大相撲

高安の15日間を推測する

2017年5月11日

五月場所、高安の大関を狙う戦いがいよいよ
始める。高安は15日間どんな戦いをするか、
推測してみた。なお、成績は高安からみた
数字で(  )はここ1年間の成績である。

▼強敵
1.白鵬2勝16敗(×●×●○×)
高安にとって最大の強敵は横綱陣になる。
なかでも白鵬には、2勝しかしていない。
両力士は場所前稽古でやってきただけに手の
内は知り尽くしている。高安は離れて突き
押しで白鵬を後退させたい。

2.日馬富士4勝14敗(×●○●●●)
先場所好調だった高安に土をつけた一人が
日馬富士である。日馬富士が低く素早く組み
とめると高安は苦しい。高安は立ち合いから
日馬富士の体をおこして攻めればチャンスが
出てくる。
170323十二日目幕内 469
<H29年三月 日馬富士に敗れた高安>
 
3.鶴竜5勝12敗(×□○●○●)
不戦勝を別にすればここ1年は2勝2敗で
ある。鶴竜の勝機は有利に組み勝ったときで
ある。逆に高安はその体勢をつくらせない
ことである。突き押しで攻め立てれば、勝機
が出てくる。

▼難敵
4.嘉風8勝8敗(●●○●×●)
嘉風とは互角の対戦成績だが、ここ1年は
負けがこんでいる。好調だった先場所も負け
ている。高安は動き回らせないで、立ち合い
から四つに組みとめ、胸を合わせたいところ
である。
160922十二日目幕内 385
<H28年九月 高安対嘉風>
 
5.碧山6勝10敗(×●●●××)
高安にとって思わぬ伏兵が碧山である。碧山
は高安に対して馬力負けしない。高安は動き
勝ちして横からくずして攻めたい。

6.玉鷲6勝6敗(○××●●○)
先場所は玉鷲に勝ったが、辛勝であった。
めきめき実力をつけてきている玉鷲はあな
どれない。密着して押して攻めたいが、その
ためにも立ち合いがカギになる。

▼要注意
7.豪栄道14勝8敗(×○●●○○)
1不戦勝があるとはいえ、豪栄道と高安の
力関係は逆転している。豪栄道に有利に組ま
せず、突き押しで馬力勝ちしたいところだ。

8.照ノ富士8勝6敗(×○○○○○)
高安は先場所13勝2敗と好調だった照ノ富士
さえ圧倒してしまった。ここ1年は5連勝中
と寄せ付けていない。気をつけたいのは自信
すなわち油断につながることである。

9.琴奨菊8勝11敗(×○○○○○)
琴奨菊は立ち合いから一気にもっていく以外
勝機は薄い。高安はもっていかれないだけの
地力がついてきて、ここ1年は5連勝中で
ある。要注意ではあるが、高安が順当に勝つ
と思われる。
170314三日目幕内 593
<H29年三月 高安、琴奨菊に堂々たる勝利>
 
10.御嶽海4勝3敗(○×●○●○)
めきめき実力をつけてきた御嶽海は要注意
以上の相手である。先場所、御嶽海は高安に
上手を与えない絶好の体勢をつくった。高安
は馬力負けしないが、一歩間違うと敗北に
つながる。

11.遠藤5勝6敗(●×●○○×)
対戦成績は互角だが、遠藤と高安の力の差は
広がっている。それでも遠藤は目が覚める
ようないい相撲を取るときがある。その点が
要注意である。

▼楽勝
12.隠岐の海10勝3敗(×○○○××)
13.千代の国2勝(×××○××)
14.大栄翔1勝(○×××××)
15.千代翔馬 初対戦
170313二日目十両 578
 <千代翔馬>
 
相撲の妙で勝敗に絶対はない。勝てないと
思ったら思い切った手でくる可能性がある。
初対戦の千代翔馬は何かやるかもしれない。

高安の大関昇進は相撲内容と成績による。
星勘定すると相撲が萎縮することがありえる。
1日1番全力を尽くして天命を待てばいい。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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