代は五月
場所、横綱・大関との対戦がない地位まで
番付を下げることが予想される。再び横綱・
大関全員と対戦する地位に戻ってきたときは、
5度目の挑戦になる。そこで勝ち越せるか
どうかで今後の正代のゆくすえがみえてくる。
170320九日目幕内 477
<三月場所 御嶽海が正代をくだす>

中国勢を撃破して優勝した卓球平野選手は
すごすぎるとしか言いようがありません。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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