大相撲

平成29年夏!横綱・大関に挑む10人のサムライ

2017年5月10日

五月場所、横綱・大関全員あるいは1人足り
ない準対戦するのは、番付でいうと関脇玉鷲
から前頭東3枚目の大栄翔までである。ただ
し、横綱稀勢の里の出場が未だはっきりしな
い。仮に出場しても最後まで取れる見通しは
ない。そのため西3枚目の碧山まで対戦する
可能性がある。また、琴奨菊は元大関という
プライドから、このテーマからはずした。
玉鷲から碧山までの10人のサムライが横綱・
大関に挑むことになる。10人のサムライは
この1年間(平成28年五月場所から平成29年
三月場所)の横綱・大関戦の成績は以下で
ある。
17夏上位力士の1年間の上位戦A
五月場所、横綱・大関全員と対戦する関脇
以下で期待、注目に値するのは、高安である。
横綱には5勝8敗と肉薄し、大関には12勝
2敗と圧倒している。6場所中4場所上位で
勝ち越している。今や大関を狙える最大の
実力者である。横綱・大関陣と互角、あるい
はそれ以上の力で激突することになる。大関
昇進のカギは上位戦にある。
160917七日目幕内 1026
<H28年九月場所 高安(左)対鶴竜>
 
高安に続く存在が、目下3場所連続上位で
勝ち越している玉鷲である。玉鷲は急速に
力をつけてきた。技術的には突き押しの威力
が増したことが大きい。横綱には必ず勝利
している。それも新入幕から9年目、33歳
からの大変身である。御嶽海は2場所連続
勝ち越しである。もっとも、それ以前は上位
で負け越していたのだから、最近力をつけて
きたといえる。横綱に勝てるようになって
きた。押しがつぼにはまると威力を発揮する。
161118六日目幕内 828
<H28年十一月 先場所優勝の豪栄道を倒す玉鷲>

170109二日目幕内 675
<H29年一月御嶽海、日馬富士から勝利>
 

隠岐の海は昨年九月場所、横綱・大関総なめ
寸前までいった。最後の豪栄道戦に負けて、
惜しくも達成はならなかった。その隠岐の海
は2場所ぶりに上位に戻ってきた。一歩間違
うと横綱・大関を脅かす存在になる。遠藤は
横綱・大関全員と対戦しての勝ち越し経験が
まだない。昨年の十一月場所は、白鵬、稀勢
の里をはじめ、横綱・大関戦で4勝3敗の
成績をあげながら1点の負け越しであった。
今度こその思いはあるだろう。
161118六日目幕内 1252
<H28年十一月 白鵬を寄る遠藤(右)>
 
千代の国、千代翔馬、大栄翔は横綱・大関戦
は初挑戦になる。千代の国は新入幕から33場
所目の苦労人である。協会期待の星と見られ
た時期があったが、ケガが多く、その間十両・
幕下に長期陥落したこともあった。大栄翔は
新入幕から11場所目である。12勝3敗の十両
優勝、11勝4敗で一気に東3枚目まで躍進
した。千代翔馬は幕下時代が長かったが、
十両4場所幕内4場所で前頭2枚目まで進出
した。3力士がどんな相撲を取るか、五月
場所を注視したい。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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