今年に入り、稀勢の里は初優勝、横綱初優勝、
連続優勝と達成してきた。これまでは、優勝
に手が届きそうで届かず、逃してきた、ある
いはここ一番に勝てない、といった昨年(平
成28年)までの相撲を一掃し、様変わりして
きた。今後目指すとしたら先代師匠の横綱
隆の里が成し遂げている全勝優勝である。
きた。今後目指すとしたら先代師匠の横綱
隆の里が成し遂げている全勝優勝である。
相撲の型の点に関してはどうか。北の湖が
横綱になったとき、玉錦のように出足を生か
した寄り相撲がいいか。双葉山のように安定
感のある相撲がいいか。若くして横綱になっ
ただけに、その未来はあらゆる可能性を秘め
ていた。結局北の湖は体をぶつけるような
立ち合いと出足をいかした相撲を取っていく
ことになった。
稀勢の里は左四つだが、上手を取るのが早い
わけではない。腕(かいな)を返して相手に
上手を与えない相撲が目立つわけでもない。
ひたすら相手に圧力をかける相撲である。
場合によっては、突き押しで圧倒してしまう
相撲である。かつて、四つから突き押し、
さらに四つ身で圧倒して白鵬の連勝を63で
ストップしたことがある。
稀勢の里の相撲にスキはないか。昨年(平成
28年)松鳳山が立ち合いの変化からの突き
落とし、栃ノ心が立ち合い変化からの攻めで
勝ったことがあった。しかし、両力士とも
曲者ではない。思いおこせば、横綱朝青龍が
稀勢の里にけたぐりで勝ったことがある。
奇襲はめったにないが、稀勢の里は油断しな
いことである。
いことである。
稀勢の里はここ1年で白鵬に3勝1敗と勝ち
越している。その反面、日馬富士に2勝3敗、
鶴竜に1勝3敗と負け越している。稀勢の里
は、鶴竜は最も取り易い横綱である。しかし、
日馬富士のスピード、集中力にたびたび負け
ている。日馬富士対策が不可欠である。その
ため、稀勢の里のさらなる変身が求められる。
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